ごめん、愛してる(韓国ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ごめん、愛してる』とは韓国のKBSで2004年11月8日から12月28日まで放送された、過酷な運命を背負った2人の、切なくも悲しいラブロマンスドラマである。野良犬のように育った悲運のムヒョクと純粋無垢で真っ直ぐなウンチェはひょんな事から出逢う。最初は荒々しいムヒョクに呆れていたウンチェだったが、だんだんと彼に惹かれていく。しかしそんな2人を待ち受けるのは衝撃の結末だった。ムヒョクの無償の愛、想像を絶するストーリーに最後まで目が離せない。

『ごめん、愛してる』の概要

『ごめん、愛してる』とは韓国のKBSで2004年11月8日から12月28日まで放送されたラブロマンスドラマである。主人公ウンチェと愛に飢えたムヒョクの「無償の愛」をテーマにした、涙なしでは見られない切ないストーリーとなっている。ドラマは全16話で、韓国では最高視聴率29.2%を記録する話題作でもあった。また「第32回韓国放送大賞」で最優秀作品賞を受賞し、「第41回百想芸術大賞」ではKBSが作品賞、ムヒョク役の俳優ソ・ジソプがテレビ男性最優秀演技賞を受賞するなど韓国内では高い評価を獲得している。その人気からトルコ、タイ、日本ではリメイクドラマが作られており、中国では映画としてリメイクされた。脚本を手掛けたのはイ・ギョンヒ、演出はイ・ヒョンミンが担当している。
幼い頃、韓国からオーストラリアへ養子に出されたムヒョクは養父母にまで捨てられチンピラとして生きてきた。ある日、韓国から来ていたウンチェと出逢う。異国の地で強盗に遭い途方に暮れていたウンチェを一度は人身売買で売ったムヒョクだったが、間一髪のところで助けに戻る。強盗に盗られた荷物をウンチェに返したのち、彼女の前から姿を消したのだった。
その後、金に目がくらんだ恋人に別れを告げられたムヒョクはその元恋人の結婚式で彼女を守るため銃で撃たれるが、奇跡的に一命を取り留める。しかし1発の銃弾が取りきれず残りわずかな余命を宣告される。そして彼女に自分の祖国である韓国へ戻れと促されたムヒョクは韓国へ渡ることになり、残り少ない人生でせめて親孝行がしたいと実母を探し出す。しかし貧しさから自分を捨てたと思っていた母親は息子のユンを溺愛し、豪邸で何不自由なく幸せに暮らしていた。母親への復讐を決意するムヒョク。そんな時、ウンチェと再会する。ウンチェもまた、幼馴染のユンを一途に想っていたのだがその想いは届かずにいた。そこから2人の運命が変わり始める。
主演はソ・ジソプ、イム・スジョン。ドラマ放送後、韓国での人気はとどまることを知らず、出演俳優のファッションやセリフを真似する熱狂的なファンが多く見られた。題名の『ごめん、愛してる』は韓国語で『ミアナダ、サランハンダ』。韓国では略して「ミサ」と呼ばれ、最終回を迎えるとドラマが頭から離れず何も手につかなくなる「ミサ廃人」を生み出すほどの人気っぷりであった。

『ごめん、愛してる』のあらすじ・ストーリー

運命の出会い

幼い頃に韓国からオーストラリアへ養子に出されたムヒョク(ソ・ジソプ)は、その養父母にも捨てられチンピラのような生活をしてきた。
ある日、韓国のテレビ局のドキュメンタリーのインタビューに答えるムヒョクと恋人のジヨン(チェ・ヨジン)。
ムヒョクは、母親は貧しさから自分を捨てたと思っており「会ったら洋服も家も買ってやる。5年後には孝行してやる」とカメラの前で宣言するのだった。

