MAJOR 2nd(メジャーセカンド)のネタバレ解説・考察まとめ

『MAJOR 2nd(メジャーセカンド)』とは満田拓也原作の漫画であり、1994年から2010年まで『週刊少年サンデー』で連載された『MAJOR』の続編。前作『MAJOR』の主人公・茂野吾郎(しげの ごろう)の息子・大吾が主人公。大吾はプロ野球選手だった父に憧れ野球を始めるも、父のような野球センスには恵まれず一度は野球から離れてしまう。しかしその後あることをきっかけに「野球が好き」という気持ちは父親譲りであることに気付き、再び野球に向き合うことを決意する。その大吾と仲間の友情を描いたストーリー。

大尾中のエースとして登板する道塁。

地区大会決勝戦に駒を進めた風林中野球部。
決勝の相手は眉村道塁率いる大尾中。
大尾中は道塁のほかにも名門横浜リトル出身の選手も所属していた。

風林中は仁科が先発マウンドに上がるも、早くしてスタミナ切れとなってしまいさらに精神的にもやる気がなくなってしまう。
序盤に5点のリードを許してしまった風林中。
それでも諦めなかった風林ナインは徐々に点差を縮めることに成功する。
しかし大尾中も負けじとチャンスを作り手に汗握る展開が続く。

風林中はリトル時代にピッチャー経験のある沢をマウンドに送るという事態が発生するも沢が好投し、試合は6-5で風林中リードのまま最終回7回裏大尾中の攻撃へ。
下位打線をあっさりと2アウトに抑えた沢であったが、1番バッターに死球を与え、2アウトからランナーを出してしまう。
その後2番の道塁にタイムリーを打たれ同点に追いつかれてしまった風林中。
大吾は1塁を埋めたほうが守りやすいと3番バッターを敬遠し、4番魚住と勝負した方が良いと判断し4番との勝負を選んだバッテリー。
沢のボールを捉えた魚住の打球はライトへ。
ライトの睦子は打球を必死で追いかけるも、バックスクリーンを超えサヨナラ3ランホームランに。
こうして地区大会決勝戦は大尾中の勝利となった。

辻堂中との練習試合

辻堂中のエースバッテリー。
光は辻堂中の正捕手として、突然大吾の前に現れた。

地区大会後、唯一の3年生丹波広夢(たんば ひろむ)が引退し、部員が8人となってしまった風林中野球部。
その後、藤井千里(ふじい ちさと)の姉、藤井千代(ふじい ちよ)と千葉拓巳(ちば たくみ)が新たに加わった新生風林中野球部。

そんな中、新生風林中は強豪辻堂中野球部と練習試合をすることに。
辻堂中は練習試合の際、相手チームのレベルを考慮してハンデを与えるというやり方をとっており、監督不在かつ先発のうち7人が女子ということから10点のハンデを風林中に与えた状態で試合をスタートさせた。
大吾は試合早々相手投手の癖を見抜き、その甲斐もあって13-0とリードを広げる展開に。

しかしその後辻堂中に2点を返されたところで、辻堂中のコーチから「グラウンドを使える時間が無くなった」という理由で一方的に試合終了を告げられてしまう。
実は風林中の相手をしていた辻堂中のメンバーは控えの選手たちであり、1軍メンバーがグラウンドを使うためコーチは無理やり試合を終了したのであった。
それを知った辻堂中1軍を率いる監督が「ここでやめるのは風林中に失礼だ」という理由から、続きは1軍のメンバーで試合再開することに。
その1軍メンバーの中には光の姿もあり、光との再会を果たした大吾。
しかし試合中、光から思いもよらないことを言われた大吾は動揺を隠せない状態になってしまう。

その後光は3ランホームランを放ち、それを皮切りに辻堂の反撃が開始する。
最終的には20-14(ハンデ10点のため、実質20-4)で辻堂が勝利をおさめた。

大尾中との合同チーム

とある理由から学校のグラウンドがあと1ヶ月ほどで使えなくなってしまうという話を聞かされた風林中野球部。
監督の寿也はそのことで吾郎に相談を持ちかけると、吾郎は以前眉村とした会話を思い出し、眉村の娘である道塁が所属する大尾中との合同チームを結成すると言う案を思いつく。
大尾中は道塁の上の代である3年生が引退してから部員が足りずほぼ休部状態だったのである。
つまり、大尾中は風林中と合同チームを組むことで試合に出場することができ、風林中は大尾中のグラウンドで練習することができるという名案だった。

寿也は早速道塁の元を訪れ、合同チームの話を持ちかける。
道塁は女子部員がたくさんいるチームがうらやましかったためそんな良い話はないとしながらも、自身が肩を壊してしまい代打くらいしか出場することができないため合併案は無理だと思うと寿也の誘いを断る。

その話を吾郎から聞いた大吾は、道塁が寿也の話を断ったのは本心ではないと勘づき、睦子と共に風林中野球部員に合同チームの話をして回った。
そして大吾は道塁のもとにも足を運び力になって欲しいと声をかけた。
その後一悶着あったものの、無事風林と大尾の合同チームが結成されることとなり、新チームが発足することとなった。

『MAJOR 2nd』の登場人物・キャラクター

茂野家

茂野大吾(しげの だいご)

CV:藤原夏海
投打:右投右打
ポジション:捕手・外野手

『MAJOR 2nd』の主人公。
メジャーでも活躍した父・茂野吾郎(しげの ごろう)に憧れ、小学4年生で地元の野球チーム「三船ドルフィンズ」に入団する。
しかし才能のなさと二世の重圧から一度は野球から離れるも小学6年生で野球を再開。
以降は中学校に進学しても野球部キャプテンを務めるなど野球に真面目に向き合っている。
父・吾郎のような身体能力には恵まれていないものの、野球への情熱と冷静な観察力の持ち主。

茂野吾郎(しげの ごろう)

CV:森久保祥太郎

大吾の父であり、プロ野球選手。
吾郎も実の父親である本田茂治(ほんだ しげはる)がプロ野球だったことから野球を始める。
かつてはメジャーリーグでも活躍し、40歳を超えても国内外を渡り歩きながら現役生活を続けている。

茂野薫(しげの かおる)

CV:笹本優子

大吾の母であり、吾郎とは幼なじみ。
三船ドルフィンズのOGであり、ソフトボール経験者。
旧姓は清水。

茂野いずみ(しげの いずみ)

CV:高森奈津美

大吾の3歳年上の姉であり、文武両道の優等生。
三船ドルフィンズのOGであり、中学は風林中学校に進学し野球部に所属していた。
高校は女子硬式野球部のある横浜星倫高校に進学。

茂野英毅(しげの ひでき)

CV:咲野俊介

大吾の祖父、吾郎の父親であり元プロ野球選手。
吾郎と血のつながりはないが、幼い吾郎を引き取った桃子とのちに結婚し、吾郎の父親となった。
大吾の試合を見にくることがある。

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満田拓也による漫画を原作とする野球アニメ。 2004年から2010年まで、NHK教育テレビにて6シーズン全154話が放送された。 幼い頃に両親を亡くした主人公「茂野吾郎」の野球人生を描いた作品であり、彼の成長とともに所属するチームが一丸となって目標に向かって前進していく物語である。 「友情」や「努力」といった普遍的なテーマに加え、「家族」「逆境」も本作の重要なテーマとしている。

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