ヒメノスピア(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ヒメノスピア』とは、村田真哉(むらたしんや)によって2017年から2020年まで『月刊ヒーローズ』で連載され、『コミプレ』 『わいるどヒーローズ』に移籍後は2020年から2021年まで配信されたミステリー・サスペンス漫画。赤い寄生蜂を食べて特殊能力に目覚めた女子高生・園藤姫乃(えんどうひめの)の戦いと成長を描く。虐められっ子で自分の味方が誰もいなかった姫乃が、自らの意思で行動し難しい局面で重要な選択をしていくのは本作の大きな見所だ。

鷺宮女子高等学校の生徒で姫乃に悪質な虐めをしていたグループの主犯格。虐めの一貫として赤い蜂の死骸を無理矢理食わせたことで、女王として覚醒した姫乃に兵士化された。
以降は親友兼腹心として兵士達の指揮や作戦会議に出席するなど、広範囲に渡り彼女をサポートするようになる。友人には非常に親切だが姫乃に対しての愛情はやや暴走気味だ。

藤本康臣(ふじもとやすおみ)

鷺宮女子高等学校の保険医に転職する前はフジモト生物化学研究所で所長を務めていた中年男性。警察の依頼で赤い蜂の研究を行い、黒田に助言をしていた。
かつての部下には姫乃にされた原口理栄(はらぐちりえ)がいる。鷺宮女子高銃撃テロ事件で女王の逃亡の協力者となった原口を、研究者としての本分と好奇心から助長させた為、最終的には研究所から追放された。
外見上は気さくな男性だが雌至上主義者であり、男尊女卑の人間社会とは相反する考えを持つ人物。赤い蜂の能力や経歴を知った上で、地球の支配者には蜂の眷属こそが相応しいと思っている。

安達瑞(あだちみず)

凶暴な雰囲気を持つ15歳の少女で、母親の安達瑠至亜(あだちるしあ)から長い間育児放棄という仕打ちをされてきた。母親からの扱いに完全に慣れてしまったが故に、誰からも愛を必要としない自立心を手に入れるに至る。過去の経験から善意から来る無償の奉仕には嫌悪感があり、「善意アレルギー」反応を起こす。
姫乃に兵士化された影響で、これまで娘に愛を注いで来なかった母親が突然まともになってしまったことで家出を決意。鷺宮女子高等学校には姫乃の殺害と母親を元に戻す方法を得る為に転校した。
転校当初は相手のことを教祖気取りのサイコ女かと思っていたが、実際は地味で冴えない女子高生であることを知る。詳細と覚悟を聞かされても生理的な嫌悪感は消えず殺害を企てるが失敗し拘束された。
女王の能力とヒメノスピアという楽園都市の正体を知っても、諦めることは出来ず生徒会に加入することでヒメノスピアを滅ぼすことを決意する。

セレナ・セルバンテス

1850年代のニューヨークのファイブポインツで産まれたアメリカ人女性。ファイブポインツはニューヨーク最悪のスラム街と言われた場所で、幼少期のセレナ・セルバンテスは物乞いや盗みをしながら生活していたことが分かっている。女王の力を得たのは9歳の頃で、当初は子供が死なない世界を実現しようという理想を持っていたが、女王の力に慣れていくうちに方向性が変化。アメリカを裏から支配し、アメリカ大統領さえも隷属扱いするまでになった。
160年近くも生きてきたのに16歳の姿でいるのは、16歳で肉体最盛期を迎えてから加齢していないからだ。女王の力に詳しく気に入った相手には気さくに接するが、基本的には策士であり常に相手を見下す態度を取る。
姫乃に対しては初対面の時から気さくに接し、女王としても高く評価していた。

鷺宮女子高等学校

時坂涼子(ときさかりょうこ)

姫乃に悪質な虐めを行っていた女子生徒のうちの1人。突然性格が変わった服部渚(はっとりなぎさ)のことを問い質していた際、姫乃の針に刺されて兵士化された。
兵士化以降は姫乃を悩ますセクハラ担任を服部達と共に殺害。鷺宮女子高銃撃テロ事件の際には警告役を買い黒田の前に立ち塞がるが、躊躇なく射殺されてしまった。

金古登(かねこのぼる)

姫乃達が在席するクラスの担任。服部達に姫乃が暴力を振るわれていることを知りながら見て見ぬ振りをしてきた。
急に姫乃が服部達虐めグループと仲良くなったことから、援助交際によるものではないかと誤解し体で代償を支払うよう要求。母親が家庭内暴力をする切っ掛けになった男を思い出した姫乃は、かつての惨めな日常に戻りたくない一心で女王の力で金古登(かねこのぼる)を攻撃した。
兵士化は女性限定だった為逃走を試みるも待ち伏せしていた服部達に殺害される。金古の一件が後の警視庁公安部特務捜査課による鷺宮女子高銃撃テロ事件の切っ掛けとなった。

三村巴(みむらともえ)

鷺宮女子高等学校の生徒で兵士の一人。警視庁公安部特務捜査課の取調の際は姫乃への虐めを笑っていたが、兵士化後は証言を180度転換した。
鷺宮女子高銃撃テロ事件発生時は姫乃を逃がす為に警察の特殊急襲部隊と戦うが、最終的には周囲にいた一般生徒達と共に射殺されてしまう。

玄野二穂(くろのにほ)

鷺宮女子高等学校の生徒で生徒会役員。兵士化してから女王に忠誠を誓う他の生徒達とは違い、真っ向から姫乃を否定し嫌っている。
安達瑞(あだちみず)と秘密裏に手を結ぼうとした際は、蠅に会話を妨害されたという理由で異常なまでに激怒。穏やかそうな外見に反してかなりの激情家で、凶暴な一面を持つ安達でさえ動揺を隠せなかった。

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