5年後、ジヨンは金に目がくらみ、マフィアのボスと結婚するためムヒョクに別れを告げる。
その頃、撮影のため幼馴染で人気歌手のユン(チョン・ギョンホ)のスタイリストとしてオーストラリアへやって来たウンチェ(イム・スジョン)。ウンチェは長い間、密かにユンに恋心を抱いていた。しかし、ユンはウンチェの友達である歌手ミンジュ(ソ・ジヨン)に夢中だった。ミンジュがプレイガールであることを知っているウンチェは、ユンにさりげなく諦めるよう促すがユンは全然聞き入れなかった。そんな2人を見ているのに耐えきれなくなったウンチェは、先に1人で帰国しようとする。しかし、その途中で強盗に遭ってしまう。何もかもを奪われたウンチェは異国の地で言葉も通じず途方に暮れていた。そんな時にムヒョクと出逢う。実はムヒョクはウンチェをいいカモだと思い、近づいたのだった。そんなこととは知らず韓国人と出会い、助かったと安堵したウンチェはムヒョクを「アジョシ(おじさん)」と呼び付いていくが、ムヒョクはウンチェを売ってしまう。オークションで今にも売り飛ばされようとしたその時、ムヒョクはウンチェを助けに戻る。そしてウンチェの手を取り2人は走って逃げる。その後ムヒョクはウンチェの盗られた荷物を取り返し、彼女の元に戻したのちに姿を消した。ムヒョクのおかげでウンチェは無事に帰国できたのだった。

ジヨンの結婚式当日、彼女に別れを告げられたことに納得できないムヒョクは怒りを抑えきれずにいた。そしてその結婚式に乗り込むことを決める。しかし、式の会場には結婚相手であるマフィアのボスを狙うスナイパーがいた。隣にいるジヨンにも危害が及ぶと思ったムヒョクは彼女をかばい、代わりに銃で撃たれてしまう。ムヒョクは頭に銃弾を2発くらって病院へ運ばれた。手術の結果、なんとか一命を取り留めたムヒョク。しかし1発の銃弾が取りきれず、残りわずかな余命を宣告される。ムヒョクの余命を聞いたジヨンは、彼に大金を渡し残り少ない人生を母国である韓国で過ごすように説得したのだった。

そんなことから韓国に帰国したムヒョクは母親を探し始めテレビ番組に出演する。そこで双子の姉ソギョン(チョン・ヘジン)を見つけ出す。その放送を見ていたソギョンの息子であるガルチ(パク・コンテ)が母親のネックレスと同じだとテレビ局に連絡したのだ。実はソギョンは過去の交通事故により知性が欠落しており、ガルチがそれを助け、2人でキンパを売りながら生活していたのだった。
ガルチに連れられソギョンの家に来たムヒョクは、2人と一緒に住んでいるという老人・ヒョンソク(シン・グ)と出会う。彼はムヒョクの母親を知っている様子だった。彼の口癖は「物語は全てが因果応報」で、その言葉を何度も繰り返し言っていた。「母親に会わせてくれ」と言うムヒョクに、ヒョンソクは「ついにその時がきた」と言う。そして母親の居場所を知ったムヒョクはその家へ行く。

再会

実の母の家に来たムヒョク。そこはユンの家だった。ユンの母、そして大女優であるオ・ドゥリ(イ・ヘヨン)がムヒョクの実の母親だったのだ。ムヒョクは門をたたく。しかしそこへ出てきたのはウンチェだった。実はウンチェの父デチョン(イ・ヨンハ)はオ・ドゥリの付き人で運転手でもあり、ユンの家の敷地内にウンチェの家があった。ウンチェはすぐにムヒョクだと気付く。ムヒョクはウンチェには目もくれず大豪邸を見て「金持ちか?」と尋ね、その場を去った。
ウンチェは自分に会いに来たのかと勘違いし、その後ムヒョクを探しに追いかける。

ムヒョクはオ・ドゥリが自分と姉を捨てた理由が分からずにいた。貧しくて養う力がない為にやむなく自分達を捨てたと思っていた母親が大豪邸に住み、一人息子のユンを可愛がっている。自分と姉の境遇、そして今までのことを思い返し「自分の人生は何だったのか」と韓国に来た意味も目的もなくし、途方に暮れるムヒョクだった。

そんな時、ウンチェがムヒョクを見つける。ウンチェは自分を追いかけてきたと勝手に思い込み、気持ちに応えられない代わりにご飯をご馳走すると家へ連れて行く。ウンチェは自分の家は向こうだと言うが、ムヒョクはそれを聞かずユンの家に無理矢理入る。そこで自分の母親であるオ・ドゥリと再会するのだった。もちろんオ・ドゥリはムヒョクに気付かない。ムヒョクは何も言わず黙って出て行くのだった。

復讐

母と息子に復讐することを決めるムヒョク。計画的にユンに近付き、「兄貴になってやる。弟にならないか?」とユンに言い、接点を持つようになった。

ある日、ユンとミンジュのスキャンダルが出て、ユンを心配したウンチェはミンジュを責める。しかしユンはウンチェに「彼女を責めたら容赦しない、出ていけ」と言う。傷付いたウンチェは部屋から出て行く。その様子を見ていたムヒョクは遠くからウンチェを見つめ、彼女を見守りながらついて行くのだった。

