Winning Post 10(ウイポ10)のネタバレ解説・考察まとめ
『Winning Post 10』とは、コーエーテクモゲームスより発売された“競馬シミュレーションゲーム“である。
プレイヤーはオーナーブリーダー(生産者兼馬主)として、競走馬と競走馬に関わる人たちが築いてきた競馬の歴史を歩んでいく。
本作はシリーズ30周年のメモリアル作品で、新たな要素が多数盛り込まれており、競走馬の性格を表現した「ウマーソナリティ」や、競馬界に受け継がれてきた調教技術の変遷をたどる「史実調教」などがある。
レースへ出走
能力を上げて、調子や疲労に問題がなければレースへ出走だ。
レースは「クラス分け」されており、その時の競走馬がどのクラスに属しているかで、出走できるレースが変わってくる。
最初にでるレースは「新馬戦」だ。
「新馬戦」はまだ一度もレースに出走したことがない馬が出走できるレースである。
もし、新馬戦を勝利することができなかった場合、出れるレースは「未勝利戦」だ。
「未勝利戦」はレースで1勝もできなかった馬が出走できるレースである。
未勝利戦を勝利すると、次に出走できるレースは「1勝クラス」だ。
名前の通り、レースで1勝した馬が出走できるレースだ。
その後、勝利を重ねていけば「2勝クラス」「3勝クラス」へステップアップできる。
3勝クラスまで勝利すると「オープン」「リステッド」「重賞」に出走できる。
「重賞」は「G1」「G2」「G3」と分かれており、「G1」が一番格の高いレースだ。
クラス以外にもレースには条件が設定されている。
基本は牡馬・牝馬問わず出走することができるが、レースによっては「牝馬しか出られないレース」もあるので注意が必要だ。
他にも、開催される地域も異なる。
「有馬記念」「日本ダービー」など、有名なレースへの出走も叶えられる「中央競馬」がある。
また、ダートレースがメインで、地方馬と対決することができる「地方競馬」や、「凱旋門賞」など一流の海外馬と対決することができる「海外競馬」がある。
地域ごとに競馬場の特質が異なるため、競走馬に見合ったレースを選択することが重要だ。
レースシステム
レース発走前に、作戦を練ることができる。
プレイヤーが指示できる点は、競走馬の脚質だ。
「大逃げ」「溜め逃げ」「逃げ」「先行」「イン狙い」「差し」「まくり」「追い込み」「最後方強襲」と9種類ある。
競走馬の特性や騎手との相性、ライバル馬たちの作戦を考慮して、作戦を組み立てるのが勝利への近道だ。
ウマーソナリティ
今作から始めて登場したのが「ウマーソナリティ」だ。
ウマーソナリティとは、競走馬の性格などを表した“個性“である。
ウマーソナリティは生まれつき所有しているものと、成長する過程で発覚するものの2つある。
レースでバフがかかるもの、逆にデバフがかかるものがあり、競走馬ごとに個性は豊かである。
デバフがかかるウマーソナリティは、史実調教やプレイヤーの選択次第で克服することがある。
また、バフがかかるウマーソナリティは上位のウマーソナリティに進化することがある。
今まで以上に競走馬と向き合って育成していく必要がある。
史実調教
競馬界に語り継がれてきた調教技術の変遷を辿ることができる「史実調教」も、今作が初登場のゲームシステムだ。
競走馬の持っている特性を上位の特性に進化させるものや、一時的に能力を上げるものなど、効果はさまざまだ。
また、ウマーソナリティや血統など競走馬の適正に合った史実調教を選択すると、得られる効果は大きくなる。
今作では、30種類以上の「史実調教」が登録されており、調教技術の歴史や進化を学ぶことができる仕様となっている。
開始年シナリオ
前作よりもさらに過去の年度から、競馬の歴史を追体験できるようになった。
前作までは“1976年“が一番古い年度だったが、今作はさらに3年前の‘1973年“から開始できるようになった。
選べる開始年は7つあり、昭和・平成・令和どの世代からでも始めることができる。
1973年
出典: www.famitsu.com
