プレイグ テイル -イノセンス-(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『プレイグ テイル -イノセンス-』とは、株式会社オーイズミ・アミュージオによって製作されたアクションアドベンチャーゲームである。2019年11月にリリースされ、PlayStation 5、PlayStation 4、Xbox、Nintendo Switch、Windowsで販売されている。14世紀のフランスを舞台に、異端審問の横暴とペスト(黒死病)による疫病から逃れる2人の姉弟を描く作品だ。2022年10月には続編の『プレイグ テイル -レクイエム-』がリリースされている。

第16章:戴冠式

ヴィタリス(中)との最終決戦を迎えるアミシア(左)

ヴィタリスの本拠地となる町にたどり着いたアミシア一行は、それぞれ得意分野を活かすために別行動を取って行くことになる。着実にヴィタリスのもとへと進んでいくアミシアだったが、行く手を阻む弓兵からの攻撃を防ぐ際に盾となる荷台を押していたロドリックが犠牲になってしまう。ロドリックの犠牲に嘆きながらも、なんとかヴィタリスのいる聖堂にたどり着いた一行は、ヴィタリスと対峙する。白ネズミを使役するヴィタリスと、黒ネズミを使役するユーゴの戦いは、感染したネズミの波状攻撃によって死闘となった。ネズミの渦をまとったヴィタリスだったが、ユーゴとアミシアの2人が協力した力は彼の野望を止めることに成功した。

第17章:互いのために

新たな土地へ旅立つアミシア(右)とユーゴ(左)

ヴィタリスの支配を退けた一行は、ネズミを使役する力から故郷の地に定住することはできなかった。今まで出来なかった姉弟の時間を埋めるかのように、村の祭りに参加する2人。ヴィタリスの元から救出したベアトリス、ルカ、メリーらと共に、荷馬車に揺られて新たな土地へと歩み始めるのだった。

『プレイグ テイル -イノセンス-』のゲームシステム

息を呑むステルスアクション

兵士からステルスで身を隠すアミシア

アミシアとユーゴの力では衛兵などの敵に勝てない為、基本的には隠れながら先へと進んでいくことになる。石を投げて敵を誘導したり、感染したネズミを誘導することで敵を撃退するなど、その場のギミックを上手く利用して先に進むことが必要となってくる。息を呑むほどに緊迫感のある場面が多く、太刀打ちできない無力さがさらなる恐怖を生んでいる。

スリングや錬金アイテムによる戦闘

発火作用のあるアイテムでネズミの群れを追い払うアミシア

姉のアミシアは父から習ったスリング技術で衛兵を倒すこともできる。ストーリーの途中から登場する錬金術によって、スリングショットの効果を変更したり、衛兵を背後から眠らせたりと攻略に役立つアイテムを生成することもできる。道中で手に入るアイテムの数には限りがあるため、最適な攻撃手段を選ぶことが重要となるシステムだ。

感染したネズミの支配

ネズミが集まり意思を持ってアミシアに襲い掛かる

本作の特出したシステムは、感染したネズミの画面を覆いつくすほどの大軍にある。ネズミに取り囲まれてしまうとゲームオーバーになるため、ネズミが嫌う光を利用したギミックが豊富に用意されている。衛兵とネズミという2つの脅威に板挟みとなっている状況だが、ネズミの習性を利用することで攻撃として使用することもできる。疫病とネズミという2つの存在を、上手くゲームに取り入れることに成功した作品といえる。

『プレイグ テイル -イノセンス-』の登場人物・キャラクター

主人公

アミシア・デ・ルーン(Amicia de Rune)

アミシア・デ・ルーン

本作の主人公。フランス貴族の娘であり、父から習った投石術を扱う。ユーゴを守るように母から告げられるが、母親の愛情を受けて育ったユーゴに嫉妬して素直になれずにいる。ユーゴが戦えない分、アミシアが本作のメイン操作キャラとなる。重い物を動かしたり、錬金術による特殊な攻撃で衛兵すらも撃退することが可能だ。

ユーゴ・デ・ルーン(Hugo de Rune)

ユーゴ・デ・ルーン

本作の主人公。出生時から患っている病によって、家族から隔離されて暮らしている男の子。姉と衝突することが多いが、旅を通して姉を慕うようになる。小さな穴を通ったり、身体の軽さから高い場所での移動を得意とする。ストーリー後半では、ネズミを自在に操る能力に覚醒する。

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