その後、公式に恋愛宣言をしたユンとミンジュ。そこからムヒョクの復讐は本格的に始まる。変装をしたムヒョクはカン・ヒョヌと名乗り、ミンジュに近づいた。
何も知らないユンはムヒョクを自分のマネージャーとして迎え、家へ連れて帰る。そこでムヒョクは自分を捨てた母とその息子に、さらに喪失感と怒りを覚える。

そんな中、双子について何かを知っている様子のデチョンは1人で孤児院へ行き、ムヒョクとソギョンの双子の赤ちゃんの写真を見せてもらう。そして写真のコピーをもらっていた。

シーンは変わり、ユンとオ・ドゥリの撮影の為、ムヒョクとウンチェを含めた4人で現場へ向かう。撮影後の焼肉店で、オ・ドゥリが店主と揉める。ウンチェが1人でその店に戻り事態を収拾をするが、体調が悪かったウンチェはそのまま倒れてしまい、ムヒョクが一晩中つきっきりで看病する。ユンが看病してくれたと勘違いしたウンチェは家に戻り、泣きながらユンにお礼を言う。ユンもそれをあえて否定せず子供をあやすように彼女を抱きしめた。ちょうどその場面を見ていたムヒョクは2人が抱き合う写真をすかさず撮る。

ムヒョクはユンを陥れるために、2人の写真をマスコミに流した。そのスキャンダルでユンは大打撃を受け、ミンジュとの関係も危うくなりかける。家から出てきたところをマスコミに囲まれたウンチェは、自分の気持ちに嘘をつき弁解する。おかげでなんとかスキャンダルが収まったが、ウンチェは涙する。その姿を見ていたムヒョクは「ユンを刺したはずなのに、なぜウンチェが血を流すんだ」と心を痛める。

その後ユンは着々とミンジュへのプロポーズの準備を進めていた。しかしプロポーズ当日、ムヒョクの計画でミンジュをユンと会わせないようにし、2人はすれ違うことになる。
そんな中、ユンはミンジュとカン・ヒョヌが車に乗るところを見てしまう。「隣の男は誰だ。車のドアを開けろ」とミンジュに言うが彼女はそれを無視し続ける。ユンはその場で座り込み何時間も待ち続けるが、ついに諦めて自らの車に乗り去って行く。しかし気が動転しているユンは交通事故を起こしてしまう。病院に搬送されたユン。命に別状はないものの、先天的に心臓が弱いことが明らかになる。そして今回の事故で心臓に大きな負担がかかったと医師に言われてしまう。

ミンジュは自分のせいだと心を痛める。
その後ミンジュに正体をバラしたムヒョクは「バチが当たったんだ」と言い残し、マンションを去った。

真実

ムヒョクとソギョンの誕生日。ガルチと3人で家でお祝いをする。その様子をデチョンが隠れて見ていた。そこでヒョンソクと鉢合わせする。そして、彼は昔話を始める。「27年前、大女優が妻子ある映画監督と恋をし双子を産んだが、世間の目を恐れてその双子は施設に預けられた。あんた、双子と一緒にいたな」。驚くデチョン。
実はムヒョクとソギョンを孤児院に置いてきたのは他でもないデチョンであった。彼は当時オ・ドゥリの運転手としてその場にいた。そして彼女の母親の命を受けて双子を孤児院に置き去りにしたのだった。

一方、ユンは今までのことをウンチェに謝罪し、やはりウンチェが必要だと告白をする。しかしウンチェは、ムヒョクを好きだという気持ちに気付き、走ってムヒョクのところに行く。しかし2人は会えずに終わる。その後ムヒョクは倒れてしまう。
次の日、ムヒョクは病院で頭の銃弾のレントゲンを撮り、もう長くは生きられないということを知る。

ウンチェの気持ちを聞いたユンはショックで倒れてしまう。そのせいでユンの心臓の病気が悪化する。
ユンが生きるには心臓移植が必要だと知ったムヒョクは「自分の心臓をユンにやる。代わりに俺と付き合え」とウンチェに言う。何も知らないウンチェは命を軽く見ているムヒョクを軽蔑し怒る。しかしその話は本当だと言うムヒョクに、ウンチェは「付き合ってあげる代わりに本当に死んで」と言う。

