桃組プラス戦記

桃組プラス戦記

『桃組プラス戦記』とは、左近堂絵里により2005年から『月刊Asuka』で連載を開始した学園アクション漫画。2017年からは『コミックNewtype』へ移籍した。謎の超マンモス学校に転校してきた桃園祐喜は、転校早々に自身が「桃太郎」の生まれ変わりであると告げられる。長年苦しんできたトラブル吸引体質の原因が鬼からの呪いであり、このままでは18歳までに死んでしまうという。体質のせいでずっと孤独だった主人公が、やっとできた友人たちと共に己の運命を覆すために奮闘する物語である。

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桃組プラス戦記のレビュー・評価・感想

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桃組プラス戦記
8

主人公は生まれ変わりの桃太郎

表紙が繊細なイラストで興味を持ち、1巻から読んでいます。主人公の祐喜は鬼の呪いを解かなければ18歳までに死んでしまうという、一見シリアスな内容でしたがむしろ逆で、ギャグ要素満載でした。お供でなくお友達な咲羽、雪代、雅彦と一緒に鬼が出す条件をクリアしていく内に、祐喜がどんどん強くなっていくのがかっこいいです。鬼たちも個性的なキャラばかりです。舞台は私立愛譚学園でのお話で、その高校では昔ばなしの人物が生まれ変わって学校生活を送っています。鬼達も生まれ変わっており、高校生として生活していますがそれぞれの思いがあり、クリアの条件もそれぞれで全く違っています。それをクリアするために祐喜達が奮闘するのですが、鬼を巻き込んでのコメディ展開で面白く読んでいけます。桃太郎の登場人物の話だけでなく別の日本昔ばなしや西洋のおとぎ話のキャラも出てきます。一寸法師、白雪姫や親指姫、シンデレラと様々なキャラが出てきますがやはり個性豊かで祐喜達が巻き込まれていきます。でも最終的には仲良くなる、読んでいて安心できる漫画です。残りの鬼の条件もクリアして最終的にはハッピーエンドになるのだろうと思いつつ、気になり読み進めております。きれいな絵が好き、バトル好き、コメディ好きな方にはおすすめだと思います。

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