防御力ゼロの嫁(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『防御力ゼロの嫁』とは矢野トシノリが2017年、PIXIVとニコニコ静画に掲載した4コマ漫画から始まったWEB漫画である。主人公である柳瀬川朱里は、1歳年下の高坂攻輝と同棲期間を経て夫婦となった。毎日全力かつ元気な朱里は大好きアピールを攻輝に送るものの、攻輝もまた朱里が大好きなのでそれを上回る言葉や行動で厚意のカウンターを繰り出す。想定外の愛のこもった言動により、いつも朱里は悩殺されている。新婚である高坂夫妻のラブラブな様子を描いた日常系作品だ。

朱里とは正反対の性格を持つ双子の姉。女子高生の時は共学でその性格の為かなり遊んでいた。夫は仕事で長期的に家を空ける事もあり、子育てと仕事で忙しい毎日を送っている。子育ての大変さを伝えるとともに大雑把な自分でも母親を全うしている現状から子育てに不安な朱里の気持ちを後押しした。

下赤塚歩(しもあかつかあゆむ)

朱美の子供で高坂夫妻から見て甥っ子にあたる2歳の男の子。わんぱくで何に対しても物怖じせず興味を持つ。カンパンマンが大好きで目に入るとすぐに飛んでくる。不思議な事に、朱里が妊娠中に大きくなったお腹を見て双子であることを見抜いた。

柳瀬川治(やなせがわおさむ)

厳格で昭和な雰囲気を持つ朱里の父。帰省する度に孫をせがむ。しかし朱里への思いやりと両親への完璧な配慮を力説する攻輝の堂々とした姿に毎回納得させられてしまう。朱里の防御力ゼロの要素はまさに父親から来ているものだと思われる。

柳瀬川さや(やなせがわさや)

朱里の母で料理上手。片目を前髪で隠していて妖艶な雰囲気が漂っている。朱里の性格を知っているので少し不安ながらも立派で堂々としている攻輝を見て、穏やかな心で2人の結婚生活を見守っている。

その他

朝霞大(あさかひろし)

同じ大学に通う響子の彼氏。180センチを超える立派な体格の持ち主だがかなり気が小さい。周囲に気配りが出来るしっかり者で暴走する響子を止める役割も担っている。突っ走る響子に常に振り回されている。

池袋成美(いけぶくろなるみ)

攻輝の年上の幼馴染で愛称は「なるっち」。学生時代の攻輝を良く知る先輩。ファッションデザイナーになるために高校卒業後すぐに海外へ行った為スキンシップが激しくすぐにハグをしようとしてくる。

『防御力ゼロの嫁』の用語

厚意のカウンター

この漫画に無くてはならない要素で主に朱里と攻輝の間で行われる。
朱里が攻輝に対して気の利く言葉や気遣う行動をとった際に、朱里の予想を超えるリアクションや全く想定していない行動でお返しする攻輝の得意技。これを受けるとほとんどの場合は顔を赤くしてまともに喋れなくなってしまう。両親である進と攻子はもちろん、成増夫妻が喧嘩したエピソードでも花束を持って現れた一郎がカウンターに成功してその後仲直りしている。

嫁フォルダ

攻輝が朱里と付き合い始めた時から集めている画像データが保存されたファイル。普段は絶対にやらない髪形や普段と印象が異なる服装の時の写真が記録されている。朱里は元々コスプレの趣味があるのでそれと合わせるとかなりの枚数が記録されている。中にはかなりセクシーで大胆な姿をした朱里の写真もあるようだ。

嫁ブースト

朱里が復職した際、他の男性職員から守るために攻輝が大量の仕事を午前中で片付けた謎の力。過去に会社で働いていた際は声を掛けにくい印象の朱里だったが、結婚後は丸くなった印象に加えて抜群のスタイルも兼ね備えていたので攻輝は常に他の男性社員を気にしていた。予想通りランチタイムで声を掛ける社員がいたので間に割って入り朱里を守ることに成功。攻輝の机の上に置かれた大量の書類を見た真咲は、朱里がいるからこそ発揮されるその仕事っぷりに驚くのであった。

Koala_Ishitsuka3
Koala_Ishitsuka3
@Koala_Ishitsuka3

目次 - Contents