小沢健二とは、日本のシンガーソングライターである。愛称は「オザケン」。東京大学在籍中の1989年にフリッパーズ・ギターとしてデビューし、90年代の渋谷系ムーブメントを牽引した。1991年のバンド解散を経て1993年にソロデビュー。「ラブリー」や、スチャダラパーと共演した「今夜はブギー・バック」など数々のヒット曲を世に送り出し、当時の邦楽界を代表するアーティストとして君臨した。2000年代以降はメディア露出や活動が落ち着いたものの、その先駆的なサウンドスタイルは高く評価されている。
小沢健二(オザケン)の概要
小沢健二(おざわ けんじ)とは、日本のシンガーソングライターであり、フリッパーズ・ギターの元メンバーである。愛称は「オザケン」。
東京大学在籍中に、中学時代の同級生である小山田圭吾らが結成したバンド「ロリポップ・ソニック」へ参加し、1989年に「フリッパーズ・ギター」への改名を経てポリスターからメジャーデビューを果たす。同バンドにおいて1990年代の邦楽シーンにおける"渋谷系"ムーブメントを牽引したが、1991年に解散を迎えた。
1993年にシングル『天気読み』で東芝EMIからソロデビューを飾って以降は、「ラブリー」や「カローラIIにのって」、ヒップホップグループのスチャダラパーと共演した「今夜はブギー・バック」など数々のヒット曲を世に送り出し、当時の邦楽界を代表するアーティストの一人として君臨した。2000年代に入ると活動は落ち着き、メディア等への露出も減少したが、その先駆的なサウンドスタイルは高く評価され続けている。
フリッパーズ・ギター(The Flipper's Guitar)の徹底解説まとめ - RENOTE [リノート]
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フリッパーズ・ギターとは、日本のバンドである。1987年にロリポップ・ソニックとして結成され、1989年に改名。1991年解散までのわずかな活動期間ながら、日本の音楽シーンに多大な影響を与えた。 それまでのバンドサウンドとは違い、ニューウェーブやギターポップ、ネオアコなど様々なスタイルを取り入れた都市型志向の音楽と言われる「渋谷系」を流行らせた。日本の音楽に洋楽志向を根付かせたバンドとして、今も語り継がれている。
小沢健二(オザケン)の活動経歴
アマチュア時代からフリッパーズ・ギターの結成と解散まで
小沢健二は1968年、神奈川県相模原市にてドイツ文学者の父・小澤俊夫と、心理学者の母・小沢牧子の次男として誕生した。父親の仕事の都合により生後間もなくドイツへ転居。帰国後、和光中学校へ入学した際に小山田圭吾と出会う。系列の和光高等学校には進学せず、神奈川県立多摩高等学校へ進学し、部活動でバンドを結成。1年間の浪人生活を経て、東京大学文科三類に入学した。
大学在学中から、中学時代の同級生である小山田らを中心に結成されたアマチュアバンド「ロリポップ・ソニック」に参加。1989年にプロデビューを果たすと同時に「フリッパーズ・ギター」へと改名した。アマチュア時代は5人編成であったが、デビュー直後に小沢と小山田の2人編成へと移行。
1991年10月にライブツアーとアルバム『DOCTOR HEAD'S WORLD TOWER -ヘッド博士の世界塔-』のリリースを最後に解散した。後年、小沢は自らのTwitterアカウント(2022年当時)にて、解散を持ちかけたのは自身であったことを明かしている。
ソロデビューと「渋谷系の王子様」としての全盛期
1年間のブランクを経た1993年7月21日、シングル『天気読み』でソロの音楽活動を開始。同年9月29日には1stアルバム『犬は吠えるがキャラバンは進む』をリリースした。1994年3月9日にはヒップホップ・グループのスチャダラパーと共演したシングル『今夜はブギー・バック』を発表し、50万枚を超えるヒットを記録する。
同年8月31日にリリースした2ndアルバム『LIFE』は、ブラスやストリングスを導入したソウル調の楽曲を軸に、洋楽からの引用が見られるサウンド面が特徴となり、オリコン週間アルバムランキングで最高位5位を獲得する代表作となった。この時期、メディアでの軽快かつ知的で余裕のある振る舞いやファッションが若層を中心に支持を集め、「渋谷系の王子様」と称される人気を博す。1995年と1996年には連続して『NHK紅白歌合戦』へ出場し、1996年にはジャズテイストのミニアルバム『球体の奏でる音楽』をリリースした。
渡米と「離脱」
1997年にシングル『Buddy/恋しくて』を発表した当時、小沢自身は「離脱」と称して音楽活動の休止を模索していた。同年の野外フェス出演を最後にコンサート活動を休止し、一連のブームが沈静化した1998年にシングル『春にして君を想う』をリリースした後は約4年間にわたり音楽活動を完全に休止、拠点をアメリカ・ニューヨークへと移した。
