WurtS(ワーツ)の徹底解説まとめ
WurtS(ワーツ)とは、「研究者×音楽家」の肩書きで活動を行い、YouTubeやTikTokへの楽曲投稿で注目を集めるアーティストである。2021年、TikTokに公開した楽曲「分かってないよ」が、投稿から1ヶ月で100万再生を突破。2022年には、ネクストブレイクを期待させるアーティストとして、Spotify「RADER: Early Noise 2022」に選出されるなど、知名度が急上昇した。キャッチーな音楽性と、「タテ型MV」など話題性のあるコンテンツで、若者を中心に人気を集めている。
2022年9月30日公開。プールで遊んでいる人々に、突然電気ウナギのようなものが襲いかかり、感電した人々が一斉に踊り出すという、ユニークなストーリーのMV。曲の最後には、「SWIM?」「NOT SWIM?」と書かれた2本の動画が表示されるようになっており、選んだ動画によって、それぞれ異なる結末が用意されている。
「MOONRAKER」
2022年11月16日公開。楽曲は、Mrs. GREEN APPLE」の「ダンスホール」、ずっと真夜中でいいのに。の「正しくなれない」など、数多くの有名曲を手がける久保田真悟がアレンジを担当。華やかな雰囲気の曲にぴったりの、煌びやかな映像になっている。
WurtSの名言・発言
「ウォルト・ディズニーが亡くなってもミッキーマウスが生き続けているように、WurtSも不死身になりたい。」
出典: twitter.com
雑誌VOGUEのインタビューで、「アノニマスな活動をする理由」について問われたWurtSの回答より。顔出しや個人情報の公開をほとんど行わず活動するWurtSは、自身のプロジェクトである「W’s Project」を「ディズニーランドのイメージ」、自身を「その中にいるミッキーマウス的な存在」と位置づけている。そして、「ウォルト・ディズニーが亡くなってもミッキーマウスが生き続けているように、WurtSも不死身になりたい。そういうシステムを作ることが目標の一つです。」と語っている。「自分が歌わないWurtSの曲でもOKなのかな」と考えることもあるといい、今までのアーティストになかった新しいことができる可能性を感じさせる発言である。
「最終的に辿り着きたい場所は!『WurtSが作る音楽で社会問題から人々を助けることです!!』」
【WurtSって何者?】
— WurtS (@wurts2021) June 9, 2021
2021年も中盤に差し掛かり、改めてWurtSが何者なのかを知って頂きたいと思います!
WurtSに対するイメージが180度変わるかも🤭
これからも皆様の生活を彩る音楽を作っていきますので応援よろしくお願い致します。 pic.twitter.com/CErqvRlMLU
2021年6月9日、【WurtSって何者?】と題された公式ツイートの中のコメントより。ツイートに添付された画像の中で、自己紹介や今後の目標などを発信したWurtS。そこで、WurtSをやっていく中での最終目標を、「WurtSの作る音楽で社会問題から人々を助けることです!!」と述べている。マーケティングの研究活動の一環として音楽を行っている彼だが、音楽を扱った最大の理由は「音楽は聴く人も周りの人も幸せにできる力がある」からで、活動を通して得た利益は、医療現場やマイノリティの人々の支援などに役立てたいとも述べている。映画や音楽などのエンタメに影響され、レディー・ガガやThe 1975などのアーティストが発信する、社会的なメッセージに感銘を受けた彼だからこそ、エンタメ、特に音楽の持つ力を信じ、このような目標を立てているのである。その独特な活動内容だけでなく、彼が社会に与える影響についても、ますます注目される。
WurtSの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
アーティスト名は「キーボードで適当に打ちこんで作った」
出典: twitter.com
WurtSというアーティスト名は、実際にある英単語などでなく、造語である。これは、アーティスト名を決めるときに、ちゃんと考えるのが恥ずかしく、目をつぶってキーボードで適当に打ち込み、偶然生まれた文字列を使ったのだという。アーティスト名を並び替えた「ruWtS(ルーツ)」がファンネームとなっており、有料のファンクラブ会員にもこの名前が使用されている。なお、ruWtSになると、限定動画やブログ、生配信の視聴やチケットの先行受付といった特典を得ることができる。
ライブではウサギがDJを担当
