今、私たちの学校は…

今、私たちの学校は…

『今、私たちの学校は…』とは、Netflixシリーズで2022年1月28日から公開されているゾンビホラー韓国ドラマ。同名のウェブチューンを原作としている。配信されて3日間で視聴時間が世界29か国で1位となり、テレビ・非英語部門でグローバルTOP10に入った。最初に1人の生徒、次に高校、ついには街全体と瞬く間にゾンビであふれかえった地方都市。ゾンビ地獄と化した学校に閉じ込められた高校生たちが、自力で恐怖に立ち向かう様を描いたアクションスリラー。

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今、私たちの学校は…のレビュー・評価・感想

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ゾンビ作品好きおすすめの『今、私たちの学校は...』

『今、私たちの学校は...』は、ゾンビ・パニック系の韓国ドラマだ。ドラマのタイトルにもなっているように、学校を舞台として高校生たちが生き残りをかけてゾンビと死闘を繰り広げる。
ゾンビ作品で重視するポイントとして、戦闘シーンもさることながら、ゾンビ自体の恐ろしさやクオリティの高さが挙げられる。この作品では、リアルでグロテスクなゾンビたちが、恐怖の唸り声で恐ろしい表情をしながら追いかけてくる。ゾンビというと足を引きずりながら、じりじりと追いかけてくるイメージを持つ人も多いと思うが、ここのゾンビはそんな優しくない。とても動きが俊敏で、生きた人間を見つけたら全速力で追いかけてきて、的確に急所を突かないとなかなか倒せないのだ。それに加えて、ゾンビがどんどん進化して、ゾンビと人間のハーフ(作品上では「ハンビ」と呼ばれる)まで登場してくる。最終的にはゾンビ全体をせん滅するために、軍が市を爆撃するという壮大なスケールになっていき、見ごたえは抜群である。
もちろんゾンビのクオリティだけでなく、ゾンビだらけの学校で共に生き抜いていく中で生まれる友情や恋愛も見どころだ。作品の中心人物となるオンジョとその幼馴染のチョンサンは、親や親友を失うつらさを経験し、絶望の中でも2人が支えあって、絆が深まっていく。
ストーリーもしっかりしているので世界観に引き込まれ、あっという間に最終話を迎えてしまう作品だ。

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知能指数の低い対応

作品の内容はありがちなゾンビウィルスが一般人の体内に入り、感染者が他者に噛みつき、感染範囲が広がっていくというあらすじとなっている。その中で、本作品はタイトルにもあるように学校内で感染が始まり学校内でどのように逃げるかを主軸にした作品になります。本作品に関してはゾンビが音に反応し、寄ってくるという習性を認知しているにも関わらず対策方法があまりにも杜撰なものが多く、噛まれなければゾンビには感染しない周知の事実がありながら手袋や防護服の作成等、嚙まれないために対応可能な処置をあまりせず、観覧者がもどかしい気持ちになる可能性が高い作品です。しかし、ほかのゾンビ映画と酷似している部分もあります。例えば、最初はゾンビから逃げることがストーリーの主題だけれど、その後、人間同士の争いとなり、裏切り等へとストーリーの主題が移行する傾向は他作品と同様といえます。そのため、スタンダードなゾンビ作品が好みの方には本作品も満足できる内容かもしれません。CG等に関してもB級作品はCGのクオリティ等からリアリティが損なわれ、臨場感に欠けた演出になるところを本作品はある程度高いCG技術を用いた作成を行っているため、感情を入れ込みながら鑑賞に浸ることができる点は良い点だと思われます。

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