戦奏教室(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『戦奏教室』(せんそうきょうしつ)とは、原作・空もずく、作画・十森ひごろによる日本のファンタジー漫画。集英社の『ジャンプSQ.』にて2022年7月から連載が開始された。
頭に植物の枝が生えた「枝憑き(えだつき)」と呼ばれる異能力者が存在する世界。主人公のリュカは、ラッパの音を使って大勢に指示を出せる能力を持っていた。その能力を認められ、リュカは教皇領の「枝憑き」部隊の隊長をすることになる。「花冠」と呼ばれる強大な力を持つ「枝憑き」を倒し、自由の身になるためにリュカは仲間と共に奮闘していく。

かつて存在した高度な文明の遺産。「塔(とう)」の中には文化的な技術遺産がたくさん遺されており、これを解明することで人類は発展を遂げてきた。人類の文明の源であり、それと同時に信仰の対象でもある。「塔」のもたらす技術や情報はそのまま国力に直結するため、物語時間軸現代の人々は、この「塔(とう)」を巡って戦いを繰り広げていた。死んだ人々の魂がいく場所であり、その人達の魂の情報を記録している。人間の素体を作ることも可能で、素体を作って記憶をダウンロードすると、死んだ人間を生き返らせることもできる。ただし肉体は成長しない。

塔教(とうきょう)

「塔」を管理する組織。

枝憑き(えだつき)

頭に植物の枝のようなものが生えた人間の、いわゆる、異能力者である。「●●の枝憑き」と呼ばれることが多い。この枝は14歳で”発芽”し、枝を生やした人間に超常的な能力を与える。能力は人それぞれ。戦闘に特化したものもいれば、サポートに特化したものなどいろいろといる。「枝憑き」は「塔」から不思議な力を与えられ、その力を利用して異能力を使用する。そのため「塔」の力が及ばないほど離れると、「枝憑き」は能力を使うことができない。

『戦奏教室』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

仲間に寄り添うリュカの心優しさ

傭兵団の中で育てられたリュカは、戦いや略奪が嫌いで、大好きな音楽以外はクソだと思っていた。当然他人に寄り添う方法なんて知らないし、他人によくされたことだってない。それでも自分でも気づかないほどリュカは心が優しい性格だった。仲間になった「枝憑き」達の心を理解し、自分なりの言葉で仲間に寄り添っていく。リュカの不器用な人への寄り添い方は、綺麗事なんて言わなくても人に寄り添うことができることを教えてくれる。

成長していくゾーイ

ゾーイは未来の自分から力を借りるという「枝憑き」の能力の影響で実年齢は27歳だが、精神年齢は9歳で止まっていた。塔下のことを母親だと思い込み、塔下の言うことだけを聞いて戦ってきた。しかしリュカと出会い、自分を大切にしてくれるリュカに心を開いていく。そして次第に自分で考えて行動もしていくようになる。戦士として、女性として成長していくゾーイの姿は見どころの1つだ。

リュカの夢の始まり

リュカは楽師になるという夢があった。音楽が大好きで教皇領に来てからは、塔下に音楽も習っている。ラッパ手として兵達を率いてきたリュカは、ついに楽師として人前でラッパの演奏をすることになる。その美しさに人々は見入り、聞き入る。リュカが夢に向かって一歩踏み出した瞬間だった。

『戦奏教室』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

『戦奏教室』単行本1巻発売を記念してYouTubeでPVを公開

2022年9月1日、『戦奏教室』の単行本1巻の発売を記念して、YouTubeの「ジャンプSQ.公式」チャンネルで記念PVが公開された。

yuzu_yugu0819
yuzu_yugu0819
@yuzu_yugu0819

目次 - Contents