剥き出しの白鳥(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『剥き出しの白鳥』とは、『少年ジャンプ+』にて2017年12月14日より2018年12月6日まで連載された、鳩胸つるんによる漫画作品である。露出狂の高校生、白鳥翔を主人公とした、ハイテンションギャグマンガである。細々と露出を続ける白鳥を捕まえようとする生徒会との対決から始まり、同じく露出狂である父の白鳥天馬との和解や、露出狂集団「バードファイヴ」との対決、そして最強の露出狂・伏見との決着までを描く。

『剥き出しの白鳥』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

白鳥「生きてるぅー」

放課後の学校で一人露出し走り回る白鳥の第一声が「生きてるぅー」である。
着衣という抑圧から解放され、素の自分をさらけ出していることを喜んでいる名言である。
白鳥たち露出狂にとって無理やり服を着させられることは死にも等しい。露出を通じて魂の解放を叫ぶ、人間賛歌にも等しい言葉である。

白鳥「この青春…受けて立つ…!」

屋上で露出中に多くの女子生徒に囲まれ、絶体絶命に陥った白鳥。だが、絶体絶命の中で強い高ぶりを覚え、これこそが青春ど真ん中であると感じた。そして、屋上に呼び出した呼乃に対して「この青春…受けて立つ…!」と決意を表明した。

天馬「露出だけはやめておけ ここで生涯を終えたくなけばな…」

露出を続ける白鳥の前に現れた天馬が、息子の露出をやめさせるため「露出だけはやめておけ ここで生涯を終えたくなけばな…」と説得した。白鳥の露出のレベルの低さを指摘し、このままでは破滅しかないと説教。自らも露出壁が原因で妻が家を出て行ってしまったこと暴露した。

白鳥「寒空でも君のために脱ぐことをいとわない 剥き出しの愛情だね…」

幼少期の燕谷がやたら呼乃に自分の服を脱いで着せようとしていたことを恥ずかしそうに話す呼乃に、白鳥は優しく「寒空でも君のために脱ぐことをいとわない 剥き出しの愛情だね…」と告げた。実際は燕谷はバードファイヴの一員である露出狂で、この後に白鳥と対峙することになる。

白鳥「裸でいたら風邪ひくぜ」

九楽の催眠術によって全裸にさせられたバスケットボール部員たちを「着」の力で救出し、ダンクシュートを決めたバスケットボールで股間を隠しながら部員たちに「裸でいたら風邪ひくぜ」と告げた。

白鳥「ナツローは…親友ですから」

防犯カメラ映像を見て気づいてしまったナツローに読非出された際、師匠に本当に良いのかと尋ねられた。その時白鳥は落ち着いた顔で「ナツローは…親友ですから」と、誠意をもって接する覚悟があったことを告げる。なお、ナツローが気づいたのは白鳥の誕生日が近いことであり、呼乃に頼んでケーキを焼いてもらって生徒会室で誕生日を祝った。露出狂の正体には気づいていない。

師匠「お前が世界を救うのだ、飛」

フェニックスと完全同鳥した伏見が大量の服で襲ってきたため、師匠が究極奥義「着裸無」によってフリスビーに変形。投げることをためらう白鳥に「お前が世界を救うのだ、飛」と呼びかけ、白鳥は師匠を投げた。

『剥き出しの白鳥』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

読み切り版「剥き出しの白鳥」

本編のプロトタイプ。『ジャンプSQ.CROWN』2015 AUTUMN掲載。
読者からは好評だったものの、SQ編集部内では担当編集者の玉田以外から支持を得られず、当時は連載に至らなかった。本編と比べると登場人物が「かなりシャープな印象」で、作者の鳩胸は「今見ると突き刺さりそうなアゴしてますね」と述べている。

SNSの拡散機能企画により読者が登場

SNSの拡散機能を使った読者企画。当選者は作品本編に登場することができた。
第1回の当選者は涼磨、第二回の当選者はねず子。その週は番外編としてそれぞれ読者が登場する短い話が掲載された。

osio4
osio4
@osio4

目次 - Contents