HEARTSTOPPER ハートストッパー(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『HEARTSTOPPER ハートストッパー』とはイギリスのラブロマンスドラマである。原作はアリス・オズマンによるウェブコミックで2022年にNetflixで配信が開始された。LGBTQ+をテーマにしており、様々なセクシュアリティのキャラクターが登場。それぞれの悩みを抱えた彼らの日常を描いている。高校生のチャーリーことチャールズ・スプリングは、ある日ニックと呼ばれるラグビー部の人気者ニコラス・ネルソンと出会い、かけがえのない友人になる。次第に友情は恋心へと変化してしていくのだった。

日本語吹替:こばたけ まさふみ
チャーリーの親友の一人の10年生。
いつも本を読んでいる。人一倍物静かで冷静。チャーリーとニックの関係については速い段階から気づいており、余計なことを言わず温かく見守っていた。

ベンジャミン・ホープ/ベン(演:セバスチャン・クロフト)

日本語吹替:天崎 滉平
ニックと同じ11年生。
チャーリーが前の学期でアウティングされいじめに遭っていた中、一人ドラムを叩いているチャーリーに声をかけた。そこから隠れてこっそりキスをするだけの中になっていた。自分のセクシュアリティに悩んでおり、ゲイのチャーリーとキスをしていることを絶対に隠していた。そのため、チャーリーには学校内でも話しかけてくるのを禁止し、人の前では辛辣な態度をとる。チャーリーはそのことに傷つき、一方的にベンと別れを告げた。そのことが気に食わないベンは、ことあるごとにチャーリーに絡んでは嫌味を言った。最終的にチャーリーにハッキリ「もう二度と僕に関わらないで!」と言われる。

ハリー・グリーニー(演:マック・ハイド・コリン)

日本語吹替:林 幸矢
ラグビー部の11年生。
家がお金持ちで、差別主義なところがある。最初から最後までチャーリーを「ゲイ」という理由でいじめる。それ以外にもタオなどの「オタク」のことも見下し、面白がって石を投げたり暴言を吐いて揶揄う。ニックはそんなハリーを度々注意するが、最終的には嫌気がさしてハリー達のグループから離れることにした。

アジャイ先生(演:フィサヨ・アキネード)

日本語吹替:藤高 智大
トゥルハム校の美術教師。
自身もゲイであり、チャーリーの数少ない理解者。アウティングが原因でいじめられていた時、美術教室で一人でランチを食べるチャーリーに優しく接していた。チャーリーはなかなか人に悩みを打ち明けるタイプではなく、アジャイ先生にゲイだと打ち明けるのに3ヶ月かかった。悩みがあり一人になるたびにチャーリーは美術教室に訪れ、ここでしか打ち明けられない愚痴をアジャイ先生にこぼす。

シング先生(演:チェトナ・バンディア)

日本語吹替:不明
ラグビー部の顧問。
チャーリーの足の速さや、一生懸命練習に取り組む姿を見て認めている。チャーリーが自分はラグビー部にふさわしくないと退部した際、それを引き止められずショックを受けていた。

バーンズ校長

日本語吹替:玉井 勇輝
トゥルハム校の校長。
校長自ら校内アナウンスを担当し、始業式やスポーツデイの始まるアナウンスをしている。

ヒッグス校

エル・アラザン(演:ヤスミン・フィニー)

エル(右)

日本語吹替:金田 愛
チャーリーの親友の一人の10年生。
以前はチャーリー達と同じ男子校のトゥルハム校に通っていたが、トランジェスターということで女子校のヒッグスに転校する。転校してからなかなか友達ができず、担任に心配される。その後たまたま話しかけて来たタラにランチに誘われ、それ以来タラとダーシーとつるむ様になる。チャーリーを心配するタオをいつも気にかけ、冷静ではないタオをいつも宥める役になる。タオとは特に仲が良く、次第に恋する様になる。しかしそれに関して、エルは周りのサポートを断り自分でタオとの関係を縮めようとしていた。

タラ・ジョーンズ(演:コリーナ・ブラウン)

日本語吹替:大平 あひる
エルのクラスメイトの10年生。
レズビアンであり、親友のダーシーと付き合っている。13歳の頃ニックとキスしたことがあるが、タラはその時自分がレズビアンだと自覚した。明るく誰とでも仲良くなれる性格で、エルに初めて声をかけた人物。自分のセクシュアルに悩むニックにとって、タラとダーシーの関係は凄く理想的なものに見えた。
ダーシーとの関係をSNSでカミングアウトし、周りの反応が想像以上に冷たかったことに傷つく。それと同時にダーシーとの絆も深まっていった。

ダーシー・オルソン(演:キジー・エッジェル)

masaki12253
masaki12253
@masaki12253

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