WurtS(ワーツ)の徹底解説まとめ
WurtS(ワーツ)とは、「研究者×音楽家」の肩書きで活動を行い、YouTubeやTikTokへの楽曲投稿で注目を集めるアーティストである。2021年、TikTokに公開した楽曲「分かってないよ」が、投稿から1ヶ月で100万再生を突破。2022年には、ネクストブレイクを期待させるアーティストとして、Spotify「RADER: Early Noise 2022」に選出されるなど、知名度が急上昇した。キャッチーな音楽性と、「タテ型MV」など話題性のあるコンテンツで、若者を中心に人気を集めている。
WurtSの概要
WurtS(ワーツ)とは、YouTubeやTikTokへの楽曲投稿を中心に音楽活動を行う、セルフプロデュースのソロアーティストである。2020年にYouTube、TikTokで投稿を始め、2021年1月、TikTokに楽曲「分かってないよ」のサビ部分を投稿。瞬く間に注目を集め、投稿からわずか1ヶ月で100万再生を突破した。同楽曲は、リリース後、Apple Musicのオルタナティブランキング2位、LINE MUSICのデイリーランキングでは2日連続で1位を記録している。2021年10月、1stアルバム『ワンス・アポン・ア・リバイバル』をリリースすると、わずか1ヶ月弱でタワーレコードによる2021年度「タワレコメン・アーティスト・オブ・ザ・イヤー」を受賞。トヨタ自動車「カローラシリーズ」のCMソングに「リトルダンサー feat. Ito (PEOPLE 1)」、ポカリスエットによる「全国高等学校総合体育大会(インターハイ)」に向けた、「『来たぞ、インハイ。』特別ポスター&ムービー」に「SWAM」が起用されるなど、タイアップも数多く行っている。
ダンスミュージックを基盤としながら、ロックやポップスを取り入れた中毒性の高い楽曲で、特に若い世代から絶大な人気を誇っている。「W's Project」という自主レーベルを持っており、2022年8月には「EMI(ユニバーサルミュージックのEMI Records)」が参画。新たなチームによる、映像や音楽のさらなる進化が期待されている。
WurtSの活動経歴
「分かってないよ」がTikTokで大反響
出典: twitter.com
2020年、YouTubeやTikTokで音楽投稿を始める。音楽活動を本格的に開始すると同時に、自主レーベル兼プロジェクト「W’s Project」を立ち上げる。
2021年1月、TikTokに楽曲「分かってないよ」のサビのみを投稿すると、爆発的に人気が広まり、約1ヶ月で100万回再生を突破。3月に、自身のレーベルよりデジタルEP『檸檬の日々』をリリース。5月にはEP『MAGICAL SOUP』より「分かってないよ」を先行配信。同曲は、Apple Musicのオルタナティブランキング2位にランクインしたほか、LINE MUSICにて5月5日、5月6日の2日連続でデイリーランキング1位、ウィークリーランキングでは2位を獲得するなど、一躍話題のアーティストとなった。
8月にはバンドPEOPLE 1のボーカル、Itoとのコラボ曲「リトルダンサー feat. Ito (PEOPLE 1)」をリリース。同曲はトヨタ自動車「カローラシリーズ」のCMソングに起用され、初のタイアップ曲となった。9月、3枚目のEP『Radio Sausage』をリリース。さらに、エナジードリンク「ZONe」とアーティストのコラボ企画「IMMERSIVE SONG PROJECT」のタイアップソングとして、「BOY MEETS GIRL」も続けて配信リリースした。
1stアルバム『ワンス・アポン・ア・リバイバル』をリリース
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2021年10月、1stアルバム『ワンス・アポン・ア・リバイバル』より、「ブルーベリーハニー」、11月には「NERVEs」が先行配信された。「NERVEs」は、TikTokのCMソングにも起用。12月、1stアルバム『ワンス・アポン・ア・リバイバル』をリリース。発売後1ヶ月あまりで、タワーレコード発表の2021年度「タワレコメン・アーティスト・オブ・ザ・イヤー」を受賞。さらに、全日本CDショップ店員組合による「第14回 CDショップ大賞 2022」の入賞作品としても選出されるなど、大躍進の1年を締めくくるアルバムとなった。TikTokへの影響力も大きく、「音楽で振り返る!2021 TikTokトレンド」の「アーティストアカウント別いいね数部門」では1位を獲得した。
2022年1月、日本テレビ系『バズリズム02』の新春恒例企画「今年コレがバズるぞ!BEST10」で第1位を獲得。また、Spotify「RADER: Early Noise 2022」、スペースシャワーTV「SPACE SHOWER MUSIC AWARDS 2022」の「BEST BREAKTHROUGH ARTIST」に選出されるなど、年明け早々から注目が集まった。4月には、配信シングル『Talking Box (Dirty Pop Remix) / SPACESHIP』をリリース。その後、初の有観客ライブ「WurtS LIVE 2021-2022」を、渋谷・ LIQUIDROOM、渋谷・WWW Xで開催。5月には、短編映画『いつか回り回って恋人に戻れたら幸せです』の主題歌として書き下ろされた楽曲「ふたり計画」が、デジタルシングルでリリースされた。
PEOPLE 1と対バンツアー「W’s LIVE 2022」を開催
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2022年6月、PEOPLE 1との対バンツアー「W’s LIVE 2022」を東京・名古屋・大阪で開催。最終日には、自身初となるワンマンツアーを行うこと、「W's Project」に、ユニバーサルミュージックの邦楽レーベル「EMI Records」が参画することを発表。
