スローンとマクヘールの謎の物語(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『スローンとマクヘールの謎の物語(ストーリー)』は、レベルファイブより2009年に発売されたニンテンドーDS用の推理ゲーム。質問と解答を繰り返して推理を進める「水平思考パズル」を、ゲームで遊べるようにアレンジした。
物語の結末だけが書かれた物語を読み、文中の単語をタッチして質問文を作ると「はい」「いいえ」「関係ない」のいずれかが返ってくるため、それをヒントに真相を探っていく。革新的な設定と、完成度が高い謎が魅力だ。

文章を表示している画面上部に、鍵マークのついた枠がある。そこには、核心に迫る質問をすると開錠される「シークレットワード」が入っている。
シークレットワードが開錠されるような質問には、案内人のアンナ現れて「良い質問です!」や「素晴らしい質問です!」とコメント。その後、出題者が3択の返事のほか、重要な言葉を伝えてくるので、シークレットワードとして新たに選択できるようになる。
シークレットワードを使って作成した質問文は、すぐに真相へ繋がる内容になることが多い。物語によって、シークレットワードは1〜3個と数が変わってくる。

解答パート

集めた情報をもとに、出題者からの質問に答える

正解した時の画面

集めた情報をもとに解答パートに進むと、出題者から問題を出される。問題の数は、物語の難易度によって4〜6問などバラつきがあるが、いずれも問題に該当する言葉を選択していく。
正解すると、出題者が「正しいようです」と答えて物語の真相を教えてくれる。
間違えていた場合は「もう少しですね」「まだまだです…」などと返される。あまりに見当違いな内容を打ち込むと「真面目に考えていますか?」と苦言を呈されることもある。

サブゲーム

『スローンとマクヘールの謎の物語2』では、サブゲーム『謎の挑戦状』が追加された。謎を解き進めると、「おまけのモード」という項目に挑戦状が増えていく。
全部で10問あり、問題文を読んで推理する論理パズルや、数字パズル、なぞなぞといった内容になっている。

『スローンとマクヘールの謎の物語』の登場人物・キャラクター

劇場関係者

出題者

CV:高橋剛
謎の物語を上映し、真相を教えてくれる男性。穏やかな語り口で、流した物語に合わせた小話も展開する。ゲームファンからは「劇場の支配人では?」と指摘されているが、本編では名乗らず、CVの表記も「出題者」となっている。
燕尾服を身に纏った紳士の見た目をしている。解答者が正解すると、出題者にスポットが当たり、足元にウサギがいるという天国のような空間で「正しいようです」と真相を教えてくれる。
どの質問にも真摯に答えてくれるが、「関係ありません」と返事するときは「真面目に答えていらっしゃいますか?」など口調が厳しくなることがある。

アンナ

案内人の女性。謎解き中に、ヒントなどをつぶやいて解答者の手助けをする。出題者と異なりCVはいない。
明るく人懐こい性格で、謎解きに重要なワードが出てくると「良い質問です!」「素晴らしい質問です!」と反応する。デザインはドット絵の女性だが、顔などはわからない真っ黒なシルエットになっている。
チュートリアル的立ち位置になる序幕『晴れているのに』は、アンナとともに推理することができる。

謎の物語のキャラクター

ダイイングメッセージを調べた刑事が活躍する『最後のメッセージ』

全80幕を通して、各話で登場人物は異なる。しかし、共通して「男」「女」「少女」のような性別のほか、「大統領」「見張り」といった役職で紹介されることが多い。
まれに、「ジョン」や「スミス」といった固有名詞が出ることがあるが、英語圏での一般的な名前で、謎の物語でも同じ名前の人が何人も出てくる。基本的に全員別人だ。
非業の死を遂げた人から、ただの大酒飲み、機知に富んだ人まで幅広い人物が見られる。

『スローンとマクヘールの謎の物語』の用語

劇場

謎の物語が上映される劇場

本ゲームの舞台になる、謎の物語を届ける劇場。来館者は、その物語の真相を解き明かして楽しんでいる。
支配人と見られる出題者と、案内人・アンナの2人で切り盛りする。

謎の物語は映画のように上映されている設定なため、「第1幕」「第2幕」のように表記されている。

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