変な家(雨穴)のネタバレ解説・考察まとめ

『変な家』とは雨穴による小説を原作とした、監督・石川淳一による実写映画作品。
普通のホラーとは一風変わった独自の世界観で、公開初日から話題を呼び、ホラー・サスペンスジャンルでは異例の大ヒットとなった。
主役雨宮を間宮祥太朗、雨宮と共に不可解な家の間取りの謎を解明していく設計士栗原を佐藤二郎が演じる。
物語は雨宮がマネージャーから引っ越し予定の家の間取りが変だと相談を受けた事から始まり、変な家の謎に迫っていく姿が描かれている。

目次 - Contents

本格的な住宅のセット

雨宮達が訪れた片淵家の本家。薄暗さが不気味な雰囲気を醸し出している。

映画内では、様々な間取りの物件が登場するが、その部屋などのセットがすごく作り込まれていて間宮達キャストは驚いたそうだ。作品の最後の舞台となる家も、スタジオ内に建てられていても深い歴史を感じさせるような趣があったという。

撮影現場での意見の出し合い

今作で監督を務めた石川淳一は、台本に書いていたセリフを、いざ本番で役者が演じるとセリフがしっくりこない事があると言う。今回の現場でもそのような場面があったそうだが、主演を演じた間宮祥太朗から「語尾をこのように変えたらいんじゃないか」や「このキャラクターなら、このワードを使えばよいのではないか」などの提案があり、一緒に作っていったそうだ。
間宮が台本から汲み取ってストーリーラインを変えずに、より人間らしい愛すべき主人公を演じてくれたと言う。

パロディ

映画公開前の2024年3月5日に、YouTubeで『察しの悪い雨穴』という変な家のパロディ動画が公開された。

題名通り「もしも変な家での雨穴の洞察力や推理力が余りにも鈍かったら」というコンセプトの元に作られた動画であり、動画内では「人間ぶっ殺しゾーン」「死体隠しルーム」「テロリスト塾」などといった、傍目に見ても明らかに危険だとわかる単語が並ぶ部屋がある間取り図を見るも、そういった部分には何故か一切目を向けず、図面に記された危険性とは全く関係がない部分にだけ注目するというもの。
また、この動画における栗原も「トイレや風呂がやけに大きいからこの部屋にはかつてクソでかい力士が住んでいた」というなど、推理力は鈍い。

ギャグに全振りした内容ながらも、元ネタを踏襲した展開が話題となり、二次創作が多数生み出された。

その内「テロリスト塾」に至っては、映画視聴者からは「本当にあった」と騒がれた。

本動画を投稿したYouTube・終わった人は、雨穴の心情を不快にさせる恐れがあると判断したためか「察しの悪い雨穴関連の続編の作成は控える」と述べている。

『変な家』の主題歌・挿入歌

主題歌:アイナ・ジ・エンド「Frail」

元BiSHのメンバーであるアイナ・ジ・エンドの配信限定シングル。アイナ・ジ・エンド自らが作詞をし、作曲は友人でもあるShin Sakiuraが担当した。MVは映像監督のミラーレイチェル智恵が務め、不穏な雰囲気ながら心地よい作品となっている。

masaki1225a9
masaki1225a9
@masaki1225a9

目次 - Contents