その頃、ユンは病院を抜け出しムヒョクの家に来ていた。そこでユンはムヒョクのレントゲンの写真を見つけ、ムヒョクの病気を知ってしまうのだった。その後オ・ドゥリやデチョンもそれを知ってしまう。そんな中ウンチェは、2人がムヒョクの短命について話しているのを偶然聞いてしまう。ムヒョクの言葉の本当の意味を知り、自分は彼にひどいことを言ったと凄まじい自己嫌悪で傷つく。

短命を知ったユンはムヒョクの家にやって来て「心臓なんていらない、いっそ死んだ方がマシだ!よりによってなぜ僕に心臓を?」とムヒョクに言い放つ。「血を分けた兄弟だから」とムヒョクから自分たちは血のつながった実の兄弟で、オ・ドゥリとユンに復讐するために近づいたことを聞かされショックを受ける。

一方、ウンチェはムヒョクとユンの間で苦しんでいた。ムヒョクのそばにいたいと願うがユンも見放せないウンチェは、ムヒョクを思うあまり彼の幻覚を見るようになる。
精神的に参ってしまったウンチェは、車の運転中にムヒョクの幻覚を見て急ブレーキをかける。後ろの車の男がやってきてウンチェを殴ろうとしたときムヒョクが助けに入る。ウンチェは本物のムヒョクを幻覚だと思い「騙されない」と言うが、ムヒョクは「俺はここに。今お前の隣にいるんだ」とウンチェの手を取り自分の心臓に当てた。ムヒョクの感触をひとつひとつ確かめるウンチェ。やっと会えた2人はつかの間の幸せな時間を一緒に過ごす。

次の日、ムヒョクは家で倒れてしまい病院へ搬送される。ウンチェも病院へ駆けつける。病室でムヒョクが目を覚ますと、ウンチェがそばで付き添い、眠っていた。ウンチェにこれ以上心配させたくないと思ったムヒョクは病室を抜け出す。そしてミンジュに「ソウルから遠く離れた場所へ行ってくれ」と頼む。ウンチェはムヒョクがいないことに気付き、彼を探す。そして2人が車に乗り込むところを見てしまう。

ムヒョクが去った後、ウンチェは朝から晩まで毎日彼が帰ってくるのを家の前で待っていた。
その間、ミンジュの元には何度もウンチェから電話がかかってきていた。
ミンジュは、ムヒョクがウンチェに心配をかけたくないがゆえにここへ来たことや、ウンチェへの想いが本物であること、2人の強い愛を思い知らされる。そして、ミンジュはウンチェにムヒョクの居場所を教えることにする。

居場所を聞き、ムヒョクの元に来たウンチェ。ムヒョクはウンチェに、一番不幸なのは思い出がないことだと言われ、2人は恋人のように楽しい時間を過ごす。
最後にウンチェの姿を目に焼き付けたムヒョクはユンに連絡し、またもや彼女の前から去ることを決める。
ユンは、ウンチェにムヒョクの復讐のことを伝える。驚くウンチェだったが、自分への気持ちは嘘じゃなかったと信じ、ガラスに「ごめん、愛してる」と書き残しユンとソウルへ戻るのだった。

ムヒョクもソウルの家へ戻ってきていた。するとそこへ、ムヒョクの元恋人であるジヨンがオーストラリアからやって来る。マフィアのボスと別れてきたというジヨンはドイツで手術をすることをムヒョクに提案し、電話で勝手に日程を決める。ジヨンに連れられムヒョクが家の外に出ると、家の前の階段にウンチェが待っていた。ムヒョクは「帰れ」と言ってその場を去る。その後ムヒョクはジヨンと過ごすが、ふとウンチェの顔が浮かぶ。一目散に家へ戻るムヒョクだったが、階段にウンチェの姿はなく、切ない表情のムヒョク。しかし家に入るとそこにはウンチェの姿があった。ムヒョクは愛おしそうな顔でウンチェを見つめる。2人は隣に座り何も言わずに長い時が過ぎた。ウンチェは立ち上がり黙って家を出ていった。ムヒョクは駅の階段でウンチェを引き止めるが、何も言葉が出てこない。するとウンチェが「私、明日もあさっても来るわ。アジョシが飽きるまでずっと」そして最後に「愛してる。愛してる、愛してる…愛してるアジョシ…愛してる!」と泣き叫びそのまま疲れて眠ってしまう。ムヒョクは終始黙ってそれを聞き、眠ったウンチェをおんぶして家まで連れて帰った。ウンチェの父に会い、「もう二度と死ぬまでウンチェの前に現れませんから」と彼女を預けて去っていくのだった。

