hide(松本秀人)の徹底解説まとめ
hide(松本秀人)とは、1990年代に活躍した日本を代表するロックギタリストである。1989年にメジャーデビューした「X JAPAN」(旧名「X」) のギタリストとして在籍した。1993年よりソロ活動も開始。1997年以降には「hide with Spread Beaver」及び「zilch」での活動も行い、独創的なギタープレイや個性的なファッションで多くのファンを魅了した。1998年5月2日に急逝。
1998年1月28日発売
(2007年5月2日再発)
1. ROCKET DIVE
2. ROCKET DIVE (voiceless version)
3. DOUBT (MIXED LEMONed JELLY MIX)
「hide with Spread Beaver」名義では1枚目のシングル。「X JAPAN」解散後初のソロシングルであり、解散のショックで落ち込むファン達へ「クヨクヨせずに前を向いてロケットのように飛び出していこうぜ」というhideからのメッセージが込められている。そのため全体的に明るい曲調でポップな曲に仕上がっている。この『ROCKET DIVE』から次回作『ピンク スパイダー』『ever free』に渡るまでの一連の楽曲を3部作の繋がった作品として制作している。
『ピンク スパイダー』
1998年5月13日発売
(2006年11月22日再発)
1. ピンク スパイダー
2. ピンク スパイダー (voiceless version)
3. 隠しトラック(曲名記載なし)
hideとしては自身初かつ唯一のミリオンセラーシングル。タイトルは「妄想」「蜘蛛の糸」「ウェブ」という発想から付けた。『ROCKET DIVE』からの3部作の2作目であり、この曲は「飛び出した世の中はそんなに甘くはない」という「失敗と挫折」を歌った曲である。当時ワイドショーでは歌詞の内容が死に関連付けられて報道されていたが、hideの生前のインタビューでは「前向きなメッセージを込めている」と話し、歌詞カードにも念押しとして「to be continue」と表記していた。3曲目の隠しトラックは、5分27秒の無音の後に「ever free」のサビが流れる。この無音の長さはシングル『ever free』の発売日である5月27日にちなんでいる。
『ever free』
1998年5月27日発売
(2007年5月2日再発)
1. ever free
2. ever free (voiceless version)
3. 隠しトラック(曲名記載なし)
hideの急逝直後に発売されたシングル。hideが生前に完成させていたシングルとしては、結果的に最後の作品となった。『ROCKET DIVE』『ピンク スパイダー』からの3部作最後のこの曲は「挫折を味わっても人生は何度だってやり直せる、可能性を信じて生きて行こう」というメッセージが込められた楽曲であると生前語っていた。オリコンシングルチャートでも前作から2作連続の1位を記録した。
『HURRY GO ROUND』
1998年10月21日発売
(2007年5月2日再発)
1. HURRY GO ROUND
2. HURRY GO ROUND (voiceless version)
デモ音源を元に関係者が完成させシングル化された楽曲。PVには収録中の短い映像も収められている。元々は98年9月頃に出す予定で、カップリングには「Spread Beaver」による「TELL ME」の一発録りを入れる予定だったと言われている。hideは仮のギターしか録音していなかったため、本番のレコーディングではPATA(「X JAPAN」)とKIYOSHI(「hide with Spread Beaver」)がギターを弾いた。
『TELL ME (「hide with Spread Beaver」)』
2000年1月19日発売
(2007年12月12日再発)
1. TELL ME
2. ピンク スパイダー [Live at YOKOHAMA on Nov,18,1998]
3. TELL ME [voiceless version]
hideの死後に「hide with Spread Beaver」名義でリテイクし発売された。
『In Motion』
2002年7月10日発売
1. In Motion
2. FLAME (PSYENCE FACTION version)
3. POSE (MIXED LEMONed JELLY MIX ver.9)
4. In Motion (voiceless version)
hideが生前に残していた音源を元に、I.N.Aを始めかつての盟友達が集結し完成させた楽曲。
シングル(「zilch」名義)
