チョ・ユリ(IZ*ONE)の徹底解説まとめ

チョ・ユリ(IZ*ONE)とは、韓国の芸能事務所WAKEONE所属の歌手・俳優である。2017年、ガールズグループfromis_9(フロミスナイン)を輩出したオーディション番組『アイドル学校』に出演し、ファイナリストに選ばれるもデビューを逃した。2018年に出演した日韓合同サバイバルオーディション番組『PRODUCE 48』では歌唱力に注目が集まり、IZ*ONE(アイズワン)としてデビュー。IZ*ONEの活動終了後はソロシンガーや俳優として活動している。

チョ・ユリ(IZ*ONE)の名言・発言

「なんでもない曲なのに、何回も歌ってくれるの?」

IZ*ONEの1stフルアルバム収録曲「SOMEDAY」で初めて作詞作曲を行ったユリ。IZ*ONEの公式YouTubeには、レコーディングの様子が映されている。メンバー自ら何度も歌いなおしながら、納得のいくまでレコーディングが続いた。初めてプロデューサーとして楽曲づくりに携わったユリは、「私の曲をこんなに情熱的に歌ってくれるなんて」「なんでもない曲なのに、何回も歌ってくれるの?」と感動したという。

「私のものは奈子のもの、奈子のものは私のもの」

仲良しルームメイトだったユリ(左)と矢吹奈子(右)

IZ*ONE解散後、日本のラジオに出演したユリは元IZ*ONEのメンバーである矢吹奈子と共演。活動中、宿舎でルームメイトだった2人に「今だから言える相手の嫌なところは?」という質問が寄せられた。ユリは「奈子の嫌なところはない」と即答。しかしユリ自身が毎日歌ったり動画を流したまま寝てしまったりと、逆に謝りたいことがあると明かした。それに対して矢吹は「ユリの歌を毎日聞けて幸せだった」と返し、互いを思いやる様子がうかがえる。ソロで活動するユリはIZ*ONEのメンバーたちとの活動を振り返り、疲れていても一緒に話したりご飯を食べたりしてくれるルームメイトの存在がありがたかったと話す。2人は洋服の貸し借りも頻繁にしていたようで、「私のものは奈子のもの、奈子のものは私のもの」と言って笑いを誘った。

「本当にもらえるとは思わなかった」

韓国ではほぼ毎日音楽番組が放送され、新曲を出したアイドルやアーティストは各音楽番組に出演する。各番組では新曲の音源や音盤、動画の再生回数、視聴者投票などを集計し、同じ時期に新曲を出したアーティストの中から1位を決める。1位になることは人気を証明することになり、今後の活動を左右することになる。IZ*ONEも活動していた2年半で、計27回1位に輝いた。
2022年6月7日、ユリは一人で音楽番組『THE SHOW』に出演。人気ボーイズグループVICTON(ビクトン)やONEUS(ワンアス)をおさえ、1stミニアルバム『Op.22 Y-Waltz : in Major』が1位を獲得した。ソロデビュー後初めての1位となり、「本当にもらえるとは思わなかった。とても感謝しています。貴重な賞をくださってありがとうございます。これからいい姿だけをお見せします」と、涙ながらに感謝を伝える。アンコールステージでは用意したしゃぼん玉の機械が動かないハプニングもありつつ、「Love Shhh!」を歌い上げた。

