ごめん、愛してる(韓国ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ごめん、愛してる』とは韓国のKBSで2004年11月8日から12月28日まで放送された、過酷な運命を背負った2人の、切なくも悲しいラブロマンスドラマである。野良犬のように育った悲運のムヒョクと純粋無垢で真っ直ぐなウンチェはひょんな事から出逢う。最初は荒々しいムヒョクに呆れていたウンチェだったが、だんだんと彼に惹かれていく。しかしそんな2人を待ち受けるのは衝撃の結末だった。ムヒョクの無償の愛、想像を絶するストーリーに最後まで目が離せない。

ムヒョク「ごめん、愛してる」

本作のドラマのタイトルにもなっているセリフ。ムヒョクは死ぬ直前、ウンチェに「ごめん、愛してる…」と伝え、この世を去る。これまでたくさんウンチェを苦しめ、悲しませたことやこれほどまで自分を愛させてしまったこと、最後まで一緒にいられないことに対しての「ごめん」という言葉。そして、それでも自分がこの世を去る前にどうしてもウンチェに伝えたかった「愛してる」という言葉。究極の愛がこの一言に詰まっている。

傷付いたウンチェを黙って遠くから見守るムヒョク

傷心のウンチェ(右)と彼女を黙って見守るムヒョク(左)

大好きなユンのためにミンジュに文句を言うウンチェだったが、ユンはミンジュのことが好きなので彼女をかばいウンチェに「出て行け」と言う。傷付いたウンチェは、1人部屋から出て行く。その様子を見ていたムヒョクはウンチェをそっと見守りついて行く。

ムヒョクへ対する思いが抑えきれなくなり溢れる思いをぶつけるウンチェ

泣きながら思いをぶつけるウンチェ(左)とそれを黙って聞くムヒョク(右)

ウンチェはムヒョクのそばにいたいと願うのだが、自分を必要としてくれているユンのことも見放すことができずに苦しんでいた。しかし、ついにムヒョクへの思いが爆発する。
「愛してる。愛してる。愛してる」と泣きながら何度も思いを伝える。何も言わずにウンチェを見つめるムヒョクに溢れる感情をぶつけるのだった。

『ごめん、愛してる』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

第1話でムヒョクが着ている洋服はソ・ジソプの私服

第1話で出てくるムヒョクの服は、実はムヒョク役の俳優ソ・ジソプ自身がニューヨークで買い求めた私服だった。ファンからは「どこのブランド?」との問い合わせも多数殺到したという。また、オーストラリアでの撮影で髪を編み込んで撮影に臨んだソ・ジソプは、編み込みがかなり痛かったようで撮影後スタッフに自分の髪の毛が抜けていないか確認したようだ。

ウンチェ役のイム・スジョンが14年の時を経てムヒョクの名セリフを完全否定

ドラマ内で、ウンチェが「車を止めてくれ」「(止めてくれないなら)ドアを明けて飛び降りる」と言い、それに対してムヒョクは「飯食うか?俺とキスするか?、飯食うか?俺と寝るか?、飯食うか?俺と暮らすか?、飯食うか?俺と一緒に死ぬか?」と言うシーンがある。
2004年に放送されて以降、ファンの中では名場面の1つだった。
しかし2018年のインタビューでウンチェ役のイム・スジョンは「当時は暴力性よりこんなにお前を愛しているという意味で通じたが、今は不愉快ですね(笑)」などと、当時の名セリフを完全否定した。

『ごめん、愛してる』の主題歌・挿入歌

OP(オープニング):Main Title

ドラマのオープニングで使われている。壮大なメロディーでこれから始まるストーリーを盛り上げてくれる曲。

挿入歌:パク・ヒョシン「雪の華」

中島美嘉の大ヒット曲「雪の華」を韓国語でカバーした曲。パク・ヒョンシの切ない歌声が、曲の儚さとぴったり合っていて泣けると話題に。ドラマ内ではムヒョクとウンチェのシーンで主に流れ、ドラマに欠かせない一曲になっている。

挿入歌:キム・ソンピル「大切な人」

大切な人に向けて歌った究極のバラード。
劇中では歌手であるユンの曲として使われている。ユン役のチョン・ギョンホの切ない歌声にも注目だ。

ED(エンディング):ジョン・ジェウク「初めてのその時へ」

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