カスミン（アニメ・漫画）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】
『カスミン』とは、2001年から2003年までNHK教育テレビで放送されていたアニメ、及びこれを原作とする漫画作品である。小学4年生の春野カスミが、「ヘナモン」と呼ばれる八百万の妖怪たちと交流するホームドラマ＆ファンタジー。初めはヘナモンに戸惑っていたカスミだがすぐに彼らと打ち解け、長らく断絶状態だった人間とヘナモンの懸け橋になりたいと望むようになる。監督は本郷みつる。キャラクター原案は伊藤有壱、キャラクターデザインは馬越嘉彦が担当している。あもい潤、八神千歳によりコミカライズされた。
CV：佐久間レイ
仙左右衛門の妻。桜吹雪を起こすことができる。上品でおっとりとした印象の婦人で、夫とは違いカスミをすぐに受け入れた。料理の際に薙刀を持ち出すなど天然ボケのような言動も取るが、カスミを引き取る際に夫をうまく誘導する一面も見せた。
霞仙太郎（かすみ せんたろう）
CV：櫻井孝宏
霞家長男。無口で恥ずかしがり屋。綿菓子を出す能力を持つ。子供を喜ばせる以外に用途がないように思われがちだが、一度妹の蘭子とまたいとこの蝶子の喧嘩を止める際巨大な綿菓子に2人をからめとったことがある。
家の敷地に専用のアトリエを持ち、そこで訳の分からないものを作る前衛芸術家。カスミの担任であるマサエ先生に恋をした。1度マサエ先生の勧めでカスミのクラスメイトに美術講師として招かれたことがある。口下手の為先生の役は無理かと思われたが、「自分で美しいと思ったものを形にしてください。僕に教えられるのはそれくらいです」と言って校庭に空き缶アートを作り、子供たちの心をつかむことに成功した。
気弱ではあるが、父の妨害に遭いながらも敷地に巨大なメリーゴーラウンドを作り上げる根性の主でもある。
霞蘭子（かすみ らんこ）
CV：根谷美智子
霞家長女で、仙太郎の妹。結婚して家を出たが、ひと月もせず離婚して出戻ってきた。あらゆる植物を操る能力を持つ。勝ち気な女王様気質で、強者の風神と雷神を顎でこき使っている。異なる価値観から父との衝突が多い。一方でツンデレな面など父と共通する部分も多く、普段カスミをこき使いながらも彼女に姉のように接することもある。カスミが「ベチャポンテン」というヘナモンに似ていると言及した最初の人物で、彼女を「ベチャポンテン」と呼ぶ。
家族に内緒で人間に交じってモデルの仕事をする、最新の携帯電話を持つ、カスミも行ったことのないファミレスの常連など、家族の中で最も人間との接触が多い。モデルとなったのは「初恋の人に見つけてほしい」からで、その理由をカスミにだけ語った。
夫であった人物とは、行きつけのバー「ストレンジャー」で出会った。離婚の詳しい経緯は不明だが、元夫が入院したと聞き、心揺れる描写からいくらかの未練はある模様。
ハニワ夫人
CV：橘U子
通称「おハニさん」。埴輪のヘナモンで、霞家の元家政婦。結婚して退職したが、度々家に来てはカスミに小姑のように接する。語尾に「だワ」とつけて話す。龍之介の技である龍ちゃんボンバーをはるかにしのぐという「ハニワボンバー」という技を持つ。夫の「ダーリン」を深く愛しており、出張先から1度電話がなかっただけでひどく落ち込み奇行に走った。夫の浮気も疑ったが、出張先の電話が故障していただけだと分かり回復した。
風神、雷神、カスミが3人がかりで抱えようとしても中々持ち上がらないほど体が重い。
ポトポット
CV：中村大樹
ポットのヘナモン。口癖は「ヘイユー」。お湯を沸かすのが得意で、皆に茶を振る舞う。基本的には明るく陽気だが、お茶の好みが違う霞家の面々のニーズに応えるべく悩んでいるうちにスランプに陥ったこともある。たわしのヘナモンであるあらいさんによるヒーリングで回復した。また、ポットなので水質の善し悪しが分かる。
