13の理由（ドラマ）のネタバレ解説・考察まとめ (2/31)

13の理由（ドラマ）のネタバレ解説・考察まとめ

2024.07.19

『13の理由』（原題：13 Reasons Why）とは、ジェイ・アッシャーが2007年に発表した同名の小説を元に、ブライアン・ヨーキーが製作したNetflixのオリジナル学園ドラマ。
いじめなどの現代社会が抱える問題をテーマに、リバティ高校の若者たちが様々な葛藤を抱えながらも、必死に生きていく様が描かれる。
物語の大きなテーマは、『愛』であり、人を愛することの大切さが、シーズン全体を通して深く語られていく。

『13の理由』の登場人物・キャラクター

吹き替え：野田てつろう
リバティ高校の高校生。ジェシカ、ハンナの共通の友人。アレックスは、物語全体を通して、主要な役割を果たした人物の一人。アレックスは自身の過ちで、三人の友情が終わってしまったこと、そして、結果的に、ハンナの自殺の要因を作ったことで、未遂に終わるものの、罪の意識から自殺をしようとした。シーズン2で、ザックスの支えもあり、なんとか、持ち直すが、シーズン3で、仲間を守るためにブライスを殺めてしまう。その罪の意識を抱えて生きることになるが、そんな中、シーズン4で、モンゴメリーの恋人であるウィストンがリバティ高校に転校する。そして、アレックスとウィンストンはは愛し合うようなった。最終的には、ウィストンがアレックスへの愛情から事件から手を引くことになる。アレックスは、『13の理由』のテーマの一つである愛をジャスティンとともに体現し、物語に深みを与えた。

ジャスティン・フォーリー／ブランドン・フリン

吹き替え：新祐樹
幼少期：ハンク・グリーンスパン
リバティ高校の高校生。ブライスの友人。後に、ジェンセン家の養子になる。家庭環境の複雑さから満足に服も買ってもらえないほどに幼少時から貧しっかった。そのことが原因で、よくいじめられており、また、5歳の時に性的虐待を受けた経験もしている。そんな、ジャスティンを救ったのがブライスであった。ブライスは、物語全体を通して、悪人としての側面が強いが、ジャスティンにとっては、兄弟同然に育った親友でもある。そんな、ブライスがジャスティンの恋人であるジェシカをレイプしたことがきっかけで、友情にひびが入った。、ジャスティンは友人を止められなかった責任から路上生活を始める。それが原因で、潜伏していたエイズウイルスが慢性化し、シーズン4でクレイに見守られる形で死を迎えることになった。ジャスティンは路上生活中に売春を行い、また、薬物依存症にもなってしまう。シーズン2で、ジェシカのために証言し、ジェンセン家に引取きとられたことで初めて家族とは何かを知り、大きな幸せに包まれた。シーズン4では、ジェシカとの愛情が一つの形を結び、プロムで深く愛を確かめ合う。そして、クレイに見守られ死を迎えた。

トニー・パディーラ／クリスチャン・ナバロ

吹き替え：谷口悠
リバティ高校の高校生。ケイレブの恋人。同性愛者。メキシコ人。トニーは、自身のセクシャリティからハンナのことを性的な目で見ない点で、ハンナから信頼されており、ハンナの様子がおかしいことに一番に気が付いた。そして、ベーカー家に電話するが、時はすでに遅く、ハンナは自殺してしまう。トニーはそのことで後悔の念にさいなまれた。その後、トニーは、シーズン2で、学校のために弁護したものの、結果、ブライスが逮捕されてしまい、ブライスの父親が逆恨みの形で移民局に通報し、トニーの家族を不法滞在者として強制送還させてしまう。そのことで、ブライスを恨むが、ブライスの贖罪の意思を知り、ハンナの意思である自分を傷つけたもの全てにテープを聞かせることを実行することを決断する。ブライスにハンナのテープを聞かせることで、その目的が達成された。このことが、ブライスに罪の意識を持たせるきっかけになる。トニーは家族が強制送還されてから自傷的な傾向が強くなった。そして、試合に出てそのお金で家族の元に行くことを計画する。だが、トニのことを大事に思う白人の警察官がトニーの将来を考え、大学への進学の道をつける。トニー自身は、最初、父が経営する自動車工場を継ぐことが生きる意味だと主張するが、父の夢は自動車工場ではなくトニーだと告げたこと、また、ケイレブの説得もあり、大学への進学を決意する。そして、最終シーズンの最後で、クレイとともに町を出た。その時のトニーの笑顔が印象的である。

