だから私はメイクする(漫画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『だから私はメイクする』とは、シバタヒカリによる日本のヤングレディース漫画。原案は、劇団雌猫によるエッセイ集『だから私はメイクする 悪友たちの美意識調査』。『FEEL YOUNG』2019年8月号より2021年4月号まで連載された。メイクが好きすぎてあだ名が「マリー・アントワネット」の女、推しのためにセルフネイルに励む女、自分のしたいおしゃれと周囲の目で板挟みになっている女など、メイクを通して現代の戦う女性を描いたオムニバスストーリー。2020年にテレビドラマ化もされている。
ギルティメルティー
7人組のアイドルグループ。真帆もそのメンバーの一人だったが後に引退する。
BA(ビューティーアドバイザー/美容部員)
「Beauty Advisor」の略で、日本語では「美容部員」と呼ばれている職種。コスメカウンターに来られたお客さんの接客だけでなく、実際に肌を見て、その人にあった化粧品や、メイクのアドバイスをすること。
『だから私はメイクする』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
熊谷「どんな理由でメイクするかに関わらず、自分のことを好きになれることが大事だと思います」
濃いメイクを愛する笑子は30歳になり、婚活に勤しむ日々を送っていた。しかし気合の入ったメイクは男性に不評でうまくいかない。コスメカウンターに立ち寄り熊谷に「自分がしたいメイクばっかじゃダメなんですかね」と言うと、「どんな理由でメイクするかに関わらず、自分のことを好きになれることが大事だと思います」と熊谷は返した。高校時代から今まで、楽しんでメイクをしていた自分を思い出し、そのままの自分でいいんだと突き進む笑子だった。
猫田「正解なんてないですよ!どうありたいかがあるだけで、だからここにあるものは全部お客様の願いを叶える可能性がある!その中から素直な気持ちに従って選んだものは、きっとお客様の大丈夫を作ってくれますよ!」
アイドルとしてどうあるべきか迷い、自信の持てない真帆。メンバーに紹介されたコスメカウンターへと行くとそこには猫田がおり、コスメカウンターを案内してくれた。「メイクをしてどんな気持ちになりたいかお聞きしていいですか?」と猫田が尋ねると、「大丈夫って思えるようになりたいんです…でもどうしたらなれるのか…」と真帆は言い、「皆どうやって正解を見つけていくんだろう…」と続けた。すると猫田は「正解なんてないですよ!どうありたいかがあるだけで、だからここにあるものは全部お客様の願いを叶える可能性がある!その中から素直な気持ちに従って選んだものは、きっとお客様の大丈夫を作ってくれますよ!」と言った。それから真帆は少しずつ自信を持ち、自分と向き合えるようになり、周囲の評価も高くなった。その後ブランドの企画デザイン部をやってみたいと思い、アイドルを辞めて新しい道を目指すのだった。
翔子「それでも今は、おばあさんになるまで着続けるぞ〜って言いたい!」
年を取るにつれロリータ服が似合わなくなってきた翔子。妹の由仁子にロリータ服を着続けるのをやめるように言われ喧嘩してしまう。しかし熊谷の「こうあるべきの息苦しさってありますよね。通ってきた道を戻ることは出来ないけれど、整備することは出来る」という言葉を受け、自分の好きな世界や大事にしているものを、周りの目を気にしてやめないようにしようと決意した。その後由仁子の前でロリータ服を着て、「傷ついたのは少なからず私もそう思ってたからなんだと思う」と言い、「それでも今は、おばあさんになるまで着続けるぞ〜って言いたい!」と続けた。それは98%は自己満足ではあるが、残りの2%は由仁子が自分が大事なものを自分勝手な理由以外で手放さないように願ってのことだと翔子は心の中で思うのだった。
『だから私はメイクする』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
女性やオタクのホンネを聞き出す同人サークル・劇団雌猫
本作の原案書籍を作り上げた劇団雌猫とは、もぐもぐ、ひらりさ、かん、ユッケの4人のオタク女子で構成された同人サークル。「インターネットで言えない話」をコンセプトに、オタク女子たちが胸のうちを告白した同人誌『悪友』を書籍化したものが『浪費図鑑―悪友たちのないしょ話―』。 20~30代の女性から多くの共感を得た。
テレビドラマ化
ドラマは2020年10月8日から 11月12日までテレビ東京系「ドラマパラビ」で0時58分から1時28分に全6話で放送された。主演は24年ぶりのテレビドラマ出演である神崎恵。舞台となるコスメカウンターは実在する西武池袋本店で撮影された。またParaviではオリジナル映像「おさらいメイク講座」も配信され、各話で扱われたメイクのおさらいを、誠子(尼神インター)、隅田美保(アジアン)、横澤夏子、主題歌を歌うlol-エルオーエル-のメンバーが体験している。
一番苦労したエピソードは12話、丹希の話
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目次 - Contents
- 『だから私はメイクする』の概要
- 『だから私はメイクする』のあらすじ・ストーリー
- あだ名がマリーアントワネットの女
- 推しネイルを始めた女
- 周りの添削行為にうんざりする女
- ワーク・ビューティー・バランスメソッドを持つ女
- 謙遜してしまう女
- 「私なんか」と自信が持てない女
- 推しのためにイメチェンする女
- アイドルとして自信が持てない女
- ロリータ服を着続ける女
- 理想の自分のために努力する女
- メイクをせず走り続ける女
- 周りと比べて傷つく女
- 『だから私はメイクする』の登場人物・キャラクター
- BA(ビューティーアドバイザー/美容部員)
- 熊谷すみれ(くまがいすみれ/演:神崎恵)
- 猫田(ねこた/演:藤原紀香)
- 熊谷の友人
- 北郷兎咲(きたごううさ/演:太田莉菜)
- 月野輪子(つきのりんこ/演:石川恋)
- 丹希(にき)
- その他主要人物
- 錦織笑子(にしきおりえみこ/演:島崎遥香)
- 川松泰子(かわまつそうこ/演:阿部純子)
- 亀山(かめやま/演:片山友希)
- 珠緒(たまお)
- 播堂真帆(ばんどうまほ)
- 天馬翔子(てんましょうこ)
- 中丸千鶴(なかまるちづる)
- 喜多木ツネ(きたぎつね)
- その他
- 吉成(よしなり/演:井上祐貴)
- 竹(たけ)
- 中村(なかむら/演:山口大地)
- 岡田(おかだ/演:奥村佳代)
- 丸山(まるやま)
- 桐ヶ谷澪(きりがやみお)
- 天馬由仁子(てんまゆにこ)
- 『だから私はメイクする』の用語
- 祥伝(しょうでん)デパート
- ギルティメルティー
- BA(ビューティーアドバイザー/美容部員)
- 『だから私はメイクする』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 熊谷「どんな理由でメイクするかに関わらず、自分のことを好きになれることが大事だと思います」
- 猫田「正解なんてないですよ!どうありたいかがあるだけで、だからここにあるものは全部お客様の願いを叶える可能性がある!その中から素直な気持ちに従って選んだものは、きっとお客様の大丈夫を作ってくれますよ!」
- 翔子「それでも今は、おばあさんになるまで着続けるぞ〜って言いたい!」
- 『だから私はメイクする』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 女性やオタクのホンネを聞き出す同人サークル・劇団雌猫
- テレビドラマ化
- 一番苦労したエピソードは12話、丹希の話
- 『だから私はメイクする』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:lol-エルオーエル-「restart」