転生王女と天才令嬢の魔法革命(ラノベ・漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『転生王女と天才令嬢の魔法革命』とは鴉ぴえろによるライトノベルとそれを原作にした漫画、アニメである。略称は「転天」。この作品は「魔法に愛されなかった異端の天才」アニスフィア・ウィン・パレッティアと、「誰よりも魔法に愛された天才」ユフィリア・マゼンタの二人を中心とした物語である。アニスフィアは婚約破棄を突き付けられたユフィリアを助手にし、二人で魔法科学の発展を目指していく。また、二人の恋愛要素もあり、「王宮百合ファンタジー」というキャッチコピーがつけられている。

『転生王女と天才令嬢の魔法革命』の概要

『転生王女と天才令嬢の魔法革命』とは鴉ぴえろによるライトノベル、およびそれを原作とするアニメ、漫画である。ライトノベルは富士見ファンタジア文庫から刊行されており、イラストはきさらぎゆりが担当している。漫画は南高春告が作画を担当し、『電撃マオウ』にて連載されている。アニメはAT-Xなどで2023年1月から3月までに全12話で放送された。
パレッティア王国の第一王女であるアニスフィア・ウィン・パレッティアは魔法を愛していたが、それを使う力を持っていなかった。一方で、天才令嬢とうたわれるユフィリア・マゼンタは魔法の才能には恵まれていたが、理性的にふるまう性格から同世代から疎まれてしまっていた。貴族学院の卒業パーティーの最中、ユフィリアは婚約者であるアルガルド・ボナ・パレッティアに婚約破棄を言い渡され、さらにはアルガルドが気持ちを寄せているレイニ・シアンに嫌がらせをしたり暗殺を企てていたという濡れ衣まで着させられそうになってしまう。そこに、空飛ぶ箒の飛行実験に失敗したアニスフィアが乱入する。状況を理解したアニスフィアはユフィリアをその場から連れ出し、それをきっかけに二人は共同生活を始めることになる。その中で、ユフィリアは徐々にアニスフィアに惹かれていく。そして、アニスフィアとユフィリアは様々な国の在り方に関する困難を乗り越えていき、さらには国を変える魔法革命に着手しようとするまでの物語である。登場人物の葛藤を深く描いているストーリーだけでなく、キャラクターデザインも高い評価を受けている。

