サンサーラ・ナーガ(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『サンサーラ・ナーガ』は1990年にビクター音楽産業から発売された竜使いという特殊な職業に憧れた主人公が相棒の竜を連れて一人前の竜使いになろうと故郷の村を飛び出して冒険の旅をするRPGである。アニメ界の巨匠・押井守が監修、キャライラストを桜玉吉が描いた事で有名な、世界観もシステムも強烈なクセを持つのが特徴の作品だ。コアなゲームファンの間では評価の高い作品とも言われている。

運の良さ。レアな敵に遭遇できるなど、敵のエンカウントに関する要素が変わってくる。

『サンサーラ・ナーガ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

登場する大陸名や人物名の元ネタはインド神話やサンスクリット語

この『サンサーラ・ナーガ』の世界をよく見てみると、インドのような雰囲気を持ったキャラクターが多く登場していることがわかる。実は『サンサーラ・ナーガ』の大陸の名前や登場人物はサンスクリット語やインド神話などに登場する用語が元になっているのだ。例えば舞台であるアクパーラ大陸は亀の形をした地形であるが、実際にインド神話では「世界を海底から支える亀がいる」という天地創造につながる話があり、その支えている亀の名前が「アクパーラ」である。他にも主人公の師匠である「アル・シンハ」はサンスクリット語で「老いたライオン」、女竜使いの「アムリタ」はインド神話で登場した「甘露」という不老不死の霊薬を意味する言葉である。また、ゲームパッケージの箱のロゴはサンスクリット語で用いる書体のデザインをしたカタカナで「サンサーラ・ナーガ」と書かれている。

押井守作品ならではのマニアック要素

インド神話やサンスクリット語の要素がある世界観の中に立ち食いそば屋や金貸し屋など変な世界観も放り込んであるのは、『サンサーラ・ナーガ』の遊び要素とも言えそうである。一部は押井守の作品に登場したネタも盛り込まれており、立ち食いそばチェーン店「はらたま」という店舗名についてはかつて押井守が制作を担当した『うる星やつら』に登場するサクラという人物が発する「はらたま!きよたま!」という「祓いたまえ、清めたまえ」を略したセリフから取られたもの。牛丼仮面というのも本来はアニメ版『うる星やつら』に出てきたキャラが由来で、そちらの牛丼仮面は牛丼を心から愛するキャラクターであるため『サンサーラ・ナーガ』の牛丼仮面とは真逆の設定だ。他にも、「立ち食いのプロ」と言う人物は実際に押井が考えた架空の職業のことで、『うる星やつら』や『パトレイバー』にも登場する「かけそばネギ抜き」を注文してから金を払わずに退店するおなじみの人物である。

所持金のルピーを増やす裏技

1. 金貸し屋のニコニコローンへお金をいくらでも良いので借りに行く。
2. お金を借りたらすぐに借りた金以上の金額を返済する。
3. 所持金がバグるのでとりあえず6万2000ルピー貯まるまで1と2を繰り返し、その後に武器屋でメーザー砲を購入する。
4. メーザー砲を売却すると30万ルピーで買い取ってもらえる。

そのままメーザー砲を購入、売却をくりかえすことで序盤で所持金をたくさん貯めたり、強力なメーザー砲を主人公に装備させることができるようなる。武器は使い続けて壊れてしまっても、ルピーがたくさんあるため買い戻せば問題ない。

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