2002年にニューヨーク録音のアルバム『Eclectic』をリリース。これに先立ちモータウンと契約し、1999年にはマーヴィン・ゲイのトリビュート・アルバム『Marvin is 60』の日本盤に「Got To Give It Up」の日本語詞カヴァーで参加している。2006年3月8日には、全編ボーカルレスのオリジナル・アルバム『Ecology of Everyday Life 毎日の環境学』を発表。同作はエレクトロニカやクラブ・ジャズ、アンビエント等に分類されるインストゥルメンタルR&Bであり、Vincent ChanceyやMike Hampton(ファンカデリック)をはじめとする著名なジャズ・ファンクミュージシャンが多数参加した。
1998年2月8日放送の『知ってるつもり?!』(淡谷のり子特集)への出演を最後に、テレビ等のメディア出演を途絶させ、事実上の引退状態で中南米やアメリカを拠点とした環境問題に基づくフィールドワークに傾倒する。父・小澤俊夫が責任編集を務める季刊誌『子どもと昔話』では、現代の資本主義末期の社会を風刺した子ども向け小説『うさぎ!』を2005年10月(25号)から連載。ウゴ・チャベス大統領やプラスチックの再利用といった重いテーマを扱い、公式サイトでも一部公開されていたが、2007年のサイト閉鎖に伴い閲覧不可能となった。
国内コンサート活動の再開
2010年5月、13年ぶりとなる全国コンサートツアー『ひふみよ』の開催を発表。ツアー直前にはスチャダラパーの20周年記念ライブにゲスト出演した。同年7月6日には、公式サイトにて「シッカショ節」のライブ音源を、リスナーが自由に購入金額を設定して指定口座に振り込む“投げ銭式”でダウンロード販売。2012年3月から4月にかけては、東京オペラシティを舞台に『「東京の街が奏でる」』全12回公演を挙行した。
16年ぶりのテレビ出演と『笑っていいとも!』の反響
最後にテレビ出演した時もタモリが司会だった
2014年3月20日、フジテレビ系列の生放送番組『森田一義アワー 笑っていいとも!』内のコーナー「テレフォンショッキング」に、1998年以来16年ぶりとなるテレビ出演を果たし、アラフォー世代を中心とするファンの間やインターネット上で大きな話題を呼んだ。前回出演時には「指さえも」「大人になれば」「ラブリー」といった楽曲をギター弾き語りで演奏していたことから、今回もスタジオでの生歌の披露が期待された。
前日19日の放送回(井上陽水がゲスト出演)の終盤、司会のタモリが電話口で「おー小沢くん。久しぶりだねー」と驚きを示す中、小沢は「ほとんど16年くらい旅行しています」と近況を報告。小沢の同番組への出演は1994年7月、1996年1月、1997年9月に続く4回目であった。
かつて1996年の出演時に、音楽のことであまり褒めないことで有名なタモリが「さよならなんて云えないよ」の歌詞(「左へカーブを曲がると、光る海が見えてくる。僕は思う、この瞬間は続くと、いつまでも」)について、「人生をあそこまで肯定できない」「長年歌番組をやっていて、いいと思う歌詞は小沢くんだけ」と大絶賛していた。そんな経緯もあり、今回の出演はニューヨークにいた小沢へ「いいともが終わる」ことを踏まえて打診され、本人が弾き語りによる生演奏を条件に快諾したことで実現したのだという。19日には、小沢のサイトに 「いいともが終わると、日本のお昼の光景も変わっていきますね…一昨年のオペラシティのような感じで、ギターを弾けたらと思っています」という文章も掲載された。
当日は黒縁メガネ姿で登場し、スタジオ内に届けられた椎名林檎、東京スカパラダイスオーケストラ、スチャダラパーらの祝花が紹介される中、1998年元旦の夜のバラエティ番組以来のテレビ出演であり、その際の司会もタモリであったことを告白。私生活では報道写真家の妻エリザベス・コールとの間に前年誕生した長男・凜音(りおん)の父親になっているパパとしての近況を語った。ステージでは「ぼくらが旅に出る理由」「さよならなんて云えないよ」「それはちょっと」「ドアをノックするのは誰だ?」の計4曲をギターの弾き語りで生演奏。さらにCM中にも観客の手拍子に合わせて「今夜はブギー・バック」を披露し、タモリがリズムを取りながら聴き入る様子が後日の増刊号で放送された。なお、出演直前の3月19日には、レコード会社からのリリース作品としては『毎日の環境学』以来8年ぶりとなるライブアルバム『我ら、時 通常版』を発売していたが、番組内で一切その宣伝を行わなかったことも注目を集めた。
本格的な音楽活動の再開
2015年3月29日、世田谷文学館で開催された「岡崎京子展 『戦場のガールズ・ライフ』」最終日にて、一般向けの事前告知なしで10曲の演奏と2本の朗読からなるサプライズライブを挙行。2016年1月19日には全国の街角や書店に「魔法的」と記された謎のポスターが出現し、翌20日に渋谷CLUB QUATTROのイベントへ本人が登壇。全国ツアー『魔法的 Gターr ベasス Dラms キーeyズ』の開催と新曲「飛行する君と僕のために」を発表した。
