ファーストガンダム登場人物、最期の言葉 (後編)

ロボットアニメの金字塔ともいえる、ファーストガンダムこと「機動戦士ガンダム」。一年戦争を舞台とした、「機動戦士ガンダム」は人々の「死のドラマ」でもある。機動戦士ガンダムの登場人物20人の、死に際の台詞、その前後の印象的な台詞をピックアップしてみた。
後編では後半の10人の死を扱う。

シャアによって能力を見出され、さらには精神的な支柱となったララァ。しかし、高いニュータイプ能力を持ったアムロと共鳴し、感情の板挟みとなる。結果として戦場で命を落とす。ララァの死は、シャアとアムロの心に癒えない傷を残し、大きな遺恨となる。

ギレン (第42話)

「やむを得んだろう。タイミングずれの和平工作がなんになるか?」
「ふん、冗談はよせ」

戦力的不利を覆すべく作られた、新兵器「ソーラレイ」で連邦艦隊を半減させることに成功した、ギレン・ザビ。ア・バオア・クーの決戦にも勝機が見えたその時、思いがけない運命が彼を襲う。

キシリア (第43話)

「私が生き延びねばジオンが失われる」
「シャアか!」

ア・バオア・クー陥落は決定的であったが、キシリアはグラナダとジオン本国の戦力での徹底抗戦に賭けた。ザンジバルでの脱出をはかるキシリアの眼前に、ノーマルスーツのシャアが立ち塞がる。「ガルマ、私の手向けだ。姉上と仲良く暮らすがいい」

おまけ テム・レイ (第34話)

「そうだ、それでいいのだアムロ。あの新しいメカのおかげだ、ガンダムは使えるぞ。はははは、あははは、あはははっ。地球連邦万歳だ」

テレビ版では死亡の描写はないが、劇場版ではアパートの階段で頭から落ちて転落死する。仕事人間であり、冷徹だったテム・レイだが、脳に障害を負った結果、妙な人間味がでてくる。もし、彼が暖かな家族人であったなら、その周囲の人々の運命も変わっていたのかもしれない。

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