ブルーロックの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『ブルーロック』とは、原作は金城宗幸、作画はノ村優介が担当しているサッカー漫画。日本がW杯での優勝を目指し、「最強のストライカー」を育成すべく、全国から集められた高校生ストライカー達が互いに競い合い、サッカー人生を賭けた内容となっている。本作は『週刊少年マガジン』にて2018年の8月から連載が始まった。ここでは『ブルーロック』の数々の名シーンや名ゼリフを紹介していく。

第1次選考、第5号棟の第1試合、潔世一率いるチームZは、馬狼照英(ばろうしょうえい)率いるチームXと対戦した。試合ではどちらのチームも、自分が得点王として生き残るために、ボールを自分のモノにする事にとても執着した状況になり、ボールに群がり続ける試合展開となった。

その中で、馬狼照英はこぼれ球を瞬時に奪い去り、初ゴールを決めた。

ゴールを決めた後、「俺にとってはボールは友達でもなんでもなく…俺を輝かせるためのただの球体下僕だ」と発言。このセリフからは、自分の力にかなり強い自信を持っていることを感じる。この圧倒的な力を持つプレイヤーを前に、潔世一率いるチームZはどう立ち向かっていくのか注目だ。

「潔・凪が主役なら俺はその光を喰らう悪役にでもなってやる!!!」

潔世一と凪誠士郎とともに挑んだ2次選考の3rdステージ。その2人が化学反応を起こしたことにより、自分がこの試合の主役では無いと感じた馬狼照英は初めての敗北に対する絶望に陥った。

自分の力不足を痛感した馬狼照英は心が折れた後でも、「潔・凪が主役なら俺はその光を喰らう悪役にでもなってやる!!!」と発言し、「主役」からそれを喰う「悪役」という新たなスタイルを見出し、この試合のウイニングゴールを決めた。

馬狼照英という絶対的なプレーに対する自信が崩れてもなお、新たな答えを見つけ出して戦った姿に読者は魅了されたことだろう。

「失敗したら世界中が俺を笑い 人生が狂っちまうほどの絶望の代償の先にこそ魂を奮わす栄光がある!!!」

敗北によって一皮むけた馬狼
照英。

2次選考により、潔世一の覚醒で主役の座を奪われ、敗北した馬狼照英。しかし、その絶望を経験したからこそ、「失敗したら世界中が俺を笑い 人生が狂っちまうほどの絶望の代償の先にこそ魂を奮わす栄光がある!!!」という言葉を言えることができた。自分の弱さを認めることが次の成長の1歩だと、このセリフから伝わる。

新英雄大戦(ネオ・エゴイストリーグ)編にて、イタリア・ユーヴァースのチームに所属した馬狼照英は潔世一にも劣らない圧倒的な力を身につけ、さまざまな戦術パターンを繰り広げていくのだ。

國神錬介(くにがみれんすけ)の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「俺はもうヒーローじゃねぇそんな青くせぇ戯言なんて地獄に捨ててきた覚悟しろ潔世一…世界一になるのは國神(俺)だ」

國神錬介(くにがみれんすけ)は鍛え抜かれたフィジカルと、遠距離からのミドルシュートが武器のストライカー。潔世一と同じ5号棟のチームZに所属していた。「サッカーでスーパーヒーローになる」という夢を追い続ける正義感の強い選手で、常に優れたパフォーマンスを発揮し、チームの中心として存在感を持つストライカーだ。
Uー20日本代表対ブルーロックチーム選抜チームの試合後、「世界最高峰欧州5大リーグ(イングランド、スペイン、ドイツ、イタリア、フランス)」が集結する新英雄大戦「ネオ・エゴイストリーグ」が開催した。

そこで、潔世一は憧れの選手、「ノエル・ノア」が率いるドイツのチーム「バスタード・ミュンヘン」に所属し、世界最高峰の選手と称されるエースストライカー、ノエル・ノアのチームに入ることを決意した。

その頃、2次選考の3rdステージで脱落した國神錬介がワイルドカード「敗者復活」にて再びブルーロックの舞台に戻ってきたのだ。再びチームメイトになった潔世一と國神錬介だが、潔世一が声をかけると「俺はもうヒーローじゃねぇ。そんな青臭い戯言は地獄に捨ててきた。覚悟しろ潔…」と敵対した表現で返した。

かつてはサッカーでスーパーヒーローになりたいと語っていた面影はなく、敗者復活ルートで絵心甚八は「強制的に異なる哲学を叩き込ませた」と話しており、相当な訓練をしてきたことが伺える。

もうひとつの入口”敗者復活”

ブルーロックで脱落した人は二度と日本代表に召集されないという条件が存在しており、事実上選手生命をかけた戦いを全員が挑んでいる。その中で潔と第1選考でチームメイトだった國神は第2選考で脱落してしまう。しかし脱落した國神の前には2つのゲートが存在した。脱落の出口とともうひとつの選択肢として敗者復活の入り口があり、どちらか選べるようだった。実際國神はこの敗者復活を選んだのか、選んだ人に何があるかなどは描かれておらず、行く末はいまだ謎のままとなっている。

糸師凛(いとしりん)の名言・名セリフ/名シーン・名場面

糸師凛の覚醒

糸師凛(いとしりん)はブルーロックのランキングでトップに君臨する超人的な才能を持つストライカー。サッカーとしてのスキルが極めて高く、キックに関しては対戦相手も魅了するほどきれいなシュートを放つ。兄である糸師冴(いとしさえ)に強い恨みを持っており、そんな彼をサッカーで倒すことが糸師凛の目標とされている。

