スケバン刑事(和田慎二)のネタバレ解説・考察まとめ

『スケバン刑事』とは、和田慎二によって描かれたアクション少女漫画。1976年から1982年まで白泉社『花とゆめ』にて連載された。1985年には実写ドラマ化して人気を博し、累計発行部数は2000万部を超えている。スケバン麻宮サキは、死刑囚である母親の死刑執行停止を条件に、学生刑事としてある事件を解決する。その活躍を機に、その後も探偵の神恭一郎らと共に様々な事件に立ち向かうことになるが、次第にスケールアップした物語が展開していく。

飯田律子(いいだ りつこ)

幼い娘を抱く律子

容疑者となった沼が訪れた孤児院で育った女性。沼の恩師ローレンス神父の危篤を聞いて駆けつけていた。沼を探しに来たサキ達を案内する。作者和田の別作品『大逃亡』に登場する。

山崎(やまざき)

サキ専用の鉛入りの特製ヨーヨーを製造した担当者。サキへの復讐を目論む麗巳一味に拉致され、強制的に同じヨーヨーを作らされてしまった。

第2部の敵たち

氷室今日子(ひむろ きょうこ)

サキの中学時代の親友。白百合高校の生徒。学園祭で起きた女子生徒の転落事故で、犯人呼ばわりされていた。サキによって無実であることを証明されたが、実は今日子が仕組んだ事故であった。かつては弁護士を夢見る少女であったが、がんにより余命が短いことを知り欲のままに生きることを決める。その後、サキに全てを暴かれて追い詰められる。サキを道連れにするつもりだったが、今日子の余命を知ったサキの涙に心動かされて1人で自爆した。

梁山泊第2棟院長(りょうざんぱくだいにとういんちょう)

第2棟の院長を5年間務めている。院長室の隠し部屋に大量のビデオをコレクションしている。その内容は、ペットの巨大ニシキヘビに脱走者を殺させている悪趣味なものであった。家族からのビデオメッセージを見せるなどして、わざと脱走を促す狂人である。

梁山泊第3棟院長(りょうざんぱくだいさんとういんちょう)

最も厳しいと言われる第3棟の院長。小判鮫と呼ばれる密告屋と手を組み、脱走計画を立てた院生を躊躇なく射殺する冷徹な性格。独房に入った者には、養殖しているミミズを大量に部屋に入れるという拷問を行う。死んだ院生の骸骨をコレクションする狂人。サキをコレクションに加えようとするも、最後は争いの末に濃硫酸の中に落ちて死んでしまう。

埴輪一彦(はにわ かずひこ)

青狼会の会長。信楽老の地位や権力を引き継ぐために、碧子の婚約者として青狼会を率いる。伊賀出身であったが、幼い頃に家族で追い出される。その時、唯一かばってくれたツグミが好きになり、相思相愛であった。ツグミが青狼会に潜入していたことが碧子に知られたことで再会を果たすも、自らの手で殺めることになった。その後、信楽老の真の企みに気付き殺される。

そのほか第2部の登場人物

ゴルド=小松崎(ごるど こまつざき)/小松崎五郎(こまつざき ごろう)

アメリカで有名な大富豪。油田事故で失った娘のナツキの代わりとして、記憶喪失のサキと暮らしていた。サキの記憶が戻ってからは、離れて暮らしながらもサキの動向を気に掛け、部下を使って手助けをしていた。サキから「ありがとう、父さん」と言われた時は、涙を流して喜んだ。

Missワタナベ/渡辺由梨(わたなべ ゆり)

Hiro44Smh6
Hiro44Smh6
@Hiro44Smh6

目次 - Contents