『転生王女と天才令嬢の魔法革命』のあらすじ・ストーリー

アニスフィアとユフィリアの共同生活

魔物の群れと戦う冒険者たちの中にパレッティア王国の第一王女アニスフィア・ウィン・パレッティアの姿があった。アニスフィアは空を飛ぶことができる箒と短剣状の魔剣マナブレードを駆使して魔物を次々と倒していく。全ての魔物を倒した後に、倒した分の魔物の素材を冒険者たちから受け取り去っていく。アニスフィアは珍しい魔物が出るとそこに赴き駆逐して、魔物の素材を持ち帰ることから「狩猟の略奪姫(マローダー・プリンセス)」の異名で呼ばれていた。アニスフィアは現代社会から転生してきた王女であった。前世の記憶から空を飛ぶことに憧れを持っていたが、貴族であれば持っているはずの魔力を持っておらず、それを実現することは難しかった。しかし、諦めることのないアニスフィアは前世の記憶を基に長年の研究を続けて、独自の「魔法科学(魔学)」を編み出し、空を飛ぶことを実現しようとしていた。そのために、魔物の素材を集めていたのだった。箒で空を飛べるようになったが、安定性を向上させるために改良を続ける日々であった。一方で、王位継承権を放棄して魔学の研究に注力していたことから、貴族の間では「キテレツ王女」と呼ばれていた。また、弟で王太子であるアルガルド・ボナ・パレッティアはアニスフィアと仲が悪かった。アニスフィアがキテレツ王女と呼ばれながらも魔学で成果を上げていることから、一部の貴族からはアニスフィアが魔力さえ持っていればよい王になったのではと言われていた。そのことにアルガルドは苛立っていた。
一方でマゼンタ公爵の令嬢であるユフィリア・マゼンタはアルガルドの婚約者であったものの、その仲は良くなかった。二人が通う貴族学院の夜会で、とうとうユフィリアはアルガルドに婚約破棄を突き付けられてしまう。そのうえ、アルガルドがユフィリアの代わりにエスコートしてきたレイニ・シアンに対して嫌がらせや暗殺を企てていたという、濡れ衣まで着せられてしまう。追い詰められ、レイニへの謝罪を迫られるユフィリアであったが、そこにアニスフィアが空飛ぶ箒の飛行実験の失敗で窓を破って飛び込んでくる。状況を理解したアニスフィアはユフィリアをその場から連れ出し、父であり王であるオルファンス・イル・パレッティアのもとに向かった。オルファンスのもとには、ユフィリアの父であるネルシェル・マゼンタもいた。アニスフィアから状況を聞いたオルファンスは頭を抱えた。問題は山積みの状況だったが、まずはユフィリアの汚名返上のためにアニスフィアは自分の助手にすることを提案する。魔学の成果をユフィリアの名義で発表することで名誉を回復するというのが狙いであった。ただ、アニスフィアはユフィリアを自分のものにしたいという思いも抱いていた。
アニスフィアの住む離宮に招かれたユフィリアは、そこで暮らしながら魔学の助手としてアニスフィアを助けることになった。離宮にはアニスフィアのほかには専属侍女のイリア・コーラルしか住んでいなかった。ユフィリアは婚約破棄されたことによる好奇の視線にさらされることはなかったが、役目を失ったことにより失意の中にあった。なんとか励まそうとするアニスフィアにもなかなか心を開かず、周りの人々も励ましの言葉も余計に落ち込ませるだけであった。そんな中、アニスフィアはユフィリアに専用の魔剣アルカンシェルをプレゼントする。ユフィリアは魔剣の作成に疲れて膝に寝てしまったアニスフィアを見ながら、彼女の自由に生きる様子を羨んでいた。そうして、ユフィリアは気疲れで体調を崩してしまう。アニスフィアは甲斐甲斐しくユフィリアの世話を焼いた。ユフィリアは段々とアニスフィアに惹かれていき、元気を取り戻していった。
そんな中、魔物が一斉に押し寄せてくるスタンピードが発生する。さらに、それを引き起こしているのがドラゴンであるという報せがやってくる。それを聞いたアニスフィアはドラゴンを倒して手に入る魔石のために討伐に向かおうとする。止める言葉を聞かないアニスフィアに対して、ユフィリアは同行を申し出て、二人でドラゴン討伐に向かうことになった。スタンピードの最前線は王都からの援軍が来ない中で必死に防戦していたが、空飛ぶ箒を使うことで何とか間に合ったアニスフィアとユフィリアが手助けに入る。さらにアニスフィアは空を飛ぶドラゴンに抵抗できる唯一の航空戦力として、1人立ち向かう。しかし、アニスフィアのマナブレードはドラゴンの鱗を傷つけることができずはじかれ、逆に撃ち落されてしまう。間一髪のところでユフィリアに助けられたアニスフィアは再びドラゴンに挑もうとする。そんなアニスフィアに対してユフィリアは戦うのであれば一緒に戦わせてほしいと感情をあらわにして涙ながらに訴える。その想いを受け止めたアニスフィアは今度は二人で戦うことに決める。二人の連携でドラゴンを地上に落とし、ドラゴンの全力の攻撃もアニスフィアのマナブレードを使った渾身の攻撃で防ぎ、撃退に成功する。しかし、死ぬ間際にドラゴンはアニスフィアに対して呪いを刻み込んだ。

