ファーストガンダム登場人物、最期の言葉 (後編)
ロボットアニメの金字塔ともいえる、ファーストガンダムこと「機動戦士ガンダム」。一年戦争を舞台とした、「機動戦士ガンダム」は人々の「死のドラマ」でもある。機動戦士ガンダムの登場人物20人の、死に際の台詞、その前後の印象的な台詞をピックアップしてみた。
後編では後半の10人の死を扱う。
ウッディ (第29話)
マチルダの婚約者であったウッディは、マチルダの愛したホワイトベースを共に愛した。シャアのジャブロー襲撃に、いささか無謀にも小型ホバークラフトで応戦。シャアのズゴックの一撃によって命を落とす。ホワイトベースへ深い愛情と同時に、マチルダを失ったウッディは、死に場所を求めていたのかもしれない。
ドレン (第32話)
物語の序盤で、シャアの副官として登場したドレン。飄々とした感じが魅力的なキャラだ。少尉から大尉に出世して再登場。キャメル艦隊をまかされる。宇宙空間に上がったホワイトベースを追撃するも、あえなく破れる。劇場版第三作では、序盤に登場する。
コンスコン (第34話)
「12機のリックドム」を撃破される人ということで有名な、ドズルの部下の士官。彼が無能だったというよりも、ホワイトベース隊、とりわけガンダムの戦闘力が非常識なレベルだったのだろう。テレビ版では二回にわたって登場する。
スレッガー (第36話)
ジャブローで補充兵として、ホワイトベース隊に参加したスレッガー。少年兵の集まりの中での、数少ない「大人の男性」といった感じのキャラクター。ブライト、カムランといったミライに好意を持つ男性は多かったが、ミライが惚れたのはスレッガーだった。
ドズル (第36話)
一昔前のロボットアニメの悪役といった、豪快な風貌のドズル。しかしながら、クセのあるザビ家一族の中では常識人。ソロモン陥落を確信したドズルは、新兵器ビグ・ザムでティアンムの旗艦を沈め、ガンダムに挑むのだが…
マ・クベ (第37話)
マ・クベといえば「壺」。劇場版ではストーリーが変更されたため、外伝によっては、マ・クベは長く生存していたりもする。劇場版では登場シーンの少ないマ・クベだが、オデッサ作戦前には、ホワイトベースをあと一歩で撃沈しかけるなどの活躍をしている。
ワッケイン (第38話)
第4話では、ホワイトベース隊をルナツーで足止めさせるなど、意地悪士官という感じだったが、テキサス宙域での交信ではホワイトベースを賞賛している。戦艦マゼランでジオンとの艦隊戦に挑むが撃沈される。劇場版では描写されないエピソード。