U-20日本代表対ブルーロック選抜チームの試合、これまで単独プレーをしてきた糸師凛は自分のプレーについてくるメンバーに不快感を覚え、「FLOW(物事に集中し、ゾーンに入ること)」に突入した。

兄・糸師冴の得意なスタイルとは異なり、糸師凛は相手の強みを意図的に引き出した上で自分の最大限のプレーでそれを凌駕し、相手の自信を無くすサッカースタイルだった。しかし、そのスタイルを壊し、コート上のエゴイストとして覚醒した。

糸師冴(いとしさえ)の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「この国には俺のパスを受けられるFWがいない。俺は生まれる国を間違えただけです」

糸師凛の兄である糸師冴は世界有数の名門クラブチーム「レ・アール(スペイン)」の下部組織に所属していた。

糸師冴は新世代世界11傑(ワールドベストイレブン)に選ばれているMFだが、日本に帰国した際に取材を受け、「この国には俺のパスを受けられるFWがいない。俺は生まれる国を間違えただけです」と、このような発言をした。

初登場から日本のサッカーを見下す態度を取っていた糸師冴だが、コートではどんなプレーを見せてくれるのか、注目が集まったシーンでもあった。

「ぬりぃんだよ、慰めてもらえるとでも思ったか?低能が」

糸師冴、凛の兄弟エピソードでの冴のセリフ。小さい頃は大の仲良しだった2人は一緒に世界一のストライカーを目指して切磋琢磨していた。しかし冴が世界一のクラブとも言われている「レ・アール」の下部組織からスカウトを受け、スペインにわたってから関係性が崩れていく。あるとき日本に帰ってきた冴は凛に「俺は世界一のミッドフィルダーになる」と告げる。兄弟そろってストライカーを目指してきたと思っていた凛にとっては衝撃の一言であった。凛がなぜそう決めたのかと問うと、冴は「1対1で勝てたらもう一度その夢を見てやる。でも俺が勝ったらおれたちの夢はここで終わりだ」と告げる。スペインでの経験をしている冴に敵うはずもなく凛は敗北し、冴は「ぬりぃんだよ、慰めてもらえるとでも思ったか?低能が」と凛に言い放つ。続けて「消えろ、凛。俺の人生にもうお前はいらない」と言い、そこから2人は別々の道を進んでいくこととなる。

ken4nr1
ken4nr1
@ken4nr1

Related Articles関連記事

ブルーロック(Blue Lock)のネタバレ解説・考察まとめ

ブルーロック(Blue Lock)のネタバレ解説・考察まとめ

『ブルーロック』とは2018年より、金城宗幸(原作)とノ村優介(作画)が『週刊少年マガジン』で連載している漫画。「最強のエゴイスト」という名にふさわしいストライカーを1名誕生させるため始まった「ブルーロック(青い監獄)」プロジェクト。そこに集められた300人の高校生が生き残りをかけてサッカーでバトルを繰り広げていく。脱落=選手生命の終わりを意味しており、今までなかったデスゲームの要素が加わった新しいスポーツ漫画となっており、ハラハラした展開から目が離せない。

Read Article

蜂楽廻(ブルーロック)の徹底解説・考察まとめ

蜂楽廻(ブルーロック)の徹底解説・考察まとめ

蜂楽廻(ばちら めぐる)とは、『ブルーロック』に登場するキャラクター。ブルーロック計画では主人公の潔世一(いさぎ よいち)と同じくZチームの一員となって以降、潔の親友として時に敵チームとなりお互いを高めあった。幼少期に生み出した、自身にとって理想的なプレイをするイマジナリーフレンドである“かいぶつ”を追いかけ続けており、ブルーロック加入以前は周囲との人間関係は良くなかった。潔やブルーロックのライバルたちとぶつかっていく中で、自身のルーツに向き合いつつプレースタイルを進化させていくこととなる。

Read Article

僕たちがやりました(僕やり)のネタバレ解説・考察まとめ

僕たちがやりました(僕やり)のネタバレ解説・考察まとめ

『僕たちがやりました(僕やり)』とは、原作が金城宗幸、漫画が荒木光による日本の漫画。通称「僕やり」。講談社の『週刊ヤングマガジン』で、2015年19号から2017年8号まで連載された。主人公は凡下高校に通う2年生、増淵トビオ。同級生らと楽しい日々を送る中、いたずらのつもりで計画した「爆破」が死者10人を出す大惨事を招く。罪悪感を抱えながら、窮地に追いつめられた若者たちの成長と共に人間の本性や心理を描く。『僕たちがやりました』は、2017年7月からフジテレビ系列の関西テレビでドラマ化された。

Read Article

神様の言うとおり(神様の言うとおり弐)のネタバレ解説・考察まとめ

神様の言うとおり(神様の言うとおり弐)のネタバレ解説・考察まとめ

『神様の言うとおり(神様の言うとおり弐)』は金城宗幸原作・藤村緋二作画による漫画作品。不条理な死のゲームに巻き込まれた高畑瞬が黒幕を倒すために戦い続けるサバイバル・シチュエーション・ホラーである。『神様の言うとおり』は『別冊少年マガジン』2011年3月号から2012年11月号まで、『神様の言うとおり弐』は『週刊少年マガジン』2013年7号から2017年4・5合併号まで連載された。第弐部終了後には前日譚にあたる『神様の言うとおり零』全4話が『マガポケ』で連載された。

Read Article

目次 - Contents