アニスフィアとアルガルドのわだかまりと解消

アニスフィアとユフィリアは、クラーレット侯爵家の令嬢でありアニスフィアの共同研究者でもあるティルティ・クラーレットのもとに訪れた。その目的はドラゴンから得た魔石を使った新しい技術を試すというものであった。その技術は、アニスフィアがドラゴンから受けた呪いと共に得た知識に基づいている。呪いに興味を持っているティルティは喜んでその技術を試すための実験に協力することとなった。その技術は、ドラゴンの魔石に込められた力をアニスフィアの背中に刻み、取り込むというものであった。
一方で、父のオルファンスと母のシルフィーヌに呼び出され、ユフィリアの婚約破棄の原因にもなったレイニの事情聴取に立ち会ってほしいという依頼された。婚約破棄の事件の聞き取りはほとんど終えていたが、レイニの事情聴取を担当した者は彼女になぜか同情的になるという奇妙なことが起きていた。さらに、アルガルドに協力してユフィリアを糾弾した者たちにも同じようなことが起きていた。これから王であるオルファンスたちが直接事情聴取を行うにあたり、アニスフィアであれば何かに気づくのではないかと期待しての依頼であった。
そして、オルファンスたちによる事情聴取が始まると、レイニが一言答えただけでアニスフィアを除くすべての人がその言葉を信じてしまうという奇妙なことが起きる。その状況にアニスフィアはレイニと二人きりで話をする機会を設けるように申し出て、オルファンスとシルフィーヌはそれを認める。二人きりになったアニスフィアはレイニの体を調べて、彼女の体に魔石が取り込まれていることを突き止める。その影響でレイニは無意識に魅了の魔法を周囲に行使してしまい、トラブルを引き起こしていたのだった。アニスフィアはドラゴンの力を自身に取り込んでいたため、魅了を防ぐことができていた。アニスフィアは唯一対抗策を持つ自分がレイニを保護するとオルファンスたちに進言し、自分が住む離宮に連れ帰った。その結果、レイニは自分が原因で婚約が破棄されたユフィリアと一緒に暮らすことになった。対面したときに恐縮していたレイニであったがユフィリアは彼女を許し、無事に共同生活が開始された。
レイニの魅了の力を制御するためにティルティの力を借りることになる。ティルティの見立てにより、レイニの正体がヴァンパイアであると判明する。そして、ティルティの特訓によりレイニはヴァンパイアとしての力を制御できるようになった。ただし、ヴァンパイアとしての力に目覚めたレイニは魔力不足になりやすくなり、それを補うために度々吸血が必要な身体になってしまう。一方で、アニスフィアとティルティがヴァンパイアについて議論する様子を見て、ユフィリアは嫉妬を感じていた。それに気づいたティルティは、自分はアニスフィアに寄り添うつもりはないことを告げたうえで、ユフィリアはどうするつもりなのかと尋ねられたが、ユフィリアはそれに答えることはできなかった。その後、アニスフィアに魔法省からドラゴンの素材を何に使うのかを明らかにする講演依頼がやってくる。しかし、この依頼の裏にはアニスフィアがドラゴンの素材を不適切に使っていると難癖をつけ、その素材を取り上げるという意図があった。そんな中、ユフィリアは自分がその講演で発表することを申し出る。ユフィリアは魔学の産業への応用を提案し、それが莫大な富を生み出すことを説明し、多くの人から関心を得ることに成功する。それに加えてユフィリアは、アニスフィアが異端に扱われる現状に対して苦言を呈した。これによってユフィリアはアニスフィアと共にこれからを歩む立場を改めて示した。
アニスフィア達が講演を行っている最中、アルガルドが離宮を襲撃していた。離宮に残っていたイリアはレイニを連れて逃げようとするが、見つかってしまい大けがを負ってしまう。さらにアルガルドはレイニを捕えて、その胸を貫き彼女の体内にあった魔石を奪う。異常事態に気づいたアニスフィアとユフィリアは離宮に駆け付けるが、そこには大けがしたイリアと死にかけているレイニと、レイニから奪った魔石を自らに取り込んだアルガルドの姿があった。アルガルドは自分が思い描く国を作るためには力を得る必要があると考えていた。それを実現するためにレイニから魔石を奪い、自らに取り組むことを画策していたのであった。過ちを犯そうとする弟を止めるためにアニスフィアは取り込んだドラゴンの力を開放して戦いを挑む。一方のアルガルドもレイニから奪ったヴァンパイアの力を利用した魔法と再生能力で対抗する。激しい戦いの末にアニスフィアの渾身の一撃がアルガルドに届こうというところで、突然彼はその攻撃を受け入れようとする。そのまま、アニスフィアがアルガルドに止めを刺してしまいそうなところでユフィリアが止めに入り、ギリギリのところでアニスフィアはアルガルドを殺さずに済む。倒れて動けなくなったアルガルドから、すべてはアニスフィアのために国を変えようとしていたことがきっかけであると伝えられる。幼少の時、アニスフィアとアルガルドは仲が良い姉弟であった。しかし、二人が事故に巻き込まれたことを境に、魔法を使うことができないアニスフィアが王につくために、アルガルドを事故に見せかけて殺そうとしたのではないかという噂が流れるようになる。その噂を打ち消すためにアニスフィアは自らの王位継承権を放棄したが、彼女こそが王にふさわしいと考えていたアルガルドはショックを受けて、彼女と距離を置くようになる。その後も内心はアニスフィアこそが王につくべきであると考えていたが、多くの貴族が魔法を使えないアニスフィアを認めないというのが現実であった。その考えを否定し国を作り替えようと考えたのが今回の事件の始まりだった。その後、アルガルドは廃嫡となり辺境に追放されることとなった。アニスフィアは最後の対面でアルガルドと子供の時のように仲直りの握手をして別れた。力の反動でアニスフィアは寝込んでしまう。眠りながらも寝言でアルガルドの名前を呼び、涙するアニスフィアを気遣うユフィリアは、彼女にキスをするのであった。

アニスフィアとユフィリアの魔法革命の始まり

アルガルドが廃嫡となったことにより、アニスフィアの王位継承権が復活し、次代の女王となることが決まる。そして、次代に血筋を残すために夫を取らねばならないという状況になっていた。しかし、魔法を使えないアニスフィアを貴族が認めないことが予想されていた。ユフィリアはアニスフィアを支えると申し出るが、アニスフィアはユフィリアには関係ないと拒絶する。一方で、ティルティはアニスフィアが女王となることを無理に受け入れようとしていることに勘づく。それを指摘しようとするが聞く耳を持たないアニスフィアにティルティは怒り距離をとる。また、ティルティはユフィリアこそが本当はこの状況に不満があるのではないかと指摘する。そのような中でアニスフィアはユフィリアと共に、アルカンシェルの調整のために街の鍛冶屋を訪れる。しかし、アニスフィアは彼女を慕う街の人々に見つかり呼ばれて行ってしまう。その間にユフィリアは鍛冶師のトマスから次の王がアニスフィアなのかと尋ねられる。トマスはアニスフィアが王になることに対して不安はないが不満があると漏らす。離宮に戻ったユフィリアはイリアからアニスフィアが魔学の研究をやめてしまったという話を聞く。イリアもアニスフィアは名君になると考えている一方で、そうすることでアニスフィアは幸せになれるのかとユフィリアに問う。悩むユフィリアはどうすればよいかティルティに相談する。その中で、ユフィリアは立場としては王になるアニスフィアを支えなければならないが、気持ちとしては王になっていないと気づく。ユフィリアは何とかしてアニスフィアが王になることを止めるために父であり、宰相であるグランツに相談を持ち掛ける。グランツはなぜそうしたいのかと尋ね、それに対して自分が好きなアニスフィアの本当の笑顔が失われてしまうからと答える。そのやり取りの最中、精霊契約者のリュミエルが訪れる。リュミエルはユフィリアは精霊契約者になる資格を持っていることと、この国の王権が精霊契約の権威を背景に成り立っているため、それになりさえすれば王位継承権を飛び越えてユフィリアが王になることができると告げる。しかし、精霊契約者は不老となり、徐々に感情や記憶を失ってしまうという代償があった。それでも、ユフィリアは精霊契約者になり、そして女王となることを決めた。
一方で、アニスフィアは貴族達に受け入れてもらうためにあいさつ回りをするが、その中で魔学を止めることや、早く世継ぎ残すようにと無遠慮な言葉を投げかけられていた。アニスフィアの気持ちは追い詰められていたが、その状態を誰も打ち明けられずにいた。そのような折にユフィリアは、王であるオルファンスや父であるグランツ、そしてアニスフィアなどの関係者一同を集めて、自身が精霊契約者となり即位すると申し出る。ユフィリアはアニスフィアの魔学を世の中に広めるという夢のために自分こそが王になるとアニスフィアに告げる。しかし、アニスフィアはそれを拒絶する。アニスフィアは王女としての自分の立場を失ってしまうと自分の価値がなくなってしまうと考えていた。魔法が使えない自分が大切な両親の娘でいるためには、王女としての責務を果たさなければならないと考えていた。互いに思いを譲れない二人は最後は勝負で結論を決めるということになった。ユフィリアを犠牲にしてまで自分の夢をかなえようと思わないアニスフィアと、アニスフィアに夢を諦めさせたくないユフィリアは刃を重ねる。アニスフィアはドラゴンの力を使って対抗しようとするが、戦いの最中精霊契約者の力に目覚めたユフィリアの力の前に敗れてしまう。敗れたアニスフィアはついに「女王になることは本当は嫌で辛い」と正直に告げ、ユフィリアが女王になることを認めるのであった。その夜、アニスフィアはユフィリアに実は自分が前世の記憶を持っており、それゆえに自分が本当は偽物ではないかと悩んでいたことを告げる。ユフィリアは、自分を助けてくれたアニスフィアが偽物のはずがないと答える。そして、ユフィリアはアニスフィアに口づけをして想いを告げるのであった。その後、ユフィリアは王であるオルファンスの養子となり、正式に王位を継いだ。二人は国民の前で魔学によって開発された誰もが空を飛ぶことができる装置を披露し、新しい時代の幕開けを告げた。

『転生王女と天才令嬢の魔法革命』の登場人物・キャラクター

アニスフィアと離宮に集う仲間たち

アニスフィア・ウィン・パレッティア

CV:千本木彩花
異世界から転生してきた、パレッティア王国の王女。愛称は「アニス」。「キテレツ王女」「無敵の問題児」「略奪の狩猟姫(マローダー・プリンセス)」といった様々な異名で知られている。魔法に深い情熱を持っているが、その適性はなく、その代わりに多年にわたる研究の末に「魔法科学(魔学)」という新たな分野を創り出した。高位の冒険者でもあり、自らが獲得した素材や資金で研究を行っている。魔学の実績は一目置かれているが、王族であるにもかかわらず魔法が使えないことから、貴族からは異端視されている。一方で、国民からは慕われている。

ユフィリア・マゼンタ/ユフィリア・フェズ・パレッティア

CV:石見舞菜香
マゼンタ公爵家の令嬢である15歳の少女。愛称は「ユフィ」。次期国王アルガルドの婚約者として王妃となるべく修行に精を出していた。しかし、貴族学院の夜会で突然アルガルドから婚約の解消を宣言され、混乱しているところをアニスフィアによって救出される。それ以来、アニスフィアの助手として魔学の研究を手伝うことになる。優れた魔法の使い手ですべての属性の適性を持っている。アニスフィアと会うまでは言われたことをこなすという思考が強く、自分の意志で動くということをあまりしない人物であった。

イリア・コーラル

CV:加隈亜衣
アニスフィアの専属侍女。アニスフィアに対して歯に衣着せぬ発言をしている。家族に政治の道具として使われそうになったところ、アニスフィアに助けられたことがある。そのため、イリアはアニスフィアを妹のように大切に想っており、アニスフィアも姉のように慕っている。

ティルティ・クラーレット

CV:篠原侑
クラーレット侯爵家の令嬢。呪いの研究者であり、アニスフィアとも共同研究も行っている。魔法を使うと人格が汚染されてしまう体質である。当初はそのことが分かっておらず、魔法の訓練をし続けた結果、狂人化してしまう。アニスフィアのすすめで魔法を止めることによって回復した。以来、魔法の代わりに呪いに関心を寄せるようになったのが研究を始めるきっかけであった。

レイニ・シアン

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