尾崎豊(Yutaka Ozaki)の徹底解説まとめ
尾崎豊(おざき ゆたか)とは1983年にデビューした日本を代表するシンガーソングライター。「卒業」や「I LOVE YOU」など代表作を挙げるときりがない。若くしてこの世を去ったが、10代でのメジャーデビュー、突然の活動休止、覚せい剤取締法違反での逮捕、26歳での逝去と短い人生を駆け抜けた。1983年にメジャーデビューし、第27回日本レコード大賞にて優秀アルバム賞を受賞した経歴をもつ。楽曲の再リリース、映像作品の上映や展覧会の開催など亡くなってからも注目・支持されている唯一無二の存在。
I LOVE YOU 今だけは悲しい歌聞きたくないよ
I LOVE YOU 逃れ逃れ辿り着いたこの部屋
何もかも許された恋じゃないから
2人はまるで捨て猫みたい
出典: www.uta-net.com
『十七歳の地図』の制作中に、須藤から「1曲足りないのでバラードを書いてこい」と言われて尾崎が制作したとされている。2人は愛し合っているけれど、環境やタイミングなどのせいで周囲に認められない、上手くいかない恋を表したとても切ない歌詞が特徴である。それでいてうっとりするような美しいメロディーと合わさることで、恋愛の純粋さや尊さ・儚さ全てが詰まった楽曲となっている。
卒業
行儀よくまじめなんてクソくらえと思った
夜の校舎窓ガラス壊してまわった
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須藤が尾崎の代表作は「卒業」だと述べる一方で、過激な歌詞が当時の若者に影響を与え、実際に校舎の窓ガラスを割る生徒が現れるなどしたことで問題作ともされている。
シェリー
シェリー 優しく俺をしかってくれ
そして強く抱きしめておくれ
おまえの愛がすべてを包むから
シェリー いつになれば俺は這い上がれるだろう
シェリー どこに行けば俺はたどりつけるだろう
シェリー 俺は歌う
愛すべきものすべてに
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フランス語で「最愛の」という意味をもつ「シェリー」。尾崎本人からシェリーのモデルとなった女性がいたかどうかは語られたことがないが、ファンの間では様々な憶測がされている。
OH MY LITTLE GIRL
Oh My Little Girl 暖めてあげよう
Oh My Little Girl こんなにも愛してる
Oh My Little Girl 2人黄昏に肩寄せ歩きながら
いつまでもいつまでも離れないと誓うんだ
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「I LOVE YOU」とは変わって、仲睦まじく甘い関係を想像させる歌詞が特徴的。尾崎が亡くなった後に再リリースされ、最大のヒット曲となった。
僕が僕であるために
人を傷つけることに目を伏せるけど
優しさを口にすれば人は皆傷ついていく
出典: www.uta-net.com
これより以前の作品にはない、第三者からの視点がこの曲では初めて描写されている。
尾崎豊の名言・発言
「時代は常に流れる。だが、変わっちゃいけないのは音楽が持っている、そして、人が心に持ち続けなくちゃいけない、人を愛する気持ちだと僕は思っている。 」
生前最後のツアー<TOUR 1991 BIRTH>でのMC中の一言。「時代は常に流れる。だが、変わっちゃいけないのは音楽が持っている、そして、人が心に持ち続けなくちゃいけない、人を愛する気持ちだと僕は思っている。 」と語った後、「誕生」を熱唱した。
「あのとき、ステージを降りてから、ずっと考えていたんだ。今日、この日、何を言えばいいかって。それは、どんな困難にも負けないで、いつまでも夢を捨てないで、きみたちへ、僕からの精いっぱいの愛情をこめて、いつまでも、歌い続けることを約束します。今日は、本当に、どうもありがとう。」
生前最後のツアー<TOUR 1991 BIRTH>のラストでは「あのとき、ステージを降りてから、ずっと考えていたんだ。今日、この日、何を言えばいいかって。それは、どんな困難にも負けないで、いつまでも夢を捨てないで、きみたちへ、僕からの精いっぱいの愛情をこめて、いつまでも、歌い続けることを約束します。今日は、本当に、どうもありがとう。」とライブを締めくくった。
