劇場版「メイドインアビス」-深き魂の黎明-とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『劇場版「メイドインアビス」-深き魂の黎明-』とは、2020年公開のアニメ映画で、つくしあきひと原作のファンタジー漫画『メイドインアビス』の完全新作劇場版タイトル。テレビアニメ1期の続編について描いた内容となっており、ストーリーは原作における4~5巻の箇所に該当する。「アビス」と呼ばれる大穴を探索する主人公の少女・リコとその仲間達が戦いを通して成長していく姿を、映画ならではのスケールで纏め上げた作品である。また、シリーズ全体を通しての特徴としてややグロテスクな描写が多く、R15指定となっている。

深度2600~7000mの空間。上昇負荷は平衡感覚の異常や幻覚、幻聴。大断層という名の表す通り、周囲は縦穴が貫く断崖絶壁となっており、穴は恐ろしく凶暴な生物の住処となっている。次の四層への入口となる小さな横穴の周りにだけは、比較的穏やかな性質の動物が集まっている。

深界四層 : 巨人の盃

深度7000~12000mの空間。層の中に群生しているダイラカズラという植物がまるで巨大な盃のように見えること、捕食器から溢れ出る液体が酒の様に見えることからこの名が付いた。上昇負荷は、全身の激痛と穴という穴からの流血。元々は、ナナチがこの層に自身の住まいである「ナナチハウス」を構えていた。特殊な力場の影響で湿度が高いことや、空間が青みがかっていることがこの層の特徴である。

深界五層 : なきがらの海

深度12000~13000mの空間。層の内部に前線基地が設置されており、白笛のみならず黒笛も立ち入れる仕様となっている。この層で生じる上昇負荷は、全感覚の喪失。及びそれに伴う意識混濁と自傷行為。

深界六層 : 還らずの都

深度13000~15500mの空間。上昇負荷として、人間性の喪失もしくは死が起こるとされている。また、この負荷によって人間性を喪失し異形と化したもの達は「成れ果て」と呼称される。これ以降の層の上昇負荷には確実な死が付きまとう為、7層へ降下する行為は「絶界行(ラストダイブ)」と称される。

深界七層 : 最果ての渦

深度15500m以上の空間。上昇負荷として確実な死が伴うため帰還した探窟家は居らず、層の内部の詳細についてもよく分かっていない。

アビスの呪い

アビスの下層から上層に移動する際に生じる、様々な肉体的負荷のこと。力場の関係により、層の端側は少々呪いが弱いと判明している。

祝福

アビスの呪いの代償として得られる、様々な加護のこと。例としては高い身体能力の獲得や、ナナチのようにアビスの力場を観測出来るようになること等が挙げられる。

ユアワース(命を響く石)

作中終盤、リコを想う気持ちで自らの姿をユアワース(命を響く石)へと変えたプルシュカ

2級遺物のひとつであり、白笛に加工するための原料とされるもの。ユアワース(命を響く石)の実態は「生きた人間」であり、「その人間が生前に強く愛し、信頼していた人物」のみが石の所有者に選ばれる。

奈落の至宝(オーバード)

アビスで発掘される歴史的遺物の中でも、特に希少価値の高いもの。作中ではレグがこれに該当するのではないかと推測されている。

火葬砲(インシネレーター)

レグがアビスの原生生物に向けて火葬砲を使用するシーン

レグの使用する技。機械の掌から、広大な範囲の熱線を発射する。強大なパワーと引き換えに、使用した後は2時間ほど昏睡してしまうという弱点がある。

カートリッジ

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