Poppy Playtime(ポピープレイタイム)のネタバレ解説・考察まとめ

『Poppy Playtime』とは、Mob Entertainmentが開発した一人称のロジックパズル、サバイバルホラーゲーム。2021年にチャプター1、2022年にチャプター2がリリースされている。架空のおもちゃメーカー「Playtime社」で起きた従業員失踪事件の真相を探るべく、主人公は工場を探索する。そこでハギーワギーを含め工場に住んでいるおもちゃたちが次々と主人公に襲い掛かる。凝った謎解き要素と個性的なキャラクター達が魅力だ。

『Poppy Playtime(ポピープレイタイム)』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

無料化されたチャプター1

元々ディレクターであったアイザック・クリストファーソンがほとんどのアイデアを出し、従来の型にはまらないユニークな作品を作るため尽力した。
2021年に「Steam」でリリース以降、その他媒体でのリリースやキャラクターのグッズ化なども積極的に行われている。より多くの人にプレイしてもらえるようチャプター2のリリース前にチャプター1は無料化されている。
チャプター1の人気ぶりに呼応するかのように、チャプター2は1の3倍の内容量で登場キャラクターも増えた。2022年にはチャプター3のトレーラーも公開されている。

ホラーゲームゆえの批判の声

従来のホラーゲームに当てはまらないポップなキャラクターやステージが逆に新感覚の恐怖を生むと話題になった。Steam版で日本語対応がないにも関わらず、多くの日本人YouTuberがプレイ動画をあげている。
チャプター1の所要時間が30分ほどで非常に短いことと、チャプター2ではバグが多かったことが批判されていた。また、開発者が非代替トークンを発表するとコミュニティから大きな反発が寄せられている。
さらにゲーム内のシーンが子供たちの間で流行ったことで、保護者からの好感はあまり得られなかった。
批判も多い本ゲームだが、個性的なキャラクター達が一部で愛されグッズの売れ行きは悪くないという。

ハギーワギーの過去

ゲーム内では主人公を襲う敵役の「ハギーワギー」だが、彼には子供も同情してしまう過去がある。
主人公は幼い頃、お気に入りだったハギーワギー人形を両親に捨てられてしまう。ゴミ捨て場で「ポピー」に手を差し伸べられた「ハギーワギー」だったが、その手を取らず主人公の家へ戻った。
窓から主人公の家を覗くと、そこには両親から新しい大きなぬいぐるみをプレゼントされて大喜びする主人公の姿があった。ショックを受けた「ハギーワギー」の目に「Playtime社」のビルの上に置かれた大きな「ハギーワギー」が映る。自分も大きくなれば主人公が喜んでくれるかもしれないと思った「ハギーワギー」は、「ポピー」の手を取って工場で手術を受けることになったのだった。
ゲーム内で登場する大きな「ハギーワギー」は主人公が幼い頃持っていたもの。手術の影響で自我を忘れ狂暴化した「ハギーワギー」は、かつての思いが報われることなく主人公の手によって葬り去られてしまう。
この悲しいエピソードもあって「ハギーワギー」は一番の人気を誇っている。

Studio71と連携して映画化

2022年4月に、MOB GamesはStudio71と連携してゲームを原作とする映画を制作していると発表した。映画のストーリーに関してStudio71のコンテンツスクリプト担当社長であるマイケル・シュレイバーは「独自の恐ろしい、心をつかむサーガとして独立した新しいストーリーを楽しむことができるでしょう」と語っている。

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@yuk1arare9

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