佐藤晴美(Flower・E-girls)の徹底解説まとめ

佐藤晴美(さとう はるみ)とは、E-girls、Flowerの元ダンスパフォーマー、モデル、タレントである。2019年にFlowerが解散、2020年にE-girlsが解散した後はモデルの仕事を増やし、ファッション雑誌『Ray』『sweet』『BAILA』で表紙を飾った。また、2014年からドラマ『恋文日和』で女優デビューもしている。2017年からはE-girlsのリーダーも務め、仕事が増えていく中で全て責任もって最後までやり遂げるところに、周囲のメンバーは絶大な信頼を置いている。

雪が降り積もり、先が見えない森の中をさまよい歩きながら好きな王子を探す白雪姫、という設定でミュージックビデオは構成されている。ミュージックビデオの撮影に用意された壮大なセット、雪を実際に降らせる演出などから物語に入り込める工夫が施されている。メンバーは真冬を象徴する白と、情熱を表す赤色の衣装をサビで身にまとっている。サビでは大きな動きを取り入れたダンスパフォーマンスで、好きな人への愛情をダンスにのせた。

「初恋」

「I’m missing you(あなたが恋しい)」という歌詞から始まっており、初恋をした相手への思いをつづった楽曲である。また、秋に恋をした設定で作詞・作曲されており、真夏の恋をイメージした「太陽と向日葵」とは異なる恋の世界観が作り出されている。歌詞に出てくる秋の花である「キンモクセイ」や、紅葉など、季節の移り変わりを繊細に描いたミュージックビデオになっている。

「秋風のアンサー」

好きで、ずっと見ていた人に自分の思いを伝えようとする女性の気持ち、決意を綴った楽曲である。歌詞の「いつだって、あなたの背中ばかり見てた」「本当はね、あなたのことを誰よりも愛してます」など、心の中にとどめきれず、溢れてくることを率直に歌詞にのせた。秋の紅葉をイメージして紅葉が敷き詰められた空間でダンスパフォーマンスする場面から、秋の雰囲気を感じることができる。衣装はクラシックバレエをイメージしたデザインになっており、ダンスもそれに合わせて滑らかな動き、脚を高く上げる動作が多い。それでいてピタッと止まるキレのよさもあり、ダンススキルの高さを感じさせる。

「Dreamin' Together feat. Little Mix」

イギリスのガールズグループ、Little Mixとコラボして作詞・作曲された楽曲である。ミュージックビデオではそれぞれの国のダンススタジオでダンスの練習をしている場面から始まる。「Dreamin' Together(一緒に夢を叶えよう)」というメッセージを伝えることが楽曲のテーマであり、FlowerとLittle Mixが離れた場所にいても一緒に夢を追い続ける仲間、という関係で描かれている。

「たいようの哀悼歌」

メンバーは黒のドレスを身にまとっており、地平線まで続く海を背に、砂浜でパフォーマンスをするミュージックビデオになっている。全員そろってダンスパフォーマンスするところ以外のソロのカメラワークでは1人で知らない土地をさまよい歩く様子を撮影した。異性に恋をすることが楽曲のテーマになることが多いFlowerだが、本楽曲は男女関係なく、「人に温かい愛を求める」「自分のことを見てほしい」と、自分の価値を認めてほしいことを訴えるような楽曲になっている。

「モノクロ」

「哀しい恋に別れを告げる」をテーマに作詞・作曲された楽曲である。メロディーはFlowerの中でも一番ロックでクールな雰囲気を感じるものになっている。また一方で、「叶わないとわかっている恋でも、あなたのことが好き」という諦めきれない気持ちも持っており、その時に見せる恋の感情をカラフルな衣装やセットで表している。1つの楽曲で恋を諦めるか、まだ追い続けるのかジレンマを抱える複雑さを表現した楽曲だ。

佐藤晴美(Flower・E-girls)の名言・発言

「今目の前にあるものから逃げないってこと」

ソロ活動が始まってからは、ファッション雑誌、ライフスタイル雑誌等で夢を叶えるまでの努力、軌跡をインタビューされることが増えた。写真は女性ファッション雑誌『VOGUE』より

女性向け情報発信サイト『モデルプレス』のインタビューで「夢を叶える秘訣は何だと思いますか?」と聞かれると、「今目の前にあるものから逃げないってことです」と、自身の経験を振り返って答えた。ダンサーになるまで辛いことは経験してきたが、それでも逃げずにモデル、ダンサーの夢を追ってきたからこそ良い方向に進めた、と佐藤自身も実感している。

「“6人で魅せたいもの”を考えて、前だけを向いていきたい」

ソロ活動を始めた同時期に、ABCテレビ・テレビ朝日10月クールドラマ『マリーミー』に出演し、自分の夢にも邁進し続ける。

ベストアルバム『THIS IS Flower THIS IS BEST』を出す前にボーカルの市来杏香(いちき きょうか)が脱退を決めた時、佐藤だけでなくメンバー全員が脱退を止めた。ボーカルが鷲尾一人になり、メンバーが減ることに戸惑いと寂しさを感じていた。しかし、残ったメンバー1人1人がパフォーマンスの在り方を考え、ボーカルの気持ちをダンスで表現することへの熱意は変わらないと佐藤は考えていた。「”6人で魅せたいもの”考えて、前だけを向いていきたい」と、人数が減ってもアーティストとしてのプロ意識を忘れてはいけない、という佐藤の信念を表した一言である。(女性向けにファッション、エンタメ、美容の情報を発信するウェブサイト『モデルプレス』より)

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