ジェシカ・デイヴィス／アリーシャ・ボー

吹き替え：濱口綾乃
リバティ高校の高校生。黒人の女の子。ハンナとアレックスの共通の友人。アレックスの元恋人。ジャスティンの恋人。また、ディエゴとも付き合っていたことがあり、ジャスティンの死後は正式に付き合うようになることを匂わせる描写がある。
ジェシカは、アレックス・ハンナと、リバティ高校の高校生がよく通う『モネ』と呼ばれるカフェで、友情を深めていった。だが、アレックスのした行為からハンナと掛け違い、ひどい喧嘩別れをしてしまう。ジェシカはそのことでハンナを傷つけたことを後悔する。また、ジェシカはハンナ同様にブライスの性的暴行の被害者であり、、全シーズンを通して苦しんでいく。また、ブライスとのことがきっかけで、ジャスティンと別れることになり、このことが、結果として、ジャスティンの死へとつながった。そして、ジャスティンの死に際にジェシカの中で生き続けるブライスの魂が現れ「俺の勝ちだ」と勝利宣言する。だが、ジェシカはブライスを否定し、クレイに見守られる中、ブライスの魂に別れを告げ、前に進んだ。

コートニー・クリムゼン／ミシェル・セレーネ

吹き替え：弘松芹香
リバティ高校の高校生、生徒会長（シーズン3の途中まで）。アジア人。両親、自身ともに同性愛者。そのため、父親が二人いる。ハンナの友人。
ハンナとは親しくなかったが、リバティ高校の女子生徒が、盗撮されているとのうわさが流れ、その調査のために、コートニーがハンナに協力を依頼した。そして、犯人をあぶりだすために一緒に泊まることになる。そこで、二人はお酒を飲み、勢いで、ハンナとコートニーはキスをした。その際に、コートニーが自身のセクシャリティをカミングアウトし、ハンナはそれを受け入れる。そして、ハンナからコートニーにキスを返し、これからも良き友人でいようと約束した。だが、タイミングが悪いことに、その時に、盗撮した犯人が現れる。しかも、キスをした場面を撮られてしまう。ハンナとコートニーは、犯人を追い詰め、正体を知る。犯人はリバティ高校のタイラーであった。ハンナはタイラーにすべての写真を消去するように言うが、何かの手違いで、写真がばらまかれてしまう。その結果、コートニーは自身のセクシャリティを隠すためにハンナを利用し傷つけることになった。このことを、ハンナの墓の前で、クレイにひどく責められる。コートニーは、この時の後悔からセクシャリティを明かすリスクを承知したうえで、ハンナのために証言することを決意した。結果として、リバティ高校の高校生から、酷い言葉をかけられてしまうが、同じく同性愛者であるライアンが、コートニーの行為を誉める。コートニーは反発はしたものの、ライアンの意図するところは理解していた。シーズン2の最後で、ライアンとともに,ジェシカが安心して告発できるように励ます。
シーズン3では次の生徒会長をジェシカに任命した。
そして、最終シーズンで、仲間たちとともに、ハンナの魂を眠らせ、無事リバティ高校を卒業する。

マーカス・コール／スティーヴン・シルヴァー

吹き替え：大泊貴揮
リバティ高校の高校生。生徒会員。黒人。リバティ高校の運動部所属。ブライスの友人。
マーカスは、図書室で、リバティ高校のブライス・ジャスティン・ザックスの面々と談笑していた際に、突如、話題が『ハンナを抱ける男子は誰か」と言ったものになり、マーカスが名乗りをあげた。そして、両親から聞いた夢物語を信じたハンナがマーカスの口車に乗り、レストランでデートすることになる。ハンナがレストランで待っていると、一人で来るものと思っていたマーカスが、運動部の面々を引き連れやってきた。
そして、ハンナの隣に座るとハンナに話しかけながら、ハンナの太ももを触り、さらに、性的暴行を加えようとする。ハンナが拒絶すると、マーカスは、罵詈雑言をハンナに放ち、その場を去った。シーズン2の裁判でブライスとともにハンナにとって不利な証言をし逃げ切ろうとするものの、クレイがテープをネットに拡散したことで犯行が世界中に流される。もう逃げ切れないと悟ったマーカスは、ブライスに全責任を押し付け、生徒会委員を辞任した。

