しん次元！クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜のネタバレ解説・考察まとめ

CV：大本眞基子

しんのすけのご近所さん。ミッチーの妻。天然で利己的な性格をしている。常識や礼儀が欠けている一面も。

川口（かわぐち）

CV：中村大樹

ひろしの会社の後輩。ひろしを「先輩」と呼んで慕っている。

モンスター非理谷（モンスターひりや）

CV：丹羽正人

非理谷が悪のエスパーの力に飲まれて形を変えた異形のモンスター。『クレヨンしんちゃん』の作品では珍しい、なかなかグロテスクな見た目をしている。

『しん次元！クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜』の用語

ヌスットラダマスの予言

大予言者ノストラダムスの隣町に住むヌスットラダマスが残した予言。内容は、「20と23が並ぶ年に天から二つの光が降るであろう。一つは暗黒の光、もう一つは小さな白い光…やがて暗黒の光は強大な力を持ち、平和をごっつ乱し、世界にめっちゃ混乱を招くことになるんやでえ」というもの。解読すると、2023年に宇宙から2つの光が降り注ぎ、世界を混沌と化すという内容である。

国際エスパー調整委員会

超能力に関しての研究、エスパーの発見、保護、監視などを行う組織。海外に本部があり、支部は埼玉県にのみ存在している。

令和てんぷく団

自称・ヌスットラダマス2世が発足した組織。明るい未来が見えない国を憂い、国に絶望した若者達を集めて、その負のエネルギーで国家転覆を目論んでいた。悪のエスパーになった非理谷の力を利用して、圧倒的な力を手に入れたが、それが予想を超える強大な力だったてめ、国際エスパー調整委員会に助けを求めた。

『しん次元！クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜』の名言・名セリフ／名シーン・名場面

しんのすけとひまわりの兄妹パワー炸裂

しんのすけはカンタム・ロボを操って、悪のパワーが増した非理谷と戦う。しかし幼いしんのすけでは思うようにパワーが出せず、しんのすけはどんどん追い詰められていく。そんなしんのすけを救ったのは、妹のひまわりだった。ひまわりもまた白い光を浴びて正義のエスパーになっていたのだ。ひまわりは兄を助けるために正義のパワーを炸裂。非理谷の攻撃を押し返し、しんのすけと共に非理谷を倒すべく戦う。しんのすけとひまわりの兄妹の絆が見える名場面である。

幼い非理谷を癒やすしんのすけの優しさと強さ

しんのすけはモンスター非理谷の中に吸い込まれ、5歳の非理谷と出会った。非理谷の両親は共働きで、2人の帰りは夜遅く。まだ5歳だった非理谷は家で寂しく両親が帰るのを待つしかなかった。そんな非理谷にしんのすけは声をかけ、”一緒に”テレビを見てお菓子を食べた。誰かと”一緒に”過ごすのは幼い非理谷にとってはとても新鮮で、そしてとても嬉しいことだった。

場面は変わり、非理谷は8歳になっていた。引っ込み思案の非理谷は通学路でイジメっ子3人に囲まれてカツアゲをされていた。それを見たしんのすけは迷うことなく、非理谷を助けに走る。なんとかイジメっ子を攻撃した隙をついて逃げることに成功した。無事に逃げおおせたしんのすけと非理谷は互いに笑い合う。

そしてまた場面が変わった。もう少し大きくなった非理谷は自宅で両親と手巻き寿司を食べていた。しかし3人ともちっとも楽しくなさそう。しんのすけが窓からそんな様子を見ていると、突然非理谷が席を立って家の外に飛び出す。しんのすけはそれを追いかけた。何でも非理谷の両親は離婚を決めたらしい。家族3人最後の食事ということで手巻き寿司を食べていたようだが、非理谷にとってそんな状況が楽しいはずもなかった。非理谷は自暴自棄になり、1人で生きていくことを決める。そこへ現れたのは、かつて非理谷をカツアゲしていたイジメっ子達だ。イジメっ子達は再び非理谷をイジメる。しんのすけはまたイジメっ子達に立ち向かうが、年齢差が大きくなったことで、しんのすけはイジメっ子達に手も足も出なかった。しんのすけは傷ついても傷ついても立ち上がって非理谷を助けようとする。そんなしんのすけを見て非理谷も自分を奮い立たせた。2人はイジメっ子達を今度こそ撃退。モンスター非理谷は消え去った。

モンスター非理谷が消えてなくなった後も、非理谷の中にはしんのすけに助けられた記憶が残っていた。しんのすけの強さや優しさに触れ、非理谷はこれからの人生を頑張ることを誓うのだった。

『しん次元！クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

原作は番外編漫画『しんのすけとひまわりのエスパー兄妹』

『しん次元！クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜』は、『クレヨンしんちゃん』の単行本26巻に収録されていた番外編漫画『しんのすけとひまわりのエスパー兄妹』を元にした映画である。この続編として、『まんがタウン』2023年9月号では、続編である『エスパー兄妹ふたたび』が掲載されている。

制作期間は7年

『クレヨンしんちゃん』の映画は、コロナ禍も毎年、制作・公開が行われてきた。『しん次元！クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜』は、毎年公開されている映画とは別に独立したプロジェクトとして進行しており、構想から実に7年かけて制作が行われている。

『しん次元！クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜』の主題歌・挿入歌