元気爆発ガンバルガー(エルドラン)のネタバレ解説・考察まとめ

『元気爆発ガンバルガー』(げんきばくはつガンバルガー)とは、サンライズ製作のロボットアニメ。『エルドランシリーズ』の第2作で、「巨大ロボットで戦う小学生」、「町中に隠された秘密基地」というシリーズ定番の要素に、ヒーロー物の設定を組み込んでいるのが特徴。コメディ色が強く、毎回のようにハチャメチャなギャグが差し込まれる。
大魔界の暗黒魔王ゴクアークが復活。地球の守護神エルドランから巨大ロボット・ガンバルガーを託された少年たちは、正体を暴かれると犬になる呪いに悩まされながらゴクアークに立ち向かう。

鷹介「虎太郎君ならやりかねない!」

イエローガンバーに化けた魔界獣キカザッターが、町中でイタズラしまくる事件が発生。力哉と鷹介に問い詰められた虎太郎が、「俺がそんなことをすると思うのかよ」と尋ねると、鷹介は「虎太郎君ならやりかねない!」と言い切る。ガンバーチームの関係性と、本作の緩い雰囲気がよく表れている。

ヤミノリウス「私は、私はいい人などではない…だが…この地球を壊させはしない!!」

最終決戦にて。ゴクアークが地球を破壊しようとしているのを見て、ずっと彼に尽くし続けてきたヤミノリウスはついに反旗を翻す。力を貸してくれるのか、あなたはやはりいい人だと涙ぐむ亜衣子に対し、ヤミノリウスは「私は、私はいい人などではない…だが…この地球を壊させはしない!!」と決然と言い切り、ガンバーチームと共にゴクアークに立ち向かう。
「自分はいい人ではない」とするところに悪役としての矜持が、「地球を壊させはしない」と叫ぶところに彼の優しさが見て取れる。ヤミノリウスの魅力が溢れた場面だ。

『元気爆発ガンバルガー』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

シリーズで一番評価される「本作のエルドラン」

「地球の守護神であるエルドランが、小学生に侵略者と戦うためのロボットを託し、自身は姿を消す」というのが、『エルドランシリーズ』のお約束である。これについては「そうしないと話が始まらないのは分かるが無責任すぎる」と否定的な意見も少なくないが、本作に限っては「エルドランよくがんばった」と称賛される傾向にある。
虎太郎と藤兵衛が解き放ってしまったゴクアークと戦って破れ、物語中盤でも同様にゴクアークに立ち向かって叩きのめされ、それでもガンバーチームに新ロボットを届けるなどの支援を欠かさず、最後はゴクアークと共に太陽に沈む。自分の責任ではない事態で傷つき倒れ、子供たちに力を託しつつも自身も戦い続けた本作のエルドランは、前後のシリーズでの無責任っぷりもあって「地球の守護者は伊達じゃなかった」、「ゴクアークが警戒するのも分かる」と高く評価されている。

『元気爆発ガンバルガー』の主題歌・挿入歌

OP(オープニング):yoshiko「元気爆発ガンバルガー」

ED(エンディング):元気爆発隊[霧隠虎太郎(折笠愛)、風祭鷹介(南央美)、流崎力哉(島田敏)、ゴン(緒方賢一)、ヤミノリウスIII世(曽我部和恭)]「ガンバー体操」

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