意味不明でも強烈な存在感を放つカルト映画まとめ!『ホーリー・モーターズ』など
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ここでは筋書きは意味不明でも強烈な存在感を放つ、一度見たら忘れられないカルト映画をまとめた。ひとりの男が24時間で11人の別人を演じる『ホーリー・モーターズ』、マッツ・ミケルセンが主人公を演じた神話的世界と暴力描写が光る『ヴァルハラ・ライジング』などを紹介している。
鳥人間と言えば悦楽共犯者。
— 夢中夢/mutyumu (@mutyumu) September 4, 2013
ヤン・シュヴァンクマイエル作品ではダントツで愛しています。
怪鳥ロプロプの如く羽ばたいてみたいものです。 pic.twitter.com/gtqDzYx410
オテサーネクと悦楽共犯者見た。悦楽共犯者おもしろかった!!異常な変態ばっかりで始めは引いたけど、最後の方は愛しく思えてきた笑 ニワトリかわいい笑
— 華奈 (@kanaminami_) 2012.05.26 21:34
▼『悲しみのミルク』
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出典: www.amazon.co.jp
”ペルーの歴史を勉強しての鑑賞が望ましい難解な内容だが、とにかく美しい”
クラウディア・リョサ監督・脚本、ファウスタマガリ・ソリエル、アイーダスシ・サンチェス、ノエアフライン・ソリス主演による2008年のペルー映画。ペルーの若い女性ファウスタは、ゲリラに襲われた村に住んでいた母親が被った悲惨な体験を母乳を介して引き継ぐ病気、恐乳病を患っているという強迫観念を持っていた。彼女は、男たちから自分の身を守るため、体の奥にじゃがいもを埋めていた...。
ペルーという国が辿った悲劇的な歴史の象徴として描かれる少女の人生。難解な部分もあるが、絶望と喪失、そして希望へと続く人生を繊細なタッチで美しく描いている。
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出典: blog.goo.ne.jp
ラテンアメリカ文学の文豪として知られるマリオ・バルガス=リョサと、映画監督のルイス・リョサの姪に当たるクラウディア・リョサ監督。ペルーの大学院を経てスペインの映画学校を首席で卒業したというエリート。その血筋からか、文学的な色合いの強い芸術性と、社会性を併せ持った作風を持つ。長編第二作となる本作でベルリン国際映画祭金熊賞に輝き、一躍、世界の注目を集める事となる。
『悲しみのミルク』劇場予告編
現実的に解釈し過ぎていたせいか、終始、チンプンカンプンで、全く皆目、意味不明な映画で、「何やら重たい映画やったなぁ」と言うのが、鑑賞後の第一印象でした。
出典: cinema.pia.co.jp
とらえどころのない難解な作品ですが、そこにラテン・アメリカにおける先住民族と白人の関係を照射すると、ファウスタを通じて描いたペルー現代史と言える極めて奥深い内容を持った作品でした。
出典: ameblo.jp
難解なテーマだが、素晴らしい映画だ。登場人物が抱く迷信に対してあえて判断を下そうとしない作り手の態度にもよるのだろう。それが、南米文学の作家の素晴らしい幻想的リアリズムに近い雰囲気を、映画に与えることにつながっている。
出典: globe.asahi.com
@yudaguitar 寒いのいやですね。またユダさんの絵日記?見たいので描いてほしいです。悲しみのミルクみましたが3日ぐらいドヨーンとしました。じゃがいも、、。
— わたパチ (@watapachic15) October 16, 2013
ペルー映画『悲しみのミルク』、ここ数年で観た映画の中でもトップを争う素晴らしさ!とにかく美しい。観ていて詩が自分の胸から湧き出て溢れ出す体験はこれまでになかった。予告編を観てピンとくる人は絶対観逃すな! http://www.kanashimino-milk.jp パンフも必読!
