スイカゲーム(Suika Game)のネタバレ解説・考察まとめ
『スイカゲーム』とは、Aladdin Xが開発したパズルゲーム。中国の米兜科技が開発した『合成大西瓜』というゲームが源流であり、2021年にはNintendo Switchで単体のゲームとして発売された。
『テトリス』に代表される“落ち物パズル”の1種で、ボックスの中にフルーツを落としていくのが基本ルール。フルーツは同じ種類のものがくっつくと別のものへと形を変える性質があり、これを利用して高得点を狙っていく。2023年に動画配信者の間でブームとなり、大ヒットを記録した。
『スイカゲーム』の概要
『スイカゲーム』とは、Aladdin Xが開発したパズルゲーム。
中国の米兜科技が2021年の1月に開発した『合成大西瓜』というゲームが源流であり、同年12月にはNintendo Switchで現在の仕様のものが発売された。定価は240円と、非常に低価格に設定されている。
『テトリス』に代表される“落ち物パズル”の要素に、2つ以上のものを合成して新しいものへと変えていく“マージ系”と呼ばれるゲームのシステムを組み合わせた、シンプルで奥深いゲーム性が特徴である。溢れさせないよう気を付けながらボックスの中に様々なサイズのフルーツを落としていき、高得点を狙っていく。
フルーツは同じ種類のものを触れ合わせると別のものへと変わる性質があり、これを利用してスペースを作っていくのが基本。個々のフルーツはサイズから形状、別のものへと変化させた時の動き方などが微妙に異なり、この違いをうまく活かすことが攻略のコツとなっている。
2021年の販売当時はそれほど注目されていなかったが、2023年9月に動画配信者の間で大きなブームが発生。低価格で手を伸ばしやすいこともあって一気に話題の的となり、短期間で大ヒットを記録した。
『スイカゲーム』の登場人物・キャラクター
ポッピー
ボックスの中にフルーツを落とす、雲のような姿のキャラクター。「Aladdin X」のマスコットキャラクターである。
『スイカゲーム』のゲームシステム
フルーツの進化
登場するフルーツは、小さい順から「さくらんぼ」、「いちご」、「ぶどう」、「デコポン」、「かき」、「りんご」、「なし」、「もも」、「パイナップル」、「メロン」、「スイカ」の11種。いずれのフルーツにも顔が描かれており、「頭を使うゲームだけど、フルーツがニコニコしながらこっちを見ているので和む」と好評されている。
これらのフルーツを可能な限りたくさんボックスの中に収め、高得点を出していくのがゲームの目的となる。フルーツは基本的には丸い形状をしているが、例外も存在する。
ボックスの中に放り込まれたフルーツは、物理演算によって下の方へと転がっていく性質がある。個別に重量なども決められているため、フルーツを落とした後ボックスの中の状況が落ち着くまでは若干のタイムラグが発生する。
同じフルーツが触れ合うと、1つ大きなサイズのフルーツに変化する。これによりボックスの中に占める容積が少し減るため、「可能な限り同じフルーツをくっつけて変化させていく」のが基本的な戦術となっている。また、フルーツは変化する際に跳ねる性質があり、これによって現在のフルーツの積まれ方も変わっていく。
時間制限はまったくないため、どこにどのフルーツを落とすかじっくり考えながらプレイすることができる。
さくらんぼ
もっとも小さいフルーツである。
いちご
2番目に小さいフルーツ。変化で作ることのできる最小のフルーツでもある。ぶどうほどではないが、完全な球形をしておらず、狙った位置に置くには慣れが必要。
大きさ相当に重量も軽く、それだけに変化時に大きく跳ねるのが特徴。
ぶどう
3番目に小さいフルーツ。他のフルーツは見た目に多少の違いはあれど概ね球形のものとして扱われるが、ぶどうのみ“ヘタ”部分にも判定がある。
デコポン
4番目に小さいフルーツ。日本で生まれたみかんとポンカンの交配種で、甘味の強さから欧米で人気が高い。
かき
5番目に小さいフルーツ。原産は中国だとされているが、世界的には日本のものが有名。熟したものは甘みが強く、「ジャパニーズアップル」もしくは「カキ」の名で人気を博している。
ポッピーがボックスの中から落とすフルーツの中では最大のもの。これ以上に大きいサイズのフルーツは、プレイヤーが合成して作らなければならない。
りんご
11種の中で、ちょうど折り返しに位置するフルーツ。りんご以降のフルーツはプレイヤーが合成することでしか作れない。
なし
5番目に大きな果物。中国原産の果物で果汁が多く、日本で特に親しまれている果物の1つ。延々と品種改良を重ねた日本産のなしは、高級品として世界的に珍重されている。