桃組プラス戦記（漫画）のネタバレ解説・考察まとめ

2023.11.17

『桃組プラス戦記』とは、左近堂絵里により2005年から『月刊Asuka』で連載を開始した学園アクション漫画。2017年からは『コミックNewtype』へ移籍した。謎の超マンモス学校に転校してきた桃園祐喜は、転校早々に自身が「桃太郎」の生まれ変わりであると告げられる。長年苦しんできたトラブル吸引体質の原因が鬼からの呪いであり、このままでは18歳までに死んでしまうという。体質のせいでずっと孤独だった主人公が、やっとできた友人たちと共に己の運命を覆すために奮闘する物語である。

『桃組プラス戦記』の登場人物・キャラクター

CV：遊佐浩二
『桃太郎』の覚醒具である鬼美弾護の核のような存在。
主に合わせて成長する珍しい覚醒具であり、本来は刀である。
前代の戦いで持ち主でない祐喜の母が使用したため粉々に砕けてしまったが、きれいに打ち直されて祐喜の手に渡った。

川原涼一（かわはらりょういち）

清子（左）と涼一（右）

CV：緑川光
愛譚学園高等部家政科2年。『桃太郎』のお婆さんの生まれ変わりであり、性別が逆転して生まれ変わっている。
現代最高峰の縫い物のプロ「細工縫術師」であり、その作品は数百万を超える値が付く。
血のブロックで桃太郎の戦いに直接関わることができないが、全力で後方支援をして祐喜たちを見守っている。

柴浦清子（しばうらきよこ）

CV：生天目仁美
愛譚学園高等部農業科2年。『桃太郎』のお爺さんの生まれ変わりであり、性別が逆転して生まれ変わっている。
美少女の見た目でありながら、農業科の屈強な男たちを従える猛者である。
血のブロックで桃太郎の戦いに直接関わることができないが、全力で後方支援をして祐喜たちを見守っている。

生まれ変わり組

椀野針也（わんのしんや）

CV：冬馬由美
愛譚学園高等部国文科1年。『一寸法師』のモデルになった退鬼師の生まれ変わり。
20歳までに3匹の鬼を倒さないとこの先一生背が伸びない呪いにかけられている。ちなみに現在148cm。
祐喜とは共同戦線をはっている仲間である。
姫の生まれ変わりである桜子が大好きであり、裁縫が不得手な彼女の作品のモデルが何かを一発で当てるほどに桜子に精通している。

京野桜子（きょうのさくらこ）

CV：三宅健太
愛譚学園高等部家政科1年。『一寸法師』に登場した姫の生まれ変わり。
身長182cmで非常に体格もよくてヤンキーのような顔をしているためよく男性に間違われる。
裁縫は壊滅的だが料理はとても上手であり、友人には非常に優しい一面をもつ。

野槌鐘女（のづちかなめ）

鐘女（左）と笑男（右）

愛譚学園高等部体育科3年。『金太郎』のモデルになった退鬼師の生まれ変わり。
笑男が力を使わないと蛇蟲獣の力に押しつぶされてしまうため、常に敵を作ってその力を発散させている。
警備委員会に属していたことがあるが、笑男が力を暴走させて事の責任を取る形で除名となった。
巳の家の人間でありながら金太郎として生まれたことで自己の確立に失敗しそうになっていたところを、無自覚な笑男の言葉で救われた過去がある。
無表情で口数もかなり少ないが弟のことはとても大切にしている。