鬼の花嫁(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『鬼の花嫁』とは、クレハのライト文芸およびそれを原作とした富樫じゅんによるコミカライズ作品である。略称は「鬼花」。
あやかしと人間が共存する世界での物語である。平凡な高校生の柚子(ゆず)は両親から不当な扱いを受けて育つ。しかし、あやかしの中で最上位である鬼龍院一族の次期当主・鬼龍院玲夜(きりゅういん れいや)と偶然出会ったことで全てが変わっていく。愛されることを知らなかった柚子が愛されることを知り、自分を認めていくシンデレラストーリーである。

玲夜の父親。鬼龍院家当主で、あやかしで最も発言力があり、霊力も最も高い。当主としての実力は玲夜を圧倒的に上回る。玲夜同様に黒髪赤目の美形である。しかし、柔和で優しげな面立ちで年齢不相応に若い外見をしている。全てのあやかしを取りまとめる最高位にあるが、かなり明るく軽い性格をしている。しかし本性は玲夜以上に冷酷で腹黒く、鬼龍院に仇名す者は一切の容赦をしない。妻の沙良とは一族の決めた政略結婚だが、仲睦まじくノリも非常に似ている。玲夜からは苦手に思われており、両親の子ではないのではと未だに思われている。花嫁になった柚子の後ろ盾になり「僕の娘になる子」と可愛がっている。

鬼龍院 沙良(きりゅういん さら)

玲夜の母親。鬼龍院家当主夫人で、政略結婚だが夫との夫婦仲は良好である。幼げな容姿と雰囲気を持った女性で、夫同様にかなり明るく軽い性格をしている。息子の玲夜だけでなく、義理の娘となる柚子にも優しく愛情を注ぐ。彼女も生まれた時から始まる婚約者争いを制した政略結婚の妻で、霊力の高さも実力も桜子並み。

鬼山桜河(きやま おうが)

鬼龍院家の筆頭分家の長男。玲夜が経営する会社で副社長を務めている。高道や桜子と共に玲夜に仕えている。

道空(どうくう)

玲夜の屋敷に仕える使用人頭。個性豊かな使用人をまとめ玲夜を見守っている。

雪乃(ゆきの)

玲夜の屋敷に仕える柚子の専属使用人。柚子が屋敷に住むことになった際に、専属を決める戦いを勝ち抜いた。柚子の様子を玲夜に報告している。

妖狐の一族

狐月瑶太(こげつ ようた)

声 2021年11月に行われた朗読劇にて、18日鈴木裕斗,19日小林千晃がそれぞれ担当した。
花梨を花嫁に選んだ妖狐のあやかしで、上位分家・狐月家の子息。ハニーブロンドの髪に金色の瞳で、人間離れした美しい容姿を持つ美青年。花梨を溺愛しているが、花梨を甘やかすばかりで花梨に強く言えずにいる。作中では、理性を失った愚かなあやかしと表現されている。あやかしの会合の最終日に、花梨と婚約破棄になる。

狐雪撫子(こせつ なでしこ)

妖狐一族の本家・狐雪家当主で九尾の狐。あやかしで二番目に発言力がある。白銀の髪が輝く人形の様に整った美女。古風な言葉遣いをしていて一人称は「妾」。見た目からは想像できないが、千夜よりも年上である。そして千夜からは「撫子ちゃん」と呼ばれている。

その他

斉藤大和(さいとう やまと )

柚子の元カレ。花梨に一目惚れした、という一方的な理由で別れを告げた。その後、もう一度柚子に告白するがあっけなく振られている。

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