チョ・ユリ(IZ*ONE)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

「PICK ME」で味わった大きな挫折

再評価結果が言い渡され、評価が落ちたAクラスの練習生たちは悔しそうに下のクラスへ移動した

ユリがアイドルとしてデビューするきっかけとなったサバイバルオーディション番組『PRODUCE 48』。日韓から集った練習生たちは所属する事務所やグループに分かれ、トレーナーの前でそれぞれの課題曲を披露する。今後のレッスンをより効果的にするため、練習生の実力をA~Fの5段階にクラス分けするのである。ユリは当時所属していたSTONE MUSICエンターテイメントの練習生と、ボーイズグループNCT DREAMの「Chewing Gum」を披露。ステージ終了後はソロでブルーノ・マーズの「Runawy Baby」を堂々と歌い上げ、最高評価のA判定を受けた。
クラスに分かれると、番組主題歌「PICK ME」のレッスンが始まる。「PICK ME」は練習生が初めて視聴者に披露するステージであり、評価が高いほどカメラに多く映り視聴者にアピールしやすくなる。レッスン開始数日後に再評価があり、練習生たちは少しでも高い評価を得るためレッスンに励む。A評価のクラスでレッスンを始めたユリだったが、レベルの高い練習生たちに圧倒されてしまう。再評価のステージでは、ダンスだけでなく持ち前のボーカルも歌詞が飛んでしまった。審査の結果、最低評価のFまで落ちてしまい「自分に腹が立つ」と涙を流した。
大きな挫折を味わったユリ。しかしその後の評価で披露した「Energetic」から巻き返し、最終的にはIZ*ONEのメインボーカルとしてデビューをつかんだ。

そっくりトリオの「チョユリズ」

チョユリズの3人(左からイェナ、ユリ、チェウォン)

IZ*ONEには、「チョユリズ」というそっくりな3人組がいる。チョ・ユリ、チェ・イェナ、キム。チェウォンの3人である。特にデビュー当時は髪色やヘアスタイルが似ていることが多く、ファンですら名前を間違えることがあった。またどのくらい顔が似ているかを診断できるカメラアプリの機能でも、ユリはイェナに、イェナとチェウォンはユリに似ていると診断されたこともある。本人たちも、自分の写真を見てほかの2人と見間違うほどだ。
ただ、チョユリズの3人はビジュアルだけが共通点ではない。3人ともに優れたボーカリストとして、IZ*ONEのパフォーマンスを引っ張る存在だった。ユリが作詞作曲した「SOMEDAY」は、チョユリズの3人のユニット曲である。IZ*ONE解散後も、イェナはユリと同じくソロシンガーとして、チェウォンはガールズグループLE SSERAFIMのリーダー兼ボーカリストとして活躍を続けている。

Webドラマ『MIMICUS』で俳優デビュー

『MIMICUS』の主な出演者たち(左からクォン・ナヨン、ユ・ヨンジェ、チョ・ユリ、キム・ユヌ)

IZ*ONE活動中、控室などでよくメンバーと寸劇をしていたユリ。ソロシンガーデビュー後の2022年7月、韓国で放送されたWebドラマ『MIMICUS』に出演し、俳優としてもデビューした。ボーイズグループB.A.Pの元メンバーであるユ・ヨンジェやガールズグループwoo!ah!で活動するクォン・ナヨンなど、若者に人気のキャストが出演するティーンドラマである。ユリが演じるのは、ガールズグループICEの末っ子メンバーであるオ・ロシ。気さくな性格で人気を集める一方、年上メンバーから嫌がらせを受ける。アイドルを辞めて芸術高校で学生生活を送る中で、自身のアイデンティティを模索するストーリーになっている。ユリは高校時代をほとんどIZ*ONEの活動に費やし、一般的な高校生活を送ることが難しかった。そのため「実際の芸術高校を通っているかのようで楽しかった」と感想を述べた。

「MIMICUS」は、人を真似する「ミミック」(MIMIC)が普通の芸術高校で“本物”になるために奮闘する激しい生存記を描くハイティーンドラマだ。同作は、PLAYLISTの作品を一つにつなぐ「プリバス(PLYVERSE:PLAYLIST + UNIVERSE)」の世界観を拡大したコンテンツとして視聴者に披露される予定だ。B.A.P出身のヨンジェ、IZ*ONE出身のチョ・ユリ、新人俳優のキム・ユヌ、ガールズグループwoo!ah!のナナがキャスティングされ、関心が高まっている。

出典: news.kstyle.com

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