— TANJC (@tanjc) July 5, 2011
悲しみのミルク@神戸アートビレッジセンター。血と骨と肉でできているのにどこを切っても詩がこぼれ落ちる。なまぐさくほのかにあまい香りを嗅いだような気すらする映画。2011年上半期No.1と言い切ります。いや、ここ10年くらいのうちでもいちばん良かったかも。 @KAVCCINEMA
— 机上の九龍城 (@mongrel8843) June 28, 2011
▼『エル・トポ』
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出典: www.amazon.co.jp
”元祖カルトムービーの鬼才による毒々しくも美しい世界がやっぱ凄いぞ!”
鬼才アレハンドロ・ホドロフスキーが監督・脚本・主演を務めた1987年公開のカルト中のカルト映画。息子と共に放浪する黒ずくめの衣装を着たガンマン、エル・トポ。息子を捨て、旅の間に知り合った女と行動を共にするが裏切られ、生死の境を彷徨ったまま昏睡する。二十年の歳月の後に目を覚ました彼だったが、そこは地底にあるフリークス達の暮らす村。そこで神父となっていた息子と共にトンネルを掘りだす。そして、地下のフリークス達はエル・トポの制止もきかず、近隣の町に押しかけ、そして悲劇が...。
メジャー配給ではなく、ミニシアターでの深夜上映にも関わらず絶賛を浴び、カルト映画の金字塔として高い評価を受けた作品。
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出典: blog.livedoor.jp
本作品の監督、脚本、主演、音楽までも手掛けたメキシコの鬼才アレハンドロ・ホドロフスキー。今作『エル・トポ(1969年)』、『ホーリー・マウンテン(1973年)』、『サンタ・サングレ/聖なる血(1989年)』が代表作。その異様で前衛的な作風で衝撃を与えた。2014年に23年ぶりの最新作『リアリティのダンス』が公開予定!
エル・トポ 製作40周年デジタルリマスター版 予告編
体感しないとこのスゴさは解らないと思う。ただカルトと呼ばれているくらいの人を選ぶ強烈さなのでその点は注意かも。。。とてつもない怪作です。
出典: ameblo.jp
カルト映画として、これからも評価されるだろうし、印象深い場面の数々はきっと脳裏に焼きついたままトラウマのようになってしまうにちがいない。
出典: blog.goo.ne.jp
1970年に作られた当時の時代のパワーを感じる。とことんタブーに挑戦し、常識を覆すようなアンチテーゼ、カウンターカルチャーの勢いのようなものを感じた。
明日からメキシコだ。『エル・トポ』が観たい気分wいろんな意味でひどい映画だけど。何度も「ちょ」ってなったお(^^)
— 桃井はるこ☺︎ 𝙼𝙾𝙼𝙾𝙸 𝙷𝙰𝚁𝚄𝙺𝙾☆𝚄𝙿 𝙳𝙰𝚃𝙴 (@momoiktkr) February 2, 2011
「エル・トポ」をまだ見てない自分の人生の隙間たるや。
— 手塚好 (@casady64928) 2013.10.12 00:59
『ホーリー・マウンテン』の制作後、1975年にフランク・ハーバート原作のSF大作『デューン/砂の惑星』(後にデヴィッド・リンチが製作し、見事に大コケした...)の映画化に着手する。クリーチャーのデザインをバンド・デシネ(フランスのコミック)のメビウスとH.R.ギーガーが手掛け、撮影監督をダン・オバノン、音楽をピンク・フロイドが担当することになっていたが、配給先が決まらずに中止となった。そしてダン・オバノンは、この時のスタッフを再集結して、リドリー・スコット監督と共に『エイリアン』を製作したのだった!
この実現しなかった映画『DUNE』のドキュメンタリー作品が2014年に公開される!
映画『ホドロフスキーのDUNE』公式サイト
www.uplink.co.jp
2014年公開 スター・ウォーズ、エイリアン、マトリックス、プロメテウス…あらゆる名作の元ネタ!?映画史上最も有名な“実現しなかった映画”『DUNE』にまつわるドキュメンタリー