タッコク!!!(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『タッコク!!!』とは『週刊少年サンデー超』にて連載された、福地翼による卓球を題材にした漫画作品。卓球がテーマでありながら、ラブコメやバトルの要素、さらにSF要素も組み合わせた異色のスポーツ漫画となっている。4歳の時に将来を誓い合った主人公の丸の内ガクとヒロインの珠野カコは、10年後に再会を果たす。ガクが海外を飛び回っている間に、日本では「卓球告白法」という法律が制定され、交際するには卓球で勝利する必要があった。カコと付き合う為に、ガクが卓球の腕を磨いていく物語である。

「略奪タッコク(りゃくだつたっこく)」とも呼ばれる。
正式なカップルを強制的に別れさせ、意中の相手を奪うことができる。同性同士で試合することになり、挑戦者が勝てば意中の異性を奪い新たなカップルすることが可能となる。

卓球追試験(タッコクエスト)

同じ相手に30回連続でタッコクを申し込み、負けた者の救済措置として作られたルール。
国が選び抜いた5人の猛者を相手に勝ち抜き戦を行い、全員に勝つことができれば、謹慎処分を免除できる。1回でも負けると失敗となる。

ジャッジマン

タッコク庁が用意した制裁ロボット。
正式なカップルではない男女が触れ合うとどこからともなく現れ、制裁を加える。「ギルティー」と叫んで登場するのが特徴。
非常に凶悪なプログラムが入れられている為、制裁が完了するまで相手を追いかけまわす他、制裁までに時間がかかればかかる程凶暴化していく。高性能に作られているが、稼働時間が3時間となっている。

ポストマン

タッコク庁が用意した情報伝達ロボット。
真っ黒な熊のような見た目で、顔や体に郵便マークがある。タッコク関連の手紙を直接本人に渡すのが仕事で、手紙を渡すとすぐに帰っていく。

AAA計画(トリプルエープロジェクト)

10年前に当時日本の総理大臣だった大泉が全世界に向けて立案した地球規模の計画。
異星人との卓球勝負を引き受けた大泉は、各国の代表に事の次第を全て伝え、それぞれのやり方で10年後に異星人と戦う為に選手育成を頼んだ。日本では、その一環としてタッコク法が法律化した。
異星人との試合を半年前に控えた6月には計画は最終段階に入り、各国の卓球ランキング5位までの中学生がそれぞれ一カ所に集められ、最終選抜を行った。この計画は、各国の要人の中でもごく一部しか明かされておらず、国民にはなんの説明もされていなかった。
計画名のAAAは、「Arms to Attack the Aliens(異星人をぶっ倒す為の武器)」という意味から取られている。

施設

流星中学校(りゅうせいちゅうがっこう)

ガクやカコが通う中学校。
ごく普通の中学校だが、タッコク法の関係で、学校の至る所に卓球台が設置されている。また、生徒の中には、タッコク庁から正式に認められた審判員も存在している。

卓球追試験会場(タッコクエストかいじょう)

卓球追試験が行われる5階建てのビル。
各階で待ち構えている試験官に有利なフロアが用意されている。

学園AAA(がくえんとりぷるえー)

AAA計画の為に作られた多国籍学園。
校舎は日本に鹿児島家種子島周辺にある無人島に建てられている。各国の卓球ランキング上位5名が集められ、半年間学園を辞めずにいられた者にはどんな願いでも叶えると約束されている。
教室は各国ごとに分けられているが、座学はほとんどない。毎日10試合行われ、ランダムで選ばれる選手同士が試合をし合い、負けた者から退学になるという過酷なルールが設けられている。
開始から約1か月で選抜チーム「クラスX」の選手を選び、残り5か月で選ばれた選手の強化を図った。

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