マニアックなGANTZ(ガンツ)の裏設定・都市伝説・トリビアまとめ

『GANTZ』とは、『週刊ヤングジャンプ』で2000年から2013年まで連載された奥浩哉によるSF漫画である。高校生の玄野計は交通事故に巻き込まれ、気付くと見知らぬ男女と共にマンションの一室にいた。部屋の中央には大きな黒い球があり、玄野たちは星人との戦いに強制的に参加させられる。『GANTZ』には、作品の元ネタやガンツスーツにまつわる情報など、さまざまなトリビアや小ネタ、裏設定・都市伝説が存在する。作品のファンならば知っておきたいトリビアや小ネタ、裏設定・都市伝説などをまとめて紹介していく。

『GANTZ』の概要

『GANTZ』とは、『週刊ヤングジャンプ』で2000年から2013年まで連載された奥浩哉によるSF漫画、およびそれを原作としたアニメ、実写映画などのメディアミックス作品である。単行本は全37巻。
2004年にテレビアニメ化、2011年に実写映画化、2016年にはフル3DCGアニメーション映画化されている。実写映画版のキャストは、二宮和也、松山ケンイチ、吉高由里子、本郷奏多など。

高校生の玄野計(くろの けい)はある日幼馴染の加藤勝(かとう まさる)に出会うが、交通事故に巻き込まれて死んでしまう。気付くと2人とも見知らぬ男女と共にマンションの一室にいた。部屋の中央には大きな黒い球があり、「星人をやっつけてください」という黒い球「ガンツ」の命令を受けた玄野と加藤は、強制的に星人との戦いに強制的に参加させられる。

裏設定・都市伝説・トリビアについて

『GANTZ』にはさまざまな裏設定やトリビアが存在する。中にはネット上で噂になっている真偽不明な都市伝説も含まれている。裏設定や都市伝説、トリビアは本作を読むうえで必要な情報ではないが、知っていればより作品を楽しむことができるだろう。

renote.net

『GANTZ』の裏設定・都市伝説・トリビア

『GANTZ』の元ネタは『必殺仕事人』

『GANTZ』は時代劇『必殺仕事人』をSF風にして作った話だと、原作者の奥浩哉は語っている。『必殺仕事人』とは、池波正太郎原作の時代劇シリーズ。昼間は普通の仕事をしている登場人物たちが、夜になると暗殺の仕事に向かう。
『GANTZ』の構造もこれと同じである。『GANTZ』の主人公玄野は、昼間は大抵やる気のない姿をしているため、クラスメイトから「昼行灯」と呼ばれる。『必殺仕事人』の主人公が昼行灯と言われているからなのでは、と指摘するファンもいる。

原作者の奥浩哉は最初ファンレターをほとんどもらっていなかった

原作者の奥浩哉は、あまりファンレターを貰ったことがない。そのため、自分の読者が作品に対してどういう感想を抱いているのかわからないまま描いていた。アンケート順位も聞かず、「自分がやりたいことだけ、見たいものだけ描く」というスタンスを貫いていた。『ヤングジャンプ』の中で浮いているのではないかという不安もあったという。

大阪編は「加藤が頑張る話を考えよう」という話から始まった

原作者の奥浩哉は、加藤が一番のお気に入りである。奥は「死んでしまった玄野を生き返らせるために、加藤ががんばる話を考えよう」というところから始めた。

実写版の岸本役・夏菜は撮影時にマネージャーに全裸を見せていた

実写版で岸本恵を演じた女優、夏菜は、作品内で全裸で部屋に転送されるシーンを見事に演じ切った。その際、夏菜は全身を剃毛し、ニップレスをつけた。そして、自分のマネージャーにガウンの下を見せた。また、夏菜は玄野役の二宮和也について、「本当にお芝居が上手い。天才だと思う!」と語った。

「ニップレスとか前貼りとかした後に、ガウンを着るしかないからガウンを着るんだけど、まず最初に伊藤さんにチェックしてもらったよね。どう!?って」とデビュー当時からのマネージャーに確認してもらったことを回顧。伊藤マネージャーは「僕はそんなセクハラなマネージャーじゃないんで、『俺に見せろ』なんてことは言わないんですけど、いきなりガウンを脱ぎ始めて『どうだ!?』みたいな」

出典: mdpr.jp

たびたび話題になるパクリ疑惑

2015年11日、奥浩哉がツイッター上にて自身の作品が“パクリ”扱いされることへの不満を呟いたことで、ネット上では奥作品について議論が起こることとなった。『GANTZ』がパクリ扱いされるのはこれが初めてではなく、2011年には『GANTZ』が『進撃の巨人』のパクリではないかという指摘が上がり、その際にも奥がツイッター上で反応している。パクリ疑惑に対して原作者自身がたびたび反応していることから、ネット上には「マンガ家がツイッターやってもろくなことがない」、「ネットの評判を気にしすぎ」などの意見も上がった。

実写映画版のガンツスーツは1着50万円

実写映画版のガンツスーツは、二宮や松山が戦闘のときに装着した。着用すると身体能力と防御能力が飛躍的に上昇し、超音波や高温の炎などからも人体を保護するという設定である。
伸縮自在の特殊素材を使っていることから、1着50万円以上の特注衣装だという。

実在するガンツスーツ

出典: www.amazon.co.jp

イギリスの研究所が作ったd3Oという素材は、驚異の衝撃吸収材である。d3Oを使用することで、ダメージを軽減する服を作ることができるという。
この素材は、衝撃の強さで分子の結束が変化する素材である。何も衝撃が加わっていないときには分子は自由に動いているため、素材は柔軟である。しかし強い衝撃を受けると、瞬時に分子同士が手を繋ぐように結束して網=ネットのような状態になり衝撃を吸収し分散。さらに衝撃が弱くなったり無くなったりすると、分子の結束は解かれて元の状態に戻る。
分子自らが衝撃の強さを感知し、結束を変化させる、そして復元することから“intelligent shock absorption”知的衝撃吸収と呼ばれている。

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