『MIMIZUZERO/ミミズゼロ』
2001年2月28日発売
1. MIMIZUZERO(ROCK KINGPIN)
2. APE MESSIAH
3. MIMIAZUZERO(REMIX VERSION 2.1)
hideの遺志を継ぎ、「洋楽と邦楽の境界線を取っ払う」というテーマで製作された。レイ・マクベイ、DJスワンプ、I.N.A等が参加している。
『CHARLIE'S CHILDREN』
2001年6月27日発売
1. CHARLIE'S CHILDREN
2. MAKE THE MOTHERFUCKERS WAKE UP!
3. ATOMIC PLAYBOYS & TOP MIC PIRANHA
4. CHARLIE'S CHILDREN (GAIJIN KARAOKE VERSION)
I.N.A.、「LUNA SEA」のJ、元「ガンズ・アンド・ローゼズ」のダフ・マッケイガンや「カルト」のイアン・アストベリーなど、国内外の豪華メンバーが参加している。
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目次 - Contents
- hide(松本秀人)の概要
- hide(松本秀人)の活動経歴
- 「サーベル・タイガー」と初期の活動
- 「X JAPAN」への加入
- メジャーデビューと初期の成功
- ソロ活動の開始
- レーベル立ち上げや新たな音楽プロジェクト
- 「X JAPAN解散」
- 「hide with Spread Beaver」始動と突然の死
- hide(松本秀人)のプロフィール・人物像
- hide(松本秀人)のディスコグラフィー
- シングル(ソロ名義)
- 『EYES LOVE YOU』
- 『50%&50%』
- 『DICE』
- 『TELL ME』
- 『MISERY』
- 『Beauty & Stupid』
- 『Hi-Ho / GOOD BYE』
- シングル(「hide with Spread Beaver」名義)
- 『ROCKET DIVE』
- 『ピンク スパイダー』
- 『ever free』
- 『HURRY GO ROUND』
- 『TELL ME (「hide with Spread Beaver」)』
- 『In Motion』
- シングル(「zilch」名義)
- 『MIMIZUZERO/ミミズゼロ』
- 『CHARLIE'S CHILDREN』
- アルバム(ソロ名義)
- 『HIDE YOUR FACE』
- 『PSYENCE』
- アルバム(「hide with Spread Beaver」名義)
- 『Ja,Zoo』
- ベストアルバム
- 『hide BEST 〜PSYCHOMMUNITY〜』
- 『hide SINGLES 〜Junk Story〜』
- 『KING OF PSYBORG ROCK STAR』
- 『hide SINGLES+PSYBORG ROCK iTunes Special!!』
- 『We Love hide 〜The Best in The World〜 』
- 『I LOVE hide -Complete Audio Collection-』
- 『“Musical Number”〜ROCKミュージカル ピンク スパイダー〜』
- 『子 ギャル』
- ボックスセット
- 『hide PERFECT SINGLE BOX』
- 『REPSYCLE〜hide 60th Anniversary Special Box〜』
- リミックスアルバム
- 『tune-up hide remixes』
- 『Psy-clone 〜hide electronic remixes〜』
- ライブアルバム
- 『PSYENCE A GO GO』
- 『HIDE OUR PSYCHOMMUNITY』
- アルバム(「zilch」名義)
- 『3・2・1』
- 『BasTardEYES』
- 『SKYJIN』
- コンピレーションアルバム
- 『LEMONed collected by hide』
- 『WooFer!!』
- 『WooFer!!2』
- 『Cafe Le PSYENCE-hide LEMONed Compilation-』
- DVD
- 『hide A STORY 1998 hide Last Works〜121日の軌跡〜 』
- 『hIS iNVINCIBLE dELUGE eVIDENCE 』
- 『UGLY PINK MACHINE file 1 official data file 「PSYENCE A GO GO in Tokyo」』
- 『UGLY PINK MACHINE file 2 unofficial data file 「PSYENCE A GO GO 1996」 』
- 『seven clips HURRY GO ROUND 』
- 『AALIVEST perfect stage <1,000,000 cuts hide!hide!hide!>』
- 『A Souvenir TELL ME 』
- 『FILM THE PSYCOMMUNITY REEL.1 』
- 『FILM THE PSYCOMMUNITY REEL.2 』
- 『seventeen clips〜perfect clips〜 』
- 『hide presents MIX LEMONed JELLY 1997.8.26ALL NITE CLUB EVENT 』
- 『hide with Spread Beaver appear!!"1998 TRIBAL Ja,Zoo"』
- 『ALIVE! 』
- 『We Love hide〜The Clips〜 』
- 『hide 50th anniversary FILM「JUNK STORY」』
- 『LIVE MOVIE'PSYENCE A GO GO' ~20YEARS from 1996~』
- 『HURRY GO ROUND』
- 『TELL ME ~hideと見た景色~』
- hide(松本秀人)の代表曲とミュージックビデオ(PV/MV)
- EYES LOVE YOU
- DICE
- TELL ME
- Beauty & Stupid
- Hi - Ho
- ROCKET DIVE
- ピンク スパイダー
- ever free
- hide(松本秀人)の名言・発言
- 「自分の声は楽器だと思ってます」
- 「4文字熟語は音も凄くカッコ良く出来てるんですよ。それがヘビーロックとマッチングが良かったりするんで。」
- 「これからやりたことは、ラジオとネットのリンクをやりたい」
- 「結構マメにいろんなバンドを聞いてるんですけど、知らなかった自分が許せなかった」
- 「昔のことをさよならしていくと、次に作るものが輝いて見えると思います」
- hide(松本秀人)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 音楽活動にインターネットを取り入れた先駆者
- 抱えていた葛藤
- ネット時代を予想していた『ピンク スパイダー』の歌詞