曇天に笑う(曇笑)のネタバレ解説・考察まとめ

『曇天に笑う』とは、唐々煙によるアクション漫画。2011年から2013年まで『月刊コミックアヴァルス』にて連載された。単行本の累計発行部数は120万部を突破しており、人気の高さから様々なメディアミックス展開をしている。2014年にはアニメ化もされた。物語の舞台は、大変革期を迎えていた明治時代の日本。曇天三兄弟と呼ばれる曇家の3人が、300年に1度目覚めると言われている化け物“大蛇(オロチ)”の復活と、それに伴うそれぞれの運命に立ち向かう姿が描かれていく。

岩倉 具視(いわくら ともみ/演:東山紀之)

CV:祐仙勇
舞台俳優:藤木孝
右大臣として、犲を創設した人物。病気を患った後、死への恐怖からオロチ細胞を使用した薬の研究に手を出していた疑惑がある。

太田(おおた)

CV:堂下勝気
天火のかかりつけである太田診療所の医師。政府が秘密裏に行っていたオロチ細胞の研究に関わっていた。そのため、天火がオロチ細胞を投与されていたことも、処刑に見せかけて生きていたことも知っていた数少ない人物。

牡丹(ぼたん)

CV:佐藤利奈
宙太郎が通う小学校の教師。穏やかな性格で、両親を知らない宙太郎にとっては母親のように甘えられる存在であった。
その正体は、オロチの封印のために召喚された安倍家の式神。安倍家から離れて単独で行動し、オロチの器を探していた天火に自ら協力を申し出た。オロチ復活の際は、長年オロチの封印に関わってきた経験者として、協力者に様々なアドバイスや指示を与えた。
『泡沫に笑う』では、本編の600年前である鎌倉時代でも本編の時と変わらない姿で登場しており、封印に成功するたびに消滅する模様である。

比良裏(ひらり)

CV:鈴村健一
滋賀県警の警官。生まれつきの隻腕だが、戦闘に関しては高い実力を持っている。
前世の影響で1人の女性に恋焦がれる夢を毎日見るが、記憶はないためその女性が牡丹であることには気づいていない。オロチ復活により、危機に陥った牡丹を救う瞬間に前世を記憶を思い出した。
『泡沫に笑う』では、冒頭とラストで狂言回しとして登場。本編の600年前である鎌倉時代の事を、いつも見ている夢として回想する。

錦(にしき)

CV:能登麻美子
舞台俳優:仁藤萌乃
獄門処の元看守で、現在は曇家の居候。
風魔一族の忍だが、風魔独自の元服の儀に耐え切れず途中で逃げ出した過去を持つ。そのため、風魔特有の容姿である白髪紫眼にはなりきれなかった。逃走後に一族の滅亡を知り、復讐する相手を探るために獄門処の看守となる。獄門処に潜入した空丸と出会ったことで復讐心から解放され、その後は空丸に好意を寄せて曇家に留まった。
オロチ復活の際には、曇家を裏切りオロチの眷属である風魔一族に戻るか、一族を裏切り曇家に協力してオロチ討伐に手を貸すかの2択を迫られる。自分を受け入れてくれた空丸への感謝の念から、曇家に協力することを選び、曇家の宝刀を奪取する役割を成し遂げた。

『曇天に笑う』の用語

獄門処(ごくもんじょ)

琵琶湖の中央にある日本最大の監獄。巨木で作られた建物は、周りを高い壁と水で囲まれており脱出不可能と言われている。無期懲役や流刑となった重犯罪者専用の監獄となっている。

橋渡し人(はしわたしにん)

地続きの陸地から湖を渡り、琵琶湖に浮かぶ獄門処に囚人を運ぶ仕事をする者。代々曇家が担当している。

呪大蛇(オロチ)

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