タイラー・ダウン／デヴィン・ドルイド

吹き替え：霧生晃司
リバティ高校の高校生。サイラスの親友、クレイの親友。
タイラーは、リバティ高校の生徒の写真を撮ることを趣味にしていた。ただ、タイラーの撮る写真は、徐々に過激になっていき、撮った写真には犯罪まがいのものもあり、事件が起きてしまう。タイラーは、ハンナとコートニーのキスの写真を盗撮する。そしてそのことが原因でハンナとコートニーの間に亀裂が生まれることになった。タイラーは、シーズン2で明らかになるが、ブライスとは違うベクトルで犯罪傾向が強く、暴力的ではないものの、物事を解決する手段として暴力を肯定する節がある。ブライスは自身の快楽のために暴力という手段に出るが、タイラーはどちらかというと、間違い正すめに暴力という手段を使う。その結果、サイラスが軽い悪ふざけののりで裁かれないブライスたちを懲らしめてやろうとしたのを本気にしてしまい、サイラスとの亀裂が生まれた。そして、タイラーの暴力性を心配した校長が、更生施設にタイラーを入れることを両親にすすめる。そこで、タイラーは更生したのだが、モンゴメリーが運動部のグラウンドを焼いた報復にタイラーのお尻にモップを突っ込み、出血するまで抜き差しする性的暴行をおこなってしまう。このことで、タイラー自身の暴力性が目覚めてしまい、この間違いを正すために、ハンナをしのぶパーティーを襲撃することを決意する。しかし、クレイたちの説得もあり未遂で終わり、仲間たちの支えの中、徐々に暴力性が和らぎ、写真好きの青年へと変わっていく。そして、シーズン3で、仲間たちの写真を展示し、仲間たちと絆を深め合った。シーズン4で、大学への進学の面接で、自身の経験から銃に魅了される少年の気持ちを表現した作品を見せ、物事の複雑さを話せるまでに成長する。そして、ハンナのテープを眠らせることで、ハンナから始まった自身の過去と決別し、無事リバティ高校を卒業した。

ザック・デンプシー／ロス・バトラー

吹き替え：水中雅章
リバティ高校の高校生。アレックスの親友であり恩人。ハンナの元恋人。
ザックは、マーカスの件の後、ハンナに接近し、一時、掛け違いはあったもののハンナの心を救う。だが、最終的には、ハンナよりも運動部の仲間を選んだ。ただ、この真相とテープでの話に食い違いがあり、ザックスは混乱してしまう。ザックスは、他のテープに出てくる人物もそうだが、テープと実際に起きた出来事に食い違いのある人物の一人である。シーズン2で、アレックスが自殺の後遺症で足に障害を負うと、家族の頼みではあるものの、アレックスに寄り添い、確実にアレックスの心を救っていった。アレックスもまた、そんなザックスのためにブライスを殺害することを決意し、実行に移す。シーズン4で、運動部もやめ、モンゴメリーに罪を被せたことでやけになり、ブライスと同じ過ちをしそうになるなど道を踏み外しそうになるが、アレックスがザックスに対して『I need You」と話し、ザックスを引き戻した。ちなみに、ザックスは大学に進学せず、かつて所属していたチームのコーチの勧めで、卒業後は運動部のコーチを務めることになる。そして、ハンナのテープを埋めることで自身のハンナとの思い出に別れを告げ前に進んだ。

ライアン・シェイバー／トミー・ドーフマン

ナイブズ・アウト／名探偵と刃の館の秘密（映画）のネタバレ解説・考察まとめ

『ナイブズ・アウト／名探偵と刃の館の秘密』とは、2019年にアメリカで制作されたミステリー映画である。世界的なミステリー作家のハーラン・スロンビーの85歳の誕生日パーティーが開かれた。しかし、その翌朝ハーランは遺体となって見つかる。正体不明の誰かに雇われた探偵のブノワ・ブランは、パーティーに参加していた人間全員を疑っていた。『007』シリーズのダニエル・クレイグや『アベンジャーズ』シリーズのクリス・エヴァンスら豪華キャストが出演し、緊張感ありつつも、それぞれの思惑などをコミカルに描いている。

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13の理由（ドラマ）のネタバレ解説・考察まとめ

ジャスティン・フォーリー／ブランドン・フリン

トニー・パディーラ／クリスチャン・ナバロ

ジェシカ・デイヴィス／アリーシャ・ボー

コートニー・クリムゼン／ミシェル・セレーネ

マーカス・コール／スティーヴン・シルヴァー

タイラー・ダウン／デヴィン・ドルイド

ザック・デンプシー／ロス・バトラー

ライアン・シェイバー／トミー・ドーフマン

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