ブラック企業の社員が猫になって人生が変わった話(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ブラック企業の社員が猫になって人生が変わった話』とは清水めりぃによる漫画。2018年にTwitterにて発表されると話題となった。ブラック企業に勤める主人公・モフ田はある日突然猫になってしまった。猫の姿のまま出社すると、あまりの可愛さに社のマスコットとして広報されることになり、モフ田の人生は変わっていく。猫とブラック企業を題材としているため、猫や社畜のあるあるをコミカルに描いている。作者が猫好きなので猫の描写に力が入っており、猫好きにはたまらない癒し描写が魅力となっている。

タツオの同期。猫、特に猫の細い瞳孔が苦手で入社当初はモフ田と話すらしなかった。猫がいることを知らずに入社してしまったが、モフ田が自身のために猫が怖くないようにふるまってくれることから、少しずつ猫に歩み寄ろうとしている。夜の会社内で猫の幽霊に遭遇して怖がっていた。そして、とある時の昼休憩中に会社にでた幽霊猫の子供猫に出会い、少しだけ猫を克服した。

ハチ谷の友人知人

鴨(かも)

ハチ谷の大親友で漫画家志望の男性。1度描いた漫画が受賞して担当者がつくも、その後は鳴かず飛ばずで連載が取れずにいる。ネームコンペで落ちるたびに自宅で目に見えて落ち込むためハチ谷に励まされている。漫画で食べていけないためバイトを掛け持ちしており、漫画よりもバイト経験の方が豊富になってしまった。飲食店でのバイト経験もあるため料理上手で、ハチ谷が猫になった後もご飯を用意していた。また、ハチ谷がモフ田のファンであることを知っているため、モフ田の会社から出ているモフ田印の缶詰や猫のおやつなどを買ってハチ谷にあげている。
ハチ谷が猫になった際は、ハチ谷本人かどうか最初は疑ったが、本人であるとわかると猫になっても親友だと声をかけるなど友達思い。明るい性格だが、繊細で落ち込みやすい。ハチ谷が転職活動をしている姿を見て、自身の現状に焦りを感じて漫画家を諦める道も考えていた。しかし、ハチ谷に励まされたことで大好きな猫を題材とした『ブラック企業の社員が猫になって人生が変わった話』という漫画を描いて担当者に提出すると、好評を博して連載開始した。
ハチ谷が着けている首輪はすべて鴨が用意したもの。

岡崎(おかざき)

ハチ谷の元先輩。ブラック企業に勤めているために身体とメンタルが壊れてきている。退職した後のハチ谷に再会したときは、猫になったハチ谷に会社を変えてもらいたいと思い帰ってきてほしいと頼んだ。しかし、猫になる夢を叶えて前へ進んでいるハチ谷の姿を見て思いなおして、頑張っているハチ谷の背中を押す強い言葉をかけるなど思いやりのある性格をしている。後に、ホワイト企業へ転職した。

トラ雄の家族

茶畑(ちゃばたけ)ヒロ

トラ雄の高校生の娘。両親がすれ違いから別居することになったときに、気まま1人暮らしがしたいからとトラ雄の方に残った。トラ雄が仕事ばかりで家になかなか帰ってこないため、小さい頃から関わりをもったことは少なかった。そのため、家猫となったトラ雄と関わりが増えてトラ雄の性格が思ってたよりも愉快であったことから、接し方に少し戸惑っていた。年頃ゆえにあまり素直に気持ちを言葉にしない。しかし、都市伝説の怪物フラワーマンにトラ雄と一緒に遭遇したときに、トラ雄が「父さんが死んでもヒロを守るからな」と言った際に「お父さん死んじゃいやだ」と泣くなど家族が大好き。家事は一通りこなせるため、家事を頑張るトラ雄のサポートをしている。エリとの関係に悩むトラ雄の背中を押すなど、しっかりとした性格をしている。両親が別居していることに少なからず心を痛めているようで、自身になにができるかを悩んでいた。

茶畑(ちゃばたけ)ミチル

トラ雄の小学生の息子。両親が別居になった際に母親に連れられてトラ雄の家を出た。しかし、猫になったトラ雄の姿を見て一緒に住みたいと言い出したため、母親が仕事の間だけトラ雄の家に帰っている。最初は父親が猫になったことを知らずトラ雄とヒロに騙されていたが、正体がトラ雄だと知ると母親に黙っている代わりにもふもふさせてくれと条件を出すなど強かな性格をしている。想像力が豊かで、先を見据えて勉学を怠らない。父親のようなブラック企業の社員にはならず、家庭を大事にする大人になると決めている。絵を描くのが好きで猫になったトラ雄を描いては家に飾っている。小さい頃からあまりトラ雄と関わっていなかったため、幼少時に描いた家族の絵にはトラ雄を描いていなかった。しかし、家庭を支えるためにお金を稼ぐことが大変であることは理解しているため、トラ雄に対して悪い気持ちは抱いていない。将来の夢は父親と姉とオシャレなカフェを開くこと。

茶畑(ちゃばたけ)エリ

トラ雄の妻でヒロとミチルの母親。仕事ばかりで家庭を顧みないトラ雄に嫌気がさしてミチルを連れて別居した。別居中であるからとヒロのいる方の自宅でも勝手に入らずに、インターフォンを鳴らしてから入るなど礼儀正しい性格をしている。ミチルを育てながら仕事をしているキャリアウーマン。トラ雄が猫になったことを知った時に、ヒロから彼の気持ちが書かれたノートを渡されて読んだことで、トラ雄が別居前とは別人のように変わったことを知る。

トラ雄の勤めている会社がブラック企業であることを知っていたため、ホワイト企業化したとわかったときにはすごく驚いていた。

その他

桜新町(さくらしんまち)

転職エージェントの女性で、ハチ谷の担当をしている。最初はハチ谷にお茶を用意したが、彼が猫であるとわかるとすぐさま水に変えるなど猫好き。ハチ谷の転職のために様々なアドバイスをしていた。モフ田のいる会社から求人が出た際は、真っ先に教えようとするなど真面目。

松木太郎(まつきたろう)

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