ジャンケットバンク(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ジャンケットバンク』とは、田中一行によるマンガ。『週刊ヤングジャンプ』及び『少年ジャンプ+』にて2020年から連載が始まった。カラス銀行中央支店で窓口業務を務めて2年目の御手洗暉は、とある部署への異動をきっかけに、銀行が運営する巨大賭博へと関わっていく。単純明快に見えるギャンブルが、心理戦により予測不可能な展開になる様が読者に好評である。

ブルーテンパランス

1、10、Rの3種類のカードを使い、重りである月の石を奪い合うゲーム。プレイヤーは巨大な天秤と連動するブースに入り、プレイヤーはカードの配置側と選択側を交互に行って1枚を選択する。使うカードには正位置、逆位置の置き方があり、結果に応じて互いの重りが増減し、天秤の傾きが変わる。自分側の天秤が高いと減圧され、低いと加圧される。それぞれの持ち時間は5分であり、それを使い切らせることがこのゲームの勝利条件である。

ザ・ショートホープ

床が16マスで仕切られた正方形の部屋となっており、マスには各ターンごとに切り替わる全5種類のマークが書かれている。ゲーム開始後、正面壁モニターに記されたマークと同じマスから5秒以内に離れないと電流が流れ失格となり、床が抜け落ちる。全10ラウンド繰り返し、生き残ることが勝利条件。

『ジャンケットバンク』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

真経津晨「世界はボクに興味がないからボクは自由だ」

叶との勝負決着時に、真経津は「世界はボクに興味がないからボクは自由だ」と天を仰ぎながらつぶやいた。楽しみのために自分の命もベットしてギャンブルに挑む真経津だが、命を失ってしまってはギャンブルを楽しむことはできない。命を失わないためなら、どんな手段であろうと勝負に勝つという真経津の信念が見える名セリフである。

宇佐美銭丸「何かをする時はいつも早すぎて準備不足で準備が整うまで待てば遅すぎる。万全な状態など人生にはありませんよ」

宇佐美の言葉を聞く御手洗(中央)たち。

伊藤による策略の全貌を説明した後、宇佐美は「何かをする時はいつも早すぎて準備不足で準備が整うまで待てば遅すぎる。万全な状態など人生にはありませんよ」と宇佐美班に投げかけた。全てを完璧にこなそうとする伊藤の事を分かっている宇佐美だからこそ、その裏をかくことができるのだと分かる名セリフ。この後、宇佐美は伊藤が描いたシナリオを全て無視し「主任解任戦」を行う事になる。

『ジャンケットバンク』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

『ジャンケットバンク』のジャンルは「イケメン顔芸ギャンブル漫画」

普段はクールな御手洗だが、予想外の展開になるとこのような表情を見せる

『週刊ヤングジャンプ』内において、作者である田中一行は本作のジャンルについて「イケメン顔芸ギャンブル漫画」と語っている。実際に本作の各ギャンブル終盤には、対戦相手の「キメ顔」が特徴的なシーンが多い。

『ジャンプ+』にて休載イラスト公開

アプリで本作が読める『ジャンプ+』において、休載時は休載イラストが公開されている。命を懸けたギャンブルを行うキャラクター達の意外な一面がイラストになっている事もあるため、一見の価値がある。

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