海底47m 古代マヤの死の迷宮(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『海底47m 古代マヤの死の迷宮』とは、2019年製作のイギリスとアメリカの合作映画。海底で人喰いザメに出くわす恐怖を描くパニックスリラーの第2弾。前作に引き続き、スリラー映画を得意とするヨハネス・ロバーツ監督がメガホンをとり、海の中に眠る古代遺跡をダイビングしていた女子高生4人組に襲いかかるサメの脅威が映しだされていく。ジェイミー・フォックスの娘コリーヌ・フォックスや、シルヴェスター・スタローンの娘システィーン・スタローンらフレッシュな若手女優が顔をそろえる。

クライミング用の昇降機。手が滑ってロープから手を離したり落下したりする危険を回避できる。

信号弾

危機的状況にある際、海上または地上から救難信号として用いる。軍用としても使用され、これにより敵に見つかることもある。

『海底47m 古代マヤの死の迷宮』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

サーシャ「イジメ女たちと船に乗りたい?」

グラントとのダイビングの予定が延期となり、代わりに向かったサメツアーの待機場にはミアをいじめるキャサリンがいた。落ち込むミアに対し、義姉のサーシャは「イジメ女たちと船に乗りたい?」と言って、ニコールとアレクサと共にダイビングへ行くよう誘う。この一言により、ミアは海底遺跡へと向かうことになる。

グラント「ハーネスを外せ!」

ニコールがサメに食べられ驚くグラント、ミア、アレクサ(左から)

アッセンダーを使い洞窟から脱出を図った5人だったが、下からサメがやって来た。恐れたニコールが順番を守らずにアレクサを押しのけて登ろうとするが、アッセンダーが2人の体重に耐えきれず壊れてしまう。グラントはアッセンダーの「ハーネスを外せ!」とニコールとアレクサに叫ぶが、動転した2人の耳には入らず、結果ニコールは海底に落下してサメに食べられてしまう。

ミア「邪魔よ!」

サメに向かって銃弾を放つミア

ミアは船上に上がることができたが、サーシャは上がる直前にサメに海へ引きずりこまれてしまう。義姉を助けようと「邪魔よ!」と叫びながら船員達をかき分け、船に備わった信号弾を手に取りミアは再び海に潜水する。いじめられっ子の彼女が海底の一連の出来事で生まれ変わったことがうかがえる言葉。

『海底47m 古代マヤの死の迷宮』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

製作開始当初のタイトルは『海底48m』

前作の『海底47m』の後継作として制作が開始された当初は、『海底48m』という仮題であった。しかし、タイトルにチープ感があると監督のヨハネス・ロバーツが反対し、『海底47m 古代マヤの死の迷宮』に落ち着いたと言われている。

大物俳優の娘が揃った珍しいキャスティング

サーシャを演じるコリーヌ・フォックスは、コメディ俳優として著名のジェイミー・フォックスの娘であり、ニコールを演じるシスティーン・スタローンは、ボクシング映画の金字塔『ロッキー』の主演を務めたシルヴェスター・スタローンである。ロバーツ監督は彼女達のキャスティング決定に際し、父であるジェイミーとシルヴェスターに「父親には忖度せず、コリーヌやシスティーンの演技を純粋に評価して撮影に取り組む」旨を連絡している。

舞台に海底洞窟を選んだ理由は緊迫感の演出

ロバーツ監督は、「極限の状況下で、必死に助かる術を探り続ける」という前作のコンセプトは踏襲しながら、「窮屈で圧迫感のある」映画にしたかったという。古代都市の海底洞窟を舞台とすることで息苦しさと暗さを演出し、監督の望む緊迫感のある作品となった。

『海底47m 古代マヤの死の迷宮』の主題歌・挿入歌

挿入歌:Status Quo「Wild Side Of Life」

挿入歌:Emily Maguire「Start Over Again」

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