社会現象を巻き起こしたアイドルホース「ハイセイコー」や、ハイセイコーと凌ぎを削った「タケホープ」が登場する年である。
競馬の黎明期を体験できる。
1984年
出典: www.famitsu.com
無敗の3冠馬「シンボリルドルフ」や、前年の3冠馬「ミスターシービー」が登場する年である。
「ジャパンカップ」と言われる、世界の競走馬を招待して日本馬の力を証明するレースがあり、打倒海外馬を掲げはじめた年だ。
1991年
出典: www.famitsu.com
シンボリルドルフの子供「トウカイテイオー」や、長距離をメインに活躍した「メジロマックイーン」などが登場する年である。
昭和から平成に時代が変わり、調教技術が飛躍的に向上し始めた年である。
1998年
出典: www.famitsu.com
武豊に初めて日本ダービー勝利をプレゼントした「スペシャルウィーク」や、世界を舞台に活躍した「エルコンドルパサー」が登場する年である。
他にも「サイレンススズカ」や「グラスワンダー」など、歴史的な名馬が一堂に会する年で“黄金世代“とも呼ばれている。
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目次 - Contents
- 『Winning Post 10』の概要
- 『Winning Post 10』のあらすじ・ストーリー
- プロローグ
- 1年目
- 1月〜3月
- 4月〜6月
- 7月〜8月
- 9月〜12月
- 2年目以降
- 『Winning Post 10』のゲームシステム
- 基本的な競走馬の育成
- レースへ出走
- レースシステム
- ウマーソナリティ
- 史実調教
- 開始年シナリオ
- 1973年
- 1984年
- 1991年
- 1998年
- 2005年
- 2012年
- 2024年
- 結婚
- 特性
- 上位特性
- 絆特性
- 固有特性
- 『Winning Post 10』の登場人物・キャラクター
- 調教師
- 藤沢 和雄(ふじさわ かずお)
- 池江 泰郎(いけえ やすお)
- 騎手
- 武 豊(たけ ゆたか)
- クリストフ・ルメール
- 池添 謙一(いけぞえ けんいち)
- 坂井 瑠星(さかい りゅうせい)
- ライバル馬主
- 鳳 雅輝(おおとり まさき)
- 兜山 天馬(かぶとやま てんま)
- 萩野 鈴蘭(はぎの すずらん)
- 雪乃 直純(ゆきの なおずみ)
- 都大路 昇竜(みやこおおじ しょうりゅう)
- 朝比奈 すみれ(あさひな すみれ)
- セシルレーヌ
- 友人
- 逢坂 やよい(おうさか やよい)
- 志麻倉 夕映(しまくら ゆえ)
- 有馬 桜子(ありま さくらこ)
- 井坂 修三郎(いさか しゅうさぶろう)
- 高松 凱旋(たかまつ がいせん)
- 守永 真彩(もりなが まあや)
- 須田 鷹雄(すだ たかお)
- アリスリード
- エマトラド
- クレアハート
- エリザフラン
- 如月 英理子(きさらぎ えりこ)
- 関谷 未来(せきや みく)
- 滝宮 花音(たきみや かのん)
- 水守 弓美子(みずもり ゆみこ)
- カルロ 石堂(カルロ いしどう)
- 小園 紗姫(こぞの さき)
- 桐原 麗奈(きりはら れな)
- 足利 拓海(あしかが たくみ)
- 『Winning Post 10』のアイテム
- お守り
- 虹
- 金
- 銀
- 銅
- 緑
- DLCコンテンツ
- 繁殖牝馬 牡牝の産み分けチケット
- 幼駒・競走馬 限界突破チケット
- 幼駒・競走馬 能力開示チケット
- 競走馬 所有可能数+5
- 『Winning Post 10』の用語
- オーナーブリーダー
- サラブレッド
- 系統確立
- 世界適正
- 『Winning Post 10』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 1週放牧で調子上向き
- 月末放牧で競走馬寿命減少を緩和
- 1週放牧で持病改善