エスタブライフ グレイトエスケープ(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『エスタブライフ グレイトエスケープ』とは2022年に放映されたテレビアニメ。原案者でクリエイティブ統括である谷口悟朗が監督を、ポリゴン・ピクチュアズが制作を務めた。AIに管理された未来の東京を舞台に、自分のクラスタに馴染めない人々を逃がす「逃がし屋」の物語が描かれている。多様な人種が存在する世界観や、逃げることをポジティブに捉えるテーマが特徴。エクアという逃がし屋のリーダーとその仲間たちが、様々な依頼人の願いを叶えるために、AIの監視や敵の妨害に立ち向かっていくという展開が魅力である。

『エスタブライフ グレイトエスケープ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

エクア「絶対に見捨てません!」

第1話“学業から逃げられない”における喫茶店ボストークでのセリフ。
学校の先生を逃がす仕事の依頼があって喫茶店ボストークで仲間たちと仕事の準備をしている時のこと。フェレスが「罠の可能性はないの?見捨てたがいいんじゃない?」とエクアに問うと、すぐに彼女は「絶対に見捨てません!」と怒ったように言った。エクアの本心が心に刺さるセリフである。

エクア「逃げたい人が本気なら私たちも本気で応えます」

逃亡するため先生を背負ってビルを登るエクア。

第1話“学業から逃げられない”における逃亡中のビルでのセリフ。
先生を逃すため、破れた窓から外へエクアがビルの壁に張り付く吸盤で、先生をおぶって登っている最中に先生が「君たちはどうしてこんな仕事を?」という問いかけにエクアが「逃げたい人が本気なら私たちも本気で応えます」と気持ちよく答える。エクアの仕事への本気度が伺える名セリフである。

エクア「逃げるのは生きるためです」

第2話“思い出から逃げられない”における逃亡中の路地裏でのセリフ。
ニセの襲撃という一芝居を打って組から離れて逃亡するトイチとエクアたちの前に、二代目のヤオハチが立ち塞がる。トイチがあえて何もせずにヤオハチに肩を撃たれ、命のやり取りとなるやり合いかと思われたその時、エクアが八の前に立ち、「逃げるのは生きるためです」と言って一歩も引かず説き伏せようとする。フェレスの活躍でその場を切り抜け、トイチは三軒茶屋への逃亡を果たす。このアニメのテーマが凝縮されている名セリフ。

エクア「何度逃げてもいいじゃないですか」

第6話“リーダー業から逃げられない”における帰宅中の街路でのセリフ。
エクアがいないために上手く逃すことができなかったので依頼人が結局逃亡することをキャンセルする。依頼人の「また逃げたくなったら呼んでもいいですか」という言葉に「また呼んでください」と風邪をおして仲間の元に来たエクアが答え、帰り道でエクアがみんなに「何度逃げてもいいじゃないですか」と説いている。逃げることを徹底的に肯定した名セリフ。

サンドリヨン「今日より楽しい日はないわ」

第8話“運命から逃げられない”における消えゆく屋敷でのセリフ。
原因は不明だが人気がなくなっていき消滅するクラスタの自分の屋敷でエクアたちとパーティをした後、マルテースの「逃亡しよう」という説得にも関わらず、サンドリヨンは「今日より楽しい日はないわ」といってやんわりと断る。1人消滅していくサンドリヨンが悲しい、このアニメ随一の涙を誘う名セリフ。

マルテース「私にはあなたしかいない」

第11話“本心からは逃げられない”における逃げる途中の街路でのセリフ。
全クラスタから追われて疲れ果て「もう付き合えない」と去っていくフェレスを引き止めなかったエクアに、マルテースが「なんで引き留めなかったんですか」と怒り出す。エクアの「じゃあどうすれば良かったんですか」という言葉に、マルテースが「『私にはあなたしかいない』と言えば良かったんですよ」と不満をぶつける。エクアは思い直しフェレスを見つけ、「あなたが絶対必要なんです」と言ってフェレスは戻ってくる。慕っているエクアに対してマルテースが唯一といっていいほどはっきり意見を言う名セリフ。

『エスタブライフ グレイトエスケープ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

『エスタブライフ グレイトエスケープ』はポリゴン・ピクチャアズ初の「PPixel(ピクセル)」を初めて全面導入した作品

左から CGスーパーバイザー:坂間健太、CGスーパーバイザー:関水大樹、ルックデベロップメントスーパーバイザー:瓜生大介、プロデューサー:上村涼介 以上、ポリゴン・ピクチュアズ

本作はポリゴン・ピクチュアズにとっては、自社開発のレンダリングソフトウェア「PPixel(ピクセル)」を初めて全面導入した作品となる。このソフトウェアは3DCGの表現力を高めることを目的としており、本作では、キャラクターの表情や動き・背景の細部などにその効果が見られる。

『エスタブライフ グレイトエスケープ』は元はゲームの企画

『エスタブライフ』のアニメは元々はアニメとして企画されたのではなく、実はゲームの企画であったと谷口吾郎監督は話す。ゲームにするとエリアごとのローディング問題や、オープンワールドにできない制限を理屈として進めていくとメタ的になってしまう。そこで、最初の設定だけアニメとして作ってしまおうということだった。

谷口:この企画はゲームからスタートしたのですが、製作上の理屈……つまり、次のエリアを読み込むためのローディング時間の問題や、システム的にいきなりオープンワールドにできなかったりする制限を最初から理屈として組み込むことはできないだろうかと考えたのが最初の発想です。あまりやるとメタ的な物語になるので、そちらには走らないように最初の設定だけ意図的に作ってしまおうという、元々はそういう裏側の事情だったんです。

出典: s.animeanime.jp

『エスタブライフ グレイトエスケープ』の主題歌・挿入歌

OP(オープニング):めいちゃん「ラナ」(第1話〜第12話)

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