あらいさん
CV：梅津秀幸
たわしのヘナモン。タンバリンを片手に、いつも陽気に踊っている。
実はヘナモン大学出のエリートで、ドクターコースで資格を取った医者でもある。霞家の台所の棚の奥で診療所を開いており、不調になったヘナモンの治療やカウンセリングを行う。学問は楽しいものという持論を持ち、「いろんなことを知りたい」と言うほどに好奇心が旺盛で、雑学知識に長ける。1度カスミの家庭教師をしたことがある。この時、知識を得ることの楽しさをカスミに語ることでやる気を出させた。
デジガメ
CV：藤原啓治
デジカメのヘナモン。「～であります」と軍人口調で語る。カメラの性なのか、常にシャッターチャンスを狙い、シャッターを切る。仕切り屋な一面を持つ。
チン太郎
電子レンジのヘナモン。見た目は犬に似ており、言葉は離さず「チン！」と電子レンジの音で鳴く。しっぽからコンセントの花を咲かせることができる。
ユリのペットになったことがある。
ぬれぞうきん
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目次 - Contents
- 『カスミン』の概要
- 『カスミン』のあらすじ・ストーリー
- 「ヘナモン」と少女
- 霞家と霧家の対立
- 龍王と龍之介
- 人間とヘナモンの未来
- 『カスミン』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 春野カスミ（はるの カスミ）／カスミン
- 龍之介（りゅうのすけ）
- 霞家
- 霞仙左右衛門（かすみ せんざえもん）
- 霞桜女（かすみ さくらめ）
- 霞仙太郎（かすみ せんたろう）
- 霞蘭子（かすみ らんこ）
- ハニワ夫人
- ポトポット
- あらいさん
- デジガメ
- チン太郎
- ぬれぞうきん
- プリン太次郎
- 白樺マリ子（しらかば まりこ）
- 霞小学校
- 大河原マサエ（おおがわら まさえ）
- 榊原かえで（さかきばら かえで）
- 阿部ユリ（あべ ゆり）
- 山田コアラ（やまだ こあら）
- 土御門シカオ（つちみかど しかお）
- 霧家
- 霧野霧彦（きりの きりひこ）
- 冬田雪乃（ふゆた ゆきの）
- マシロ
- 霧間晴夫（きりま はるお）
- 龍之介の関係者
- 龍王（りゅうおう）
- 龍王妃（りゅうおうひ）
- 風神（ふうじん）
- 雷神（らいじん）
- ヘナモン保育園
- コーン
- ソケット
- オニコ
- ドンちゃん
- その他キャラクター
- 帽子男
- ベチャポンテン
- 骨山ジョージ（ほねやま じょーじ）
- ドグウちゃん
- 榊原ルナ（さかきばら るな）
- 榊原ナル（さかきばら なる）
- マスター
- 三つ編み様（みつあみさま）
- 『カスミン』の用語
- ヘナモン
- 霞家
- 霧家
- ヘナモンモドキ
- アイテム
- ひらくもの
- 『カスミン』の名言・名セリフ／名シーン・名場面
- 春野カスミ「こんじょだ、こんじょ！」
- 土御門シカオ「陰に潜み、闇に咲く。ヘナモン見たモン変なモン」
- あらいさん「いろんなことを知ってるんじゃなくて、いろんなことが知りたいの」
- 龍之介「そんな気がしてた」
- 『カスミン』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
- カスミ役の水橋かおりの初主演作
- カスミに霞家を紹介したのは「アラマタ先生」
- NHKのキャラクター「ニャッキ」が登場
- 『カスミン』の主題歌・挿入歌
- OP（オープニング）：由紀さおり、安田祥子「虹色の砂時計」
- ED（エンディング）：由紀さおり、安田祥子「星が歌った物語～ポロ兄ちゃんとタンちん君～」