ばっかつ!〜麦酒喝采〜(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ばっかつ!〜麦酒喝采〜』とは葉賀ユイによるクラフトビールを題材にした漫画。お酒は大好きだけれど、ビールは「1杯目しか美味しくない」と思っていた女子大生の花小路ほっぷは、大学で「ビール愛好会」サークルを運営する二条こむぎと出会う。こむぎが家族経営しているビアパブを手伝い始めたほっぷは、クラフトビールの魅力にどんどんのめり込んでいくのだった。
自身を「ビール星人」だという作者が描く、クラフトビール初心者も楽しみながら学べる、ビールの知識がふんだんに盛り込まれたビール漫画である。

仲沢が掛け持ちで働く店のひとつ「エルキュール」のマスター。名前は不明。酸味のあるビールである「サワーエール」をほっぷとユリアに紹介してくれる。

木嶋 花陽(きじま かよう)

和酒ダイニング「曙(あけぼの)」の店長をしている女性。27歳で独身である。バイト上がりで店長になった。

シトラ・ミッケルボルグ

ユリアが渋谷のビアバーで出会った22歳の女性。ホップをたっぷりと使った苦いIPAが大好きである。そんな彼女にしこたまIPAを飲まされたことが原因で、ユリアはIPAが苦手になってしまった。酔うとキスをする癖がある。
看板を見て、たまたま入店した「麦」でユリアと再会し、そのまま「麦」のスタッフとなる。

糸井(いとい)

池袋にあるビアパブ「オーディン」の店主。シトラが探していたIPAの銘柄を、見事に探り当てる。

大山教授(おおやまきょうじゅ)

ほっぷたちが通う大学で広告デザイン論を担当する教授。サークル紹介パンフレットに掲載された「麦」の広告を見て来店する。30年ほど前にロンドンで出会った女性と結婚していたが、彼女は病に倒れ、大山は願掛けにビールを絶って看病するも他界してしまう。数年後に飲んだエールは期待外れの味で「まだ妻に許されていない」と感じた大山は「麦」に来店するまでの25年、再びビールを絶っていた。

坂東(ばんどう)

こむぎの知人。イギリス留学中にパブで飲むエールに感銘を受け、帰国後にビアパブを開店させた。

大滝 京一郎(おおたき きょういちろう)

ベルギーやドイツのビールを中心に輸入している酒屋・大滝酒店の社長子息。仲沢が掛け持ちで働く「エルキュール」の取引先でもある。クラフトビールの店に輸入ビールを広めようと「麦」に営業をかけてきた。

『ばっかつ!〜麦酒喝采〜』の用語

IPA(アイピーエー)

インディアペールエールの略称。インドがイギリスの植民地だった頃、インドに滞在中のイギリス人にペールエールを送るために造られたビールである。当時は冷蔵などの管理技術がなかったため、輸送中に傷まないよう防腐剤代わりにホップを大量に使用した。そのため香りと苦味が非常に強い。
物語内では最先端クラフトビールのひとつとして、よく登場するビアスタイルである。

ビアダイニング「麦(むぎ)」

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