ムヒョクが家に帰ると、そこにはユンが待っていた。そこで彼は自分はオ・ドゥリの本当の息子ではないことを明らかにする。驚くムヒョク。そして「血の繋がっていない自分に命まで差し出せる母が、2人を捨てたのには何か深い事情があるはずだ」と語り、そのまま倒れてしまう。

ムヒョクが病院へ行くとオ・ドゥリがやって来る。彼女はユンが心配で気を失ってしまう。ムヒョクは気を失っている彼女に「なぜ捨てたんですか。どんな深い事情があったんですか」と問いかける。その様子を見ていたデチョンはついにムヒョクに話をする。
「…自分が捨てた。オ・ドゥリは双子を産んだことすら知らない。死産だと思っている。彼女の人生に傷がつかないように自分が捨てたんだ…」と真実を伝えたのだった。
真実を知ったムヒョクは「俺と姉さんの人生は考えなかったのか!」と怒り狂いデチョンを恨む。デチョンは謝り「どんな罰でも受ける」と言う。

その後オ・ドゥリが回復し、ムヒョクは彼女を送りに一緒に家に行く。オ・ドゥリが自分達を産んだことすら知らなかったと知ったムヒョクは、彼女にメシを作ってくれと頼む。ムヒョクは作ってくれたラーメンを泣きながら食べ、ごちそうさまと去って行く。最後に「恨んでごめん、愛しています、母さん」と心の中で言うのであった。

ごめん、愛してる

手術のためにドイツへ出発する日、ジヨンは空港でムヒョクを待っていたがなかなか現れない。
そんなとき、ウンチェの元にムヒョクから「ごめん、愛してる…」と一本の電話が入る。ウンチェはその言葉を聞き、涙する。それは自らの死を感じとったムヒョクからの最後の言葉だった。バイクに乗ったムヒョクの鼻からは大量の出血があった。そしてそのまま意識を失い、天国へ逝くのであった。

ムヒョクの死から1年後、テレビには元気なユンの姿があった。ムヒョクの心臓をもらい、歌手として復帰できるほどにまで回復した。オ・ドゥリやソギョンをはじめ、みんながユンのコンサート会場に足を運ぶ中、ウンチェはオーストラリアのメルボルンにいた。ムヒョクと出会った頃の思い出の場所を巡るウンチェ。最後にムヒョクのお墓に行き一緒に横になり、彼が眠っている土を触る。
「この世でも痛いほど孤独だった彼を放っておけませんでした。生涯最初で最後のワガママを通すつもりです。許してください。ソン・ウンチェ」と遺書を残し、ウンチェは自ら命を絶ち、ムヒョクの元へと旅立つのであった。

『ごめん、愛してる』の登場人物・キャラクター

主要人物

チャ・ムヒョク/変装時:カン・ヒョヌ(演:ソ・ジソプ)

CV:桐本琢也
幼い頃、韓国から養子に出されオーストラリアで生活していたが、その養父母にも捨てられチンピラのように生きてきた。
元恋人のジヨンを守るため、自分の危険も顧みず助けに行き、銃で撃たれてしまう。その後余命を宣告されたことをきっかけに韓国へ戻り、実の母と再会し復讐を決める。
一見乱暴で暴力的に見えるが実はとても愛情深く、自分の家族や好きになった人は必ず守り抜くという男らしい一面を持っている。
天涯孤独だった運命がウンチェに出会ったことで変わり始める。

ソン・ウンチェ(演:イム・スジョン)

CV:桑島法子
人気歌手ユンのスタイリストでユンとは幼馴染でもある。優しく純情で正義感が強く、ユンを一途に恋をしていた。早とちりや勘違いをしたり、少し抜けている部分もある。ムヒョクにだんだんと惹かれていき、彼を好きになってからはまっすぐムヒョクだけを思い続ける。他人を思いやる心を持っており、人のためなら自らが犠牲になっても構わないという精神を持っている。

チェ・ユン(演:チョン・ギョンホ)

CV:櫻井孝宏
韓国のトップ歌手。女性からは絶大な人気を誇る。母親に甘やかされて育ったため、幼稚なところがあるが根はいい奴。同じ歌手のミンジュを好きになるが、最終的には幼馴染でいつもそばにいてくれていたウンチェのことを好きだったと気付く。実はユンも幼い頃は施設にいたのだが、オ・ドゥリの養子になり、大切に育てられた。

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