この言葉通りに尾崎が生存していれば、2023年には54歳となっている。10代は社会や大人への反抗や疑問、20代は真っすぐな愛や人生との向き合い方などをテーマとしており、50代となった尾崎がどのような世界観で楽曲を制作するのかは知ることができないままとなってしまった。
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目次 - Contents
- 尾崎豊の概要
- 尾崎豊の活動経歴
- 10代でのメジャーデビュー
- 活動直後からの活躍と突然の活動休止
- 逮捕からの復活
- 突然の逝去
- 尾崎豊のプロフィール・人物像
- 尾崎豊のディスコグラフィー
- シングル
- 卒業
- I LOVE YOU
- OH MY LITTLE GIRL
- 卒業
- FORGET-ME-NOT / OH MY LITTLE GIRL
- I LOVE YOU
- アルバム
- 誕生
- 十七歳の地図
- 回帰線
- 壊れた扉から
- 放熱への証
- 約束の日 Vol.1
- 約束の日 Vol.2
- 愛すべきものすべてに
- MISSING BOY
- OSAKA STADIUM on August 25th in 1985 VOL.1
- OSAKA STADIUM on August 25th in 1985 VOL.2
- ARTERY&VEIN:THE VERY BEST OF YUTAKA OZAKI
- BLUE ~A TRIBUTE TO YUTAKA OZAKI
- GREEN ~A TRIBUTE TO YUTAKA OZAKI
- 13/71 -THE BEST SELECTION
- TEENBEAT BOX ~13th MEMORIAL VERSION~
- 真空の中でも嵐は起こる
- 巨人の輪郭
- 71/71
- SATURDAY~ROCK'N'ROLL BEST OF YUTAKA OZAKI
- WEDNESDAY~LOVE SONG BEST OF YUTAKA OZAKI
- I LOVE YOU ~BALLADE BEST
- LIVEBEAT BOX
- RECORDS : YUTAKA OZAKI
- ALL TIME BEST
- LAST TOUR AROUND JAPAN YUTAKA OZAKI
- 映像作品
- 約束の日 LAST APPEARANCE 完全版
- AFTER THE BIRTH
- THE NIGHT A TRIBUTE TO YUTAKA OZAKI
- もうひとつのリアリティ“LIVE+DOCUMENTARY”
- After The Night A Tribute To YUTAKA OZAKI
- 625DAYS
- 6 Pieces Of Story
- OZAKI FILM ALIVE AT ARIAKE COLOSSEUM IN 1987 THE TWENTY-FIRST SUMMER
- OZAKI・18
- OZAKI・19
- TOUR 1991 BIRTH YUTAKA OZAKI
- 集まれOZAKI~OSAKA OZAKI NIGHT~
- LAST TEENAGE APPEARANCE
- 10 Pieces Of Story
- 尾崎豊の代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- 15の夜
- I LOVE YOU
- 卒業
- シェリー
- OH MY LITTLE GIRL
- 僕が僕であるために
- 尾崎豊の名言・発言
- 「時代は常に流れる。だが、変わっちゃいけないのは音楽が持っている、そして、人が心に持ち続けなくちゃいけない、人を愛する気持ちだと僕は思っている。 」
- 「あのとき、ステージを降りてから、ずっと考えていたんだ。今日、この日、何を言えばいいかって。それは、どんな困難にも負けないで、いつまでも夢を捨てないで、きみたちへ、僕からの精いっぱいの愛情をこめて、いつまでも、歌い続けることを約束します。今日は、本当に、どうもありがとう。」
- 尾崎豊の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 尾崎の歌声を受け継ぐ長男・尾崎裕也
- 多くの人が訪れる尾崎豊ゆかりの地
- 渋谷クロスタワー(旧東邦生命ビル)
- 向山公園
- 尾崎の残した遺書の公開