8月、配信シングル『コズミック』をリリース。同楽曲は、ロンドンを拠点とする企業Nothing Technologyによるスマートフォン、「Nothing Phone (1)」とのコラボ企画のために書き下ろされた。続く9月には、配信シングル『SWAM』をリリース。ポカリスエットによるインターハイ応援プロジェクト、「来たぞ、インハイ。」の特別ムービーのために提供されていた楽曲となっている。11月、EP『MOONRAKER』をリリース。その後、東名阪ワンマンツアー「WurtS LIVE 2022」が開催され、翌2023年に全国9カ所を巡るツアー「WurtS LIVEHOUSE TOURⅠ」が行われることも発表された。12月には、「分かってないよ」のハイスピードバージョンである、「分かってないよ (Sped Up)」を配信リリース。年末には、インテックス大阪で開催された「FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2022」や、幕張メッセで開催された「COUNTDOWN JAPAN 22/23」など、大型フェスにも出演した。
WurtSのプロフィール・人物像
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関西出身の男性ソロアーティスト。詳細なプロフィールはほとんど公開されておらず、顔はマスクや帽子などで隠されている。ライブ時にも、目の部分に穴が空いた帽子を着用しており、素顔を見ることはできない。子供の頃の顔写真のみ、Instagramなどに投稿されている。2021年に、Instagramのストーリーズ機能で、ファンからの年齢に関する質問に対して「19歳です~」と答えていることから、「分かってないよ」制作時にはまだ10代であったことが明らかになっている。Instagramではファンからの質問やコメントに丁寧に返信していたり、ライブのMCやインタビューで恥ずかしそうに喋る場面があったりと、可愛らしい一面があるのも人気の理由である。
自営業を営んでいた祖父の姿を見て、マーケティングに興味を持つようになり、大学ではマーケティングや現代カルチャーを学ぶ。大学入学後に海外留学を希望していたが、コロナウイルスの影響で断念。日本でマーケティングの研究に生かせる場はないかと考え、始めたのが音楽家としての活動だったという。そのため、肩書きは「研究者×音楽家」であり、ただ音楽を作るだけでなく、それをいかに広めるか、ということに焦点を置いて活動している。音楽に興味を持つようになったのは、父親の影響で、レディー・ガガの「ポーカー・フェイス」のMVに衝撃を受けたからであるという。また、自身に影響を与えたアーティストとしては、レディー・ガガやThe 1975の名前を挙げている。海外のポップカルチャーに触れた経験が、自身の音楽や活動方針にも反映されているのである。
WurtSのディスコグラフィー
配信シングル
『分かってないよ』
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2021年5月5日発売
1. 分かってないよ
2021年6月1日発売のEP『MAGICAL SOUP』より、先行配信された。TikTokで話題となった楽曲であり、フルバージョンの公開にも注目が集まった同楽曲は、Apple Musicのオルタナティブランキングで2位を獲得。LINE MUSICではデイリーランキング1位を2日連続で記録したほか、ウィークリーランキングでも2位にランクインした。
『リトルダンサー feat. Ito (PEOPLE 1)』
2021年8月18日発売
1. リトルダンサー feat. Ito (PEOPLE 1)
2021年9月8日発売のEP『Radio Sausage』より、先行配信された。ゲストボーカルにPEOPLE 1のボーカルItoを迎え、両者のファン注目の1曲となった。言葉遊びを交えた不可解な歌詞を淡々と歌い上げる、独特の脱力感が魅力。
『BOY MEETS GIRL』
目次 - Contents
- WurtSの概要
- WurtSの活動経歴
- 「分かってないよ」がTikTokで大反響
- 1stアルバム『ワンス・アポン・ア・リバイバル』をリリース
- PEOPLE 1と対バンツアー「W’s LIVE 2022」を開催
- WurtSのプロフィール・人物像
- WurtSのディスコグラフィー
- 配信シングル
- 『分かってないよ』
- 『リトルダンサー feat. Ito (PEOPLE 1)』
- 『BOY MEETS GIRL』
- 『ブルーベリーハニー』
- 『NERVEs』
- 『Talking Box (Dirty Pop Remix) / SPACESHIP』
- 『ふたり計画』
- 『コズミック』
- 『SWAM』
- 『分かってないよ (Sped Up)』
- ミニアルバム
- 『資本主義の椅子』
- 『檸檬の日々』
- 『MAGICAL SOUP』
- 『Radio Sausage』
- 『MOONRAKER』
- アルバム
- 『ワンス・アポン・ア・リバイバル』
- WurtSの代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- 「分かってないよ」
- 「檸檬の日々」
- 「魔法のスープ」
- 「リトルダンサー feat. Ito (PEOPLE 1)」
- 「ブルーベリーハニー」
- 「サンタガール feat. にしな」
- 「Talking Box (Dirty Pop Remix)」
- 「コズミック」
- 「SWAM」
- 「MOONRAKER」
- WurtSの名言・発言
- 「ウォルト・ディズニーが亡くなってもミッキーマウスが生き続けているように、WurtSも不死身になりたい。」
- 「最終的に辿り着きたい場所は!『WurtSが作る音楽で社会問題から人々を助けることです!!』」
- WurtSの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- アーティスト名は「キーボードで適当に打ちこんで作った」
- ライブではウサギがDJを担当
- 謎の卵がセットされたライブ「WurtS LIVE 2022」