出典: twitter.com
WurtSはソロアーティストだが、ライブの時にはステージにサポートメンバーも登場する。その中で一際目を引くのが、ピンクのウサギの着ぐるみである。ウサギはDJを担当しており、DJセットの前にいたり、時には前に出てきて観客の拍手を煽ったりと、ライブを盛り上げる重要な役割を果たしている。ウサギという動物は、WurtSの創作物の中に度々登場しており、EP『檸檬の日々』のジャケットや、「魔法のスープ」などのMVにも出演している。2021年12月に行われたオンラインライブでは、謎のウサギのキャラクターが「俺は2052年からやってきた、今から言うことをよく聞いてくれ」と突然現れる演出があったり、「科学技術会社・RABBIT TO THE MOON」という宇宙開発を行う会社の設定があったりと、ウサギは謎めいた存在として位置づけられている。DJウサギのライブパフォーマンスはもちろん、今後ウサギという存在がWurtSの創る物語にどう影響していくのか、注目が集まっている。
謎の卵がセットされたライブ「WurtS LIVE 2022」
出典: natalie.mu
2022年に東名阪で行われたツアー「WurtS LIVE 2022」では、ライブの進行と同時に、一つのストーリーが展開されていた。ステージ上には大きな卵がセットされており、開演前から獣のうめき声のようなものが場内に流れていた。開演後には、宇宙開発を行う会社「科学技術会社・RABBIT TO THE MOON」のアンドロイド「E9」を名乗る女性が登場。ステージ上の卵の孵化実験を成功させるためには、「観客がWurtSのライブを全力で楽しむ」必要があることを説明した。その後、ライブがスタート。途中で、「E9」が現れ、孵化実験は罠で、卵を孵化させてはならないと叫ぶが、遮られて、ライブが再開。全曲が終了し、WurtSらが退場後、E9が再び登場。彼女が「あなたたちは悪魔を生み出した。いや、あなたたちが悪魔のしもべなのよ」と言い放った後、卵が割れて中から目玉がのぞいた所で公演が終了するという、観客のどよめきに満ちた最後となった。このストーリーの続きは、2023年以降のMVなどで明らかになっていくことが発表されている。ライブすら一つの大きなストーリーに組み込んでしまうWurtSの世界に、衝撃を受けるライブ公演となった。
目次 - Contents
- WurtSの概要
- WurtSの活動経歴
- 「分かってないよ」がTikTokで大反響
- 1stアルバム『ワンス・アポン・ア・リバイバル』をリリース
- PEOPLE 1と対バンツアー「W’s LIVE 2022」を開催
- WurtSのプロフィール・人物像
- WurtSのディスコグラフィー
- 配信シングル
- 『分かってないよ』
- 『リトルダンサー feat. Ito (PEOPLE 1)』
- 『BOY MEETS GIRL』
- 『ブルーベリーハニー』
- 『NERVEs』
- 『Talking Box (Dirty Pop Remix) / SPACESHIP』
- 『ふたり計画』
- 『コズミック』
- 『SWAM』
- 『分かってないよ (Sped Up)』
- ミニアルバム
- 『資本主義の椅子』
- 『檸檬の日々』
- 『MAGICAL SOUP』
- 『Radio Sausage』
- 『MOONRAKER』
- アルバム
- 『ワンス・アポン・ア・リバイバル』
- WurtSの代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- 「分かってないよ」
- 「檸檬の日々」
- 「魔法のスープ」
- 「リトルダンサー feat. Ito (PEOPLE 1)」
- 「ブルーベリーハニー」
- 「サンタガール feat. にしな」
- 「Talking Box (Dirty Pop Remix)」
- 「コズミック」
- 「SWAM」
- 「MOONRAKER」
- WurtSの名言・発言
- 「ウォルト・ディズニーが亡くなってもミッキーマウスが生き続けているように、WurtSも不死身になりたい。」
- 「最終的に辿り着きたい場所は!『WurtSが作る音楽で社会問題から人々を助けることです!!』」
- WurtSの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- アーティスト名は「キーボードで適当に打ちこんで作った」
- ライブではウサギがDJを担当
- 謎の卵がセットされたライブ「WurtS LIVE 2022」