空想委員会(バンド)の徹底解説まとめ
空想委員会とは日本のスリーピースロックバンド。Vo&Gの三浦隆一を中心に2008年に結成され、2010年にBの岡田典之、Gの佐々木直也が正式に加入。2014年にキングレコードから、アルバム『種の起源』でメジャーデビューを果たす。2019年4月に活動を終了したが2021年4月、活動を再開。その後、2023年2月にGの佐々木が一身上の都合で音楽活動を休止。2023年4月3日、Vo&Gの三浦が大腸がんのため死去。2023年12月9日、ラストワンマンライブ「解散式~委員長ありがとう!」を以て、解散した。
2014年10月に発売されたメジャーレーベルからの最初のシングル。
このMVは藤安広人が監督を務めている。
『JAPAN COUNTDOWN』(テレビ東京系)2014年10月度エンディングテーマ、『ミッドナイトシャッフル』(BC岩手放送)エンディングテーマに採用された。
全速力ガール
2021年に発売された空想委員会のアルバム『世渡り下手の愛し方』に収録されている楽曲。
このMVは空想委員会と10年来の親交がある祖父江孝人が監督を務めている。空想委員会の音楽に対する真摯な姿勢、優しさ、力強さが感じられる映像となっている。
タイトルからインスパイアされた全速力で走り抜ける女性は、ファッションモデルや女優、 MV出演など活躍の幅を広げている久保乃々花が演じている。
空想委員会の名言・発言
三浦隆一「いつまでどこまでやれるかわからないけど、最後の最後まで大好きな音楽をやり続けたいので希望を捨てずに頑張ります」
公式サイトで大腸がんの治療を続けながら音楽活動を行っていたことを報告した三浦。その後、2023年3月20日のX(旧Twitter)で三浦は都内の病院に入院していることを告げ、「いつまでどこまでやれるかわからないけど、最後の最後まで大好きな音楽をやり続けたいので希望を捨てずに頑張ります」と語った。
岡田典之「三浦さんのいない空想委員会は空想委員会ではない」
2023年4月3日に三浦隆一が亡くなり、その後7月3日に今後の空想委員会の活動に関して、公式サイトで報告した中で「なんとか活動を続けられないかと佐々木やスタッフと何度も何度も話し合った」と話している。
しかし、岡田は「三浦さんのいない空想委員会は空想委員会ではない」という決断に至り、解散することになった。まだまだやりたかったことや目標はあったが、常に全力で活動していたので空想委員会としてやり切った、走り抜けたと話し、最後は「ありがとうございました」とファンに向けて感謝の言葉を述べている。
佐々木直也「空想の音楽は一生残ります」
2023年4月3日に三浦隆一が亡くなり、その後7月3日に今後の空想委員会の活動に関して、公式サイトで報告した中で佐々木は空想委員会の活動は終わるが、「空想の音楽は一生残ります」と話している。「三浦君、岡田君と本気で向き合って作った曲なので、これからも聴いてくれたら嬉しい」と話し、「ありがとうを何回言っても足りない」と感謝の言葉を述べている。
空想委員会の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
前代未聞のバンドのキャッチコピーは「共感したら負け組?!」
2011年12月にインディーズデビューした空想委員会のキャッチコピーは「共感したら負け組?!」。
インタビューで、三浦の書く歌詞を見た人たちから「残念だね」と言われ、そういうところから「共感したら負け!」と言われるようになったと話している。
NUMBER GIRLが教えてくれた楽曲との向き合い方
メジャーデビューアルバム『種の起源』を発売した時のインタビューで三浦隆一は、メジャーデビュー以前から学校をコンセプトにした楽曲を歌い続けていたが、意識したのはかなり後だったと話している。三浦は高校のときに抱えていたモヤッとしていたものがずっと残っていて、その気持ちを吐き出す方法として音楽を始めている。しかし、歳を重ねるにつれて、社会的な見え方を気にするようになっていたが、NUMBER GIRLの向井秀徳がずっと17歳の感情を歌い続けるのを見て、それをやっても大丈夫なんだとNUMBER GIRLが教えてくれたと話している。
活動休止期間があったからこそ初心に戻れた
2年間の活動休止を経て復活した時のインタビューで、復活してからはインディーズデビューする前の感覚に近く、軽音部でバンドやって遊んでいるような感じで楽しいと話している。活動休止後は3人がソロで音楽活動を続け、それぞれが音楽の素晴らしさを再確認し、空想委員会には独特の力があることを実感した。そういうことを経験できたからこそ、「3人揃って今は初心に戻れたのかな?ほんと、楽しくてしょうがない」と語っていた。
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目次 - Contents
- 空想委員会の概要
- 空想委員会の活動経歴
- 空想委員会の結成からメジャーデビュー
- メジャーデビューから活動終了
- 活動再開から解散
- 空想委員会のメンバー
- 三浦隆一(みうらりゅういち)
- 岡田典之(おかだのりゆき)
- 佐々木直也(ささきなおや)
- 杉本さおり(すぎもとさおり)
- サポートメンバー
- テディ
- HAZE(はぜ) / 大宮洋介(おおみやようすけ)
- 空想委員会のディスコグラフィー
- シングル
- 『回顧録』
- 『懺悔録』
- 『完全犯罪彼女』
- 『美女眼鏡/ワールズエンド』
- 『純愛、故に性悪説』
- 『僕が雪を嫌うわけ/私が雪を待つ理由』
- 『ビジョン/二重螺旋構造』
- EP
- 『空想見聞録』
- 『空の罠(上)』
- 『空の罠(下)』
- 『空想片恋枕草子』
- 『色恋沙汰の音沙汰』
- 『何色の何』
- ミニアルバム
- 『恋愛下手の作り方』
- 『僕はまだ必要十分 条件を満たしていない。』
- 『GPS』
- アルバム
- 『種の起源』
- 『ダウトの行進』
- 『デフォルメの青写真』
- 『世渡り下手の愛し方』
- ベスト盤
- 『空想録(二〇一一‐二〇一八)』
- コンピレーションアルバム
- 『営業下手な音楽家達のかっこいい音楽』
- 『首謀者:空想委員会 大歌の改新コンピレーションアルバム 第壱章』
- DVD
- 『2019.3.31空想委員会ラストワンマンツアー『結び』 atヒューリックホール東京』
- 空想委員会の代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- 完全犯罪彼女
- 八方塞がり美人
- 純愛、故に性悪説
- 全速力ガール
- 空想委員会の名言・発言
- 三浦隆一「いつまでどこまでやれるかわからないけど、最後の最後まで大好きな音楽をやり続けたいので希望を捨てずに頑張ります」
- 岡田典之「三浦さんのいない空想委員会は空想委員会ではない」
- 佐々木直也「空想の音楽は一生残ります」
- 空想委員会の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 前代未聞のバンドのキャッチコピーは「共感したら負け組?!」
- NUMBER GIRLが教えてくれた楽曲との向き合い方
- 活動休止期間があったからこそ初心に戻れた