小沢健二(オザケン)の徹底解説まとめ

小沢健二とは、日本のシンガーソングライターである。愛称は「オザケン」。東京大学在籍中の1989年にフリッパーズ・ギターとしてデビューし、90年代の渋谷系ムーブメントを牽引した。1991年のバンド解散を経て1993年にソロデビュー。「ラブリー」や、スチャダラパーと共演した「今夜はブギー・バック」など数々のヒット曲を世に送り出し、当時の邦楽界を代表するアーティストとして君臨した。2000年代以降はメディア露出や活動が落ち着いたものの、その先駆的なサウンドスタイルは高く評価されている。

2013年6月11日発売。

1. 昨日と今日
2. 天気読み mastered for album
3. 暗闇から手を伸ばせ mastered for album
4. 地上の夜
5. 向日葵はゆれるまま
6. カウボーイ疾走
7. 天使たちのシーン
8. ローラースケート・パーク

1stアルバム。オリコン最高9位。ソロデビュー後初となるオリジナル・アルバムである。
タイトルは中東アジアのことわざに由来し、障害があっても自分のやるべきことは続くという意味を持つ。1995年以降の出荷分には服部良一音楽賞受賞の表記が追加された。
1997年には『dogs』と改題され、デザインを一新した再発盤が登場。2021年には原音に忠実なリマスター盤が発売され、1995年の未発表ライブ音源を収録した特典CDが付属した。なお、本人の意向によりデジタル配信は行っていない。

『LIFE』

1994年8月31日発売。

1. 愛し愛されて生きるのさ
2. ラブリー
3. 東京恋愛専科・または恋は言ってみりゃボディー・ブロー
4. いちょう並木のセレナーデ
5. ドアをノックするのは誰だ? (ボーイズ・ライフ pt.1:クリスマス・ストーリー)
6. 今夜はブギー・バック (nice vocal)
7. ぼくらが旅に出る理由
8. おやすみなさい、仔猫ちゃん!
9. いちょう並木のセレナーデ (reprise)

2ndアルバム。オリコン最高5位。恋愛をテーマにブラスやストリングスを取り入れたソウル調の楽曲が多く、小沢が一躍世間に知られる契機となった代表作。
全9曲中7曲がシングルカットされ、コーラスに真城めぐみ、アレンジに東京スカパラダイスオーケストラのメンバーが参加した。音楽雑誌で「90年代の邦楽アルバム・ベスト100」の1位に選出されるなど高い評価を得ている。
2024年のリリース30周年には日本武道館での再現ライブ開催に合わせ、完全限定生産のアナログ盤が再発された。

『球体の奏でる音楽』

1996年10月16日発売。

1. ブルーの構図のブルース
2. 大人になれば
3. Alé?
4. ホテルと嵐
5. すぐに会えるかな?
6. 旅人たち
7. 球体の奏でる音楽
8. みんなで練習を

3rdアルバム。オリコン最高1位。全編ジャズ・アレンジで構成された作品で、総演奏時間は約26分、全8曲中2曲が間奏曲というミニアルバムに近い構成が特徴。
演奏には東京スカパラダイスオーケストラのメンバーやヒックスヴィルに加え、小沢の呼びかけでジャズピアニストの渋谷毅やウッドベースの川端民生が参加した。前作以降に発表された5作のシングルのうち、本作には「大人になれば」のみが収録されている。
2002年には4thアルバムの発売に先駆けて再発売された。

『Eclectic』

2002年2月27日発売。

1. ギターを弾く女
2. 愛について
3. 麝香
4. あらし
5. 1つの魔法(終わりのない愛しさを与え)
6. ∞(infinity)
7. 欲望
8. 今夜はブギーバック/あの大きな心
9. bassline
10. 風と光があなたに恵むように
11. 甘い旋律
12. 踊る月夜の前に

4thアルバム。オリコン最高7位。前作から約5年ぶりとなる活動再開作。全曲の録音とミックスが米国で行われ、現地のバックコーラスを起用したR&B調の作風である。
シングルカットやMV制作はなく、小沢のメディア露出も限定的であった。歌詞カードには「2001年9月11日以降の情勢を深く鑑み、制作内容に対しても配慮しました」との記述がある。「今夜はブギーバック/あの大きな心」は自身のヒット曲のセルフカバーであり、ラップパートの代わりに新たな歌詞が加えられている。

『Ecology of Everyday Life 毎日の環境学』

2006年3月8日発売。

1. THE RIVER あの川
2. VOICES FROM WILDERNESS 未墾の地よりの声
3. ECOLOGY OF EVERYDAY LIFE 毎日の環境学
4. JETSET JUNTA 空飛ぶ政府
5. THE SEA(I CAN HEAR HER BREATHING) あの海(彼女の息吹きが聞こえる)
6. SOLO LE PIDO A DIOS 祈ることは
7. SHADOW WORK 影にある仕事
8. SLEEPERS AWAKE/MATHRIMBA 眠れる人、目覚めよ/マトゥリンバ

5thアルバム。オリコン最高35位。前作から4年ぶりにリリースされた、全曲インストゥルメンタル(ボーカルレス)の作品である。各楽曲の演奏時間が6分以上と長く、アルバム全体の総収録時間は60分を超えており、小沢のアルバムとしては最長の作品となっている。
前作に続きシングルカットやMV制作はなく、アーティスト写真の用意もされなかった。タイトルはチャイア・ヘラーの著書、ジャケットイラストは1981年出版の書籍にそれぞれ由来している。

『So kakkoii 宇宙』

2019年11月13日発売。

1. 彗星
2. 流動体について
3. フクロウの声が聞こえる(魔法的オリジナル)
4. 失敗がいっぱい
5. いちごが染まる
6. アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)
7. 神秘的
8. 高い塔
9. シナモン(都市と家庭)
10. 薫る(労働と学業)

6thアルバム。オリコン最高3位。前作から13年ぶり、ボーカル入りとしては17年ぶりとなるオリジナル・アルバム。「彗星」や映画主題歌「アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)」などのシングル曲を含む全10曲を収録。
「フクロウの声が聞こえる」はシングル版のSEKAI NO OWARIとの共演とは異なり、小沢単独歌唱のオリジナル版で収録された。アートワークは小沢自らが制作し、歌詞カードは銀箔で型押しされた5枚のカード仕様となっている。
2022年には本作を携えた全国ツアーが5都市で開催された。

小沢健二(オザケン)の代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)

「天気読み」

小沢健二「天気読み」

1stアルバム『犬は吠えるがキャラバンは進む』に収録されているシングル楽曲。この頃はまだ爆発的な人気を迎える前であり、いわゆる世間一般が認知している"王子様キャラ"になる前の小沢健二である。
しかし、この頃こそ、フリッパーズギター解散後に小沢健二がソロとしてどういった方向に向かおうとしていたかが伺える時期であり、いまでも小沢健二フリークの中ではこの時期の楽曲を好む人が多い。

「今夜はブギー・バック」

小沢健二「今夜はブギー・バック」feat.スチャダラパー

小沢健二のソロキャリアで初めに大々的なヒットとなったのがこの楽曲である。また、レコード会社の枠を超えたコラボレーション楽曲として、小沢健二がメインの"nice vocal"バージョンと、スチャダラパーがメインの"smooth rap"バージョンが2枚同時でリリースされ話題を呼び、コラボレーション作品のさきがけとして著名な作品となっている。50万枚を越えるヒットとなった。

「ラブリー」

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