まんまるポタジェ（漫画）のネタバレ解説・考察まとめ

木乃原ハナ（きのはらはな）

塔子とヒロの一人娘。引っ越した時は5歳。眉毛の位置で前髪を揃えたボブヘアスタイル。パパであるヒロがメインの子育てだったため、ママである塔子にどう接して良いかわからず、無愛想になってしまう。だが、本当はママのことも大好きである。幼稚園の年中でのときに引っ越し、「こばと幼稚園」に通う。場所見知りや人見知りもあるが、田舎でたくさんの人達と触れ合ううちに次第に慣れていった。田舎での暮らしの中で、塔子との関係は次第に深まっている。しかし、ハナは少々怒りん坊で、引っ込みがつかなくなり、塔子とどうやって仲直りしたら良いかわからなくなることもあった。そんなときも田舎の人達が間に入り、仲直りの手助けをしてくれるのであった。年長になって、周りの友達がひらがなを書けるようになった頃、まだハナはひらがなが書けなかったので手紙の返事が書けない。それに気づいた塔子と一緒にひらがなを書く練習をして、書けるようになった。お祭りの金魚すくいでもって帰った金魚を大切に飼っていたが、病気になり死んでしまった。ハナはとても落ち込み、しばらく元気を出せずにいたが、幼稚園で同じクラスの竹田太一（たけだたいち）と話し気持ちを立て直す。

木乃原家の近所の人達

竹田（たけだ）のおばあさん

竹田ファームのおばあさん。前髪を上げて後ろは一つにしてまとめ、帽子をかぶっていることが多い。農業は引退して、個人的に野菜を作っている。木乃原家に自分で育てた野菜を持ってきてくれる。ハナと仲が良い。木乃原家のポタジェの様子も見て、アドバイスをしてくれる優しい人。義理の孫の竹田絵里（たけだえり）が息抜きできるように気を配ってくれる。久本（ひさもと）のおじいさんとは畑の作物の育て方についていつも口論になる。塔子のオープンガーデンでは自分の畑の野菜の露店を出し、すぐに売り切れていた。

竹田絵里（たけだえり）

竹田家長男の嫁。竹田太一（たけだたいち）の母。他にも2人の息子がいる。前髪を上げていて、ウェーブのボブヘアスタイル。家事全般と育児を担っている上に、配達など、仕事も手伝っている。塔子と気が合い、仲が良い。姑からの嫁いびりがひどいが明るく耐えている。時々爆発しそうになるので、そんなときは旦那に姑たちを外食に連れて行ってもらう。その日は暴飲暴食をすることでストレス解消をする。塔子のことを最初は都会から来たちょっと変わった人と思っていたが、だんだんと塔子の面白さに気づく。塔子にとっての初めてのママ友。食事の準備だけでなく、食事中もいろいろ言いつけられるので、良くご飯を食べそこねる。古い煮物を食べてしまい、お腹を壊してしまったことがある。普段やんちゃな息子たちに手を焼いているが、絵里の体調不良を息子たちが心配してくれたことで、やっぱり可愛いと思い直した。

竹田太一（たけだたいち）

こばと幼稚園に通うハナと同じクラスの男の子。竹田絵里の息子で、兄が二人いる。前髪が眉毛より上で短く、髪全体も短髪。明るくやんちゃでいたずらが好き。さらに少し乱暴なところもあるが、根は優しい。ハナとはよくケンカするのに、結局いつも一緒に遊んでいる。虫取りが好きで、家は飼育ケースでいっぱいになっている。足が速くて幼稚園の運動会のリレーではアンカーに選ばれていたが、運動会前に骨折して出られなかった。運動会当日は強がって大人しくしていたが、みんなと同じことができない上に、ハナに「あかちゃんみたーい」と言われてしまい、こらえきれず大泣きしてしまう。ハナに謝られ、おにぎりを分けてもらうと、泣き止んでもりもりご飯を食べることができた。

竹田絵里の夫 （たけだえりのおっと）

竹田絵里の夫で、竹田太一の父親。前髪は眉毛より短く、全体的に短髪。嫁の竹田絵里と姑である自分の母が、「けんかしないでうまくやってくれないかな」と日々心配している。絵里のストレスがピークに達した時は、姑たちを外食に連れ出してくれる。あまりにもひどい時は母親にも話をしてくれる。DIYが好きで、ちょっとでも時間があると雨水タンクや金魚の池、コンポストなどどんどん作りたがる。DIYが好きなヒロと意気投合し、木乃原家の庭の小屋づくりを手伝うことになる。ヒロが落ち込んで愚痴を吐いた時は、なんと言って良いかわからず、家に帰ってしまった。しかし、数日後にその相談の答えを話しに来てくれた。

竹田 加代子 （たけだ かよこ）

竹田絵里の姑。竹田太一の祖母。「竹田ファーム」のトマト農家を手伝っている。前髪はセンターで分けて長く伸ばしている。セミロングヘアスタイル。口を開けば文句ばかり言っている。絵里に食事の準備だけでなく、食事中もいろいろ言いつける。自分が嫁に来たばかりの頃は誰も味方してくれなかったから、絵里よりも大変だったのだと言う。自分の娘と孫が家に来た時は、娘と孫を最優先にし、絵里をこき使う。また絵里が作り置きしておいたおかずまで持ち帰らせてしまった。それでも、たまに親切にすることはあり、上手く伝わらなかったが、絵里が新しいお湯に浸かれるよう、風呂の湯を抜いていおいてあげた。そして絵里が体調を崩した時は、文句を言いつつも全部家事をやってくれた。

戸田文（とだふみ）

田舎に住む専業主婦。ベリーショートヘアスタイル。家庭菜園やお花を育てるのが上手でいつも庭の手入れをしている。人付き合いがあまり得意ではないので、友達が少ないが、塔子は数少ない友達。木乃原家のポタジェの手入れを一緒に手伝ってくれている。甥っ子に自分の庭をめちゃくちゃにされてしまってから、子供が庭に入るのを極端に嫌がっていた。子供にも苦手意識があったが、ハナと打ち解けてからは、本当は自分が子供好きだとわかる。結婚前は花屋で働いていたが、店に立つと愛想がないと配達に回されていた。配達先で今の旦那と出会い、旦那の優しさに惹かれて結婚する。夫の優しさはいつも少しズレているのが悩みの種。園芸部門の人気ブロガー。

戸田貴志（とだたかし）