2017年2月22日、19年ぶりかつ21世紀初となるシングル『流動体について』を発売。直後の2月24日には『ミュージックステーション』に20年ぶりに出演して同曲を披露し、本格的に音楽活動を再開させた。同年9月6日にはSEKAI NO OWARIとの共演シングル『フクロウの声が聞こえる』を発売。2018年2月14日には満島ひかりが参加したシングル『アルペジオ (きっと魔法のトンネルの先)』を発売し、ツアー「春の空気に虹をかけ」を開催した。
2019年4月4日に「強い気持ち・強い愛 (1995 DAT Mix)」を配信限定で発表。同年11月13日には、オリジナル・アルバムとしては13年ぶりとなる『So kakkoii 宇宙』をリリースした。2025年5月31日には「日比谷音楽祭2025」に出演して亀田誠治と共演。このステージのライブ音源は、同年12月24日に「オフィシャル海賊版」としてアナログレコードの形態で発売された。
小沢健二(オザケン)のプロフィール・人物像
小沢健二(おざわ けんじ)は、日本のシンガーソングライターであり、フリッパーズ・ギターの元メンバーである。神奈川県相模原市出身。1968年4月14日生まれ。東京大学文学部卒業。
大学在籍中の1989年からアマチュアバンド「ロリポップ・ソニック」のメンバーとして活動を開始し、同年のプロデビューに伴い「フリッパーズ・ギター」へ改名。デビュー直後に小山田圭吾との2人編成へ移行し、3枚のオリジナルアルバムを発表したのち1991年に解散した。解散後の1993年にシングル「天気読み」でソロデビューを果たし、1stアルバム『犬は吠えるがキャラバンは進む』をリリース。翌1994年にはヒップホップ・グループのスチャダラパーと共演したシングル「今夜はブギー・バック」が50万枚を超える大ヒットを記録した。以降は「渋谷系の王子様」の愛称で数々のヒット曲を世に送り出しメディアへ連日登場した。
歌詞の制作について、小沢は2022年に自身のSNSにて「目の前のもの・ことをすぐ歌詞にする」と明かしており、自身が生活の拠点や学生時代を過ごした渋谷区、目黒区、港区をはじめ、ニューヨークのダウンタウン、さらには多摩川、南アルプス、江ノ島、九十九里浜といった、身近な光景から遠い時間や空間に至るまで多岐にわたる舞台を楽曲に反映させている。
家族および親族関係では多才な著名人を数多く輩出しており、父方の小澤家からは文化人、母方の下河辺家からは経済人が多く誕生している。父親はドイツ文学者で昔話研究家の小澤俊夫であり、父方の祖父には民族主義者の小澤開作、伯父に彫刻家の小澤克己、叔父に指揮者の小澤征爾や俳優の小澤幹雄、従弟に俳優の小澤征悦、従妹に作家の小澤征良がいる。心理学者である母親の小沢牧子(旧姓:下河辺)の家系においては、曽祖父が日本鉱業(現・ENEOS)元社長の下河辺建二、祖父が下河辺牧場創業者の下河辺孫一、叔父が同牧場代表の下河辺俊行である。また、大叔父にあたる下河辺三史の三男には音楽プロデューサーの下河辺晴三がおり、三史の妻が第47代内閣総理大臣・芦田均の長女であることから、小澤家は下河辺家を通じて芦田家とも姻戚関係にある。
私生活においては、2010年にアメリカ人写真家のエリザベス・コールとの結婚が報道され、2012年に妊娠を発表。その後、2013年6月に長男の凛音(りおん)、2016年10月に次男の天縫(あまぬ)がそれぞれ誕生している。
小沢健二(オザケン)のディスコグラフィー
アルバム
『犬は吠えるがキャラバンは進む』
目次 - Contents
- 小沢健二(オザケン)の概要
- 小沢健二(オザケン)の活動経歴
- アマチュア時代からフリッパーズ・ギターの結成と解散まで
- ソロデビューと「渋谷系の王子様」としての全盛期
- 渡米と「離脱」
- 国内コンサート活動の再開
- 16年ぶりのテレビ出演と『笑っていいとも!』の反響
- 本格的な音楽活動の再開
- 小沢健二(オザケン)のプロフィール・人物像
- 小沢健二(オザケン)のディスコグラフィー
- アルバム
- 『犬は吠えるがキャラバンは進む』
- 『LIFE』
- 『球体の奏でる音楽』
- 『Eclectic』
- 『Ecology of Everyday Life 毎日の環境学』
- 『So kakkoii 宇宙』
- 小沢健二(オザケン)の代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- 「天気読み」
- 「今夜はブギー・バック」
- 「ラブリー」
- 「春にして君を想う」
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