The Beatles(ザ・ビートルズ)の名言・発言まとめ

The Beatles(ザ・ビートルズ)とは1960年代から1970年にかけて活動した20世紀を代表するロックバンド。1962年10月5日にレコードデビューを果たす。音楽誌『ローリング・ストーン』による「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」において第1位にランクインするなど、20世紀を代表するロックバンドとして世界中から評価を受けている。イギリスのリヴァプール出身のバンド。楽曲だけでなく思想や発言も大きな注目を浴びていて、世界に大きな影響を与えている。

「みんな平和について語るけど、誰もそれを平和的な方法でやってないんだ。」

戦争が絶えないこの世界で、争いとは無関係な人たちが平和とは何かを議論する機会が多い。
しかしその議論の中で多くの人を傷つけたり、「平和のため」という名目で戦争を始めたりすることもある。
その様な世の中に対して、平和の本当の意義を投げかけた言葉だ。

「ひとりで見る夢はただの夢、みんなで見る夢は現実になる。」

この発言には、生前に平和について強く願っていたジョン ・ レノンの夢や目標に対する考え方の変化が表れている。
長い間1人で世界に対して平和を訴えていたジョン ・ レノンが、オノ ・ ヨーコとの結婚生活によって影響をうけ生まれた言葉。
どんな目標も1人で考えているだけではただの夢や妄想に過ぎないが、実際に周りの人を巻き込みながら行動していくことによって限りなく現実になっていく。

「ビートルズは、ほしいだけの金を儲け、好きなだけの名声を得て、何も無いことを知った。」

世界的人気を集め、爆発的ヒット曲を量産し、富も名声も手に入れたビートルズでもジョン ・ レノンはこの言葉を語った。
ずっと追い求めていたものをようやくつかめた彼らも、それを手にしたあと残るのは一時の幸福感と後に尾を引く虚無感だけ。
お金や名声を自身の幸せの全てにしてしまうことの虚しさを教えてくれる言葉だ。

「未知なる物を恐怖するからこそ、みんな夢や幻想や戦争や平和や愛や憎しみなどを追いかけて、右往左往するのさ。」

平和について深く考え、その重要さを世界に発信してきたジョン ・ レノンが「争い」や「憎しみ」をどのように捉えているのかが分かる発言だ。
この言葉の中の「未知なるもの」とは、勝手に想像された敵対心や差別心、未来への不安や恐怖などだ。
それらは実際には存在しないが人々が、頭の中で勝手に考え生み出してしまうことで不安や悩みの種となり、それが膨らむことで争いの原因にもなってしまう。

「僕らの社会は、ばかげた目的のために、あきれた人々によって動かされている。」

自身の思想や理念から、社会に対して意見を主張することが多かった。
時には社会全体に対して強い嫌悪感を抱き、それを世間に向かって発信することもあった彼だが、この発言もその内の1つに数えられる。
時に社会は多数意見の波にのまれて暴走してしまうことがある。それに抗ったり、指摘する少数の人を見ると多数側は彼らを批判し、時には迫害したりする。
その様な暴走してしまう社会や、それに任せきりの何も考えていない多数派に対しての警告にもとれる言葉だ。

「黒人そして白人のための、アジア人そしてアメリカ先住民のためのクリスマスなんだ。すべての戦いをやめようじゃないか。」

生前に平和について強く唱えてきたジョン ・ レノンだが、この発言ではせめてクリスマスだけは争いをやめようと強く訴えかける気持ちが表れている。
人々は人種や国籍の隔たりで争いを起こしてしまう。それでもクリスマスは全人類に必ず訪れる。
ジョン ・ レノンは、そんなクリスマスの1日こそ人種や国境を越えて平和に過ごすべきだと言っている。

「僕らは自分の素晴らしさと不完全さの中で、何よりも自分自身を愛することから学ばなければいけない。」

人は努力していく過程で現状よりも完璧な状態をめざしがちだ。ただそれを突き詰めていくといつまでもたどり着かない完璧に悩み苦しむことになる。そんな中で1番大切なのは、自分の善し悪しの全てを受け止め、そのうえで自分を愛することだ。
この発言は、平和や愛について多くの言葉や楽曲を残してきたジョン ・ レノンならではのものだ。

「僕らの人生は、僕らのアートなのさ。」

「アート」という言葉は定義が曖昧なものだが、それに対するジョン・ レノンの考え方が分かる発言になっている。
どんな生き方も千差万別で 、誰1人同じ人生を歩む人はいない。ジョン・ レノンも同じく彼自身の人生が「アート」そのものである。
それは彼に限ったことではなく、人それぞれが